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報道になじまない研究発表、報道しないと得られない原資

日経バイオテクのメルマガ記事にこんなものがあった。
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研究者は研究発表の記事化を拒否できるのか?    2016/3/11  日経バイオテク 副編集長 河野修己
 ちょうど1週間前のメールマガジンで、K副編集長が「公的研究費による研究開発の情報公開はどこまですべきか?」という記事を投稿しました。このテーマ、日本の科学技術の健全な発展に欠かせない重要なものと私は考えており、今週も取り上げることにしました。
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 というのも、研究開発を行う側(企業ではなく主にアカデミア)とその成果を報じるメディアの“常識”に埋めがたいギャップがあり、そのギャップは徐々に拡大していると感じるからです。(中略)成果報告会に取材OKということで行ったものの、複数の発表者から記事化を拒否されたと書いています。また、最近は学会の取材規約に、「取材した内容を記事する場合は、発表者の許可を得ること」と書いてある場合が増えてきました。こうした規約が堂々と明文化されているということは、「発表を記事化できるかどうかを自分たちでコントロールできる」と研究者が考えている証拠でしょう。

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温泉噴出

やい、F○ASH!
食堂にあった雑誌に「春の乳頭温泉」という記事が見えた。
乳頭温泉ですか。(http://www.nyuto-onsenkyo.com/
そうですなあ。最近北東北行ってないなー。秋田新幹線になってから田沢湖線のってないしなあ。(その昔はディーゼルカーや特急電車で通った)そのうち体調がよくなったら考えたいなーと思いながら覗いた。

ただ、その実、単純に有名AV系アイドルの入浴時のヌードグラビア袋とじであった。確かに風呂場のシーンはあるのだが、秋田の名湯と関係なさそう。なんだかなあ。
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アブストラクトだけ解する読み手と聞き手(4)

(承前)
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今の日本映画にもの申す…「レベルが本当に低い!」 英映画配給会社代表が苦言  産経新聞 4月9日(土)17時30分配信
 英国の映画製作・配給会社「サードウィンドウフィルムズ」代表、アダム・トレル氏(33)と先日話す機会があった。アダム氏は日本をはじめアジア映画を海外に紹介しており、現在公開中の日本映画「下衆(げす)の愛」(内田英治監督)のプロデューサーも務めている。
 「日本映画のレベルは本当に低い。最近すごく嫌いになってきたよ!」
 アダム氏は憤っていた。断っておくが、アダム氏は日本映画をこよなく愛している。だからこその“苦言”なのだろう。
 「アジア映画の中で韓国や中国とかが頑張っている。それに比べて日本はレベルがどんどん下がっている。以前はアジアの中で日本の評価が一番高かったけど、今では韓国、中国、台湾やタイなどにお株を奪われている。ちょっとやばいよ」
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 「下衆の愛」を手がけたのも「好きな日本映画があまりなくて海外配給が大変になってきた。それじゃ自分がプロデューサーになろうと思った」という動機からだ。

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アブストラクトだけ解する読み手と聞き手(1)

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松本人志、オバマ氏「奴隷」発言の丸山氏にダメ出し  日刊スポーツ 3月11日(金)20時49分配信
 ダウンタウンの松本人志(52)が、オバマ米大統領について表現で批判を受けた自民党の丸山和也法務部会長(70)に対してダメ出しした。
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 丸山氏は11日放送のフジテレビ系「ダウンタウンなう」に出演。問題となった発言について「アメリカはね、昔は黒人を奴隷にしていたけど、人種差別を乗り越えて今では大統領になるまでみんなが支持するような自己変革をする素晴らしい国なんだ」と真意を説明し、「差別する気なんて全く無かった。オバマさんも支持してたし」と釈明した。
 丸山氏は自身の発言をめぐる批判について「まるっきり私が言っている逆のこと」と受け止められたと主張したが、松本は「おしゃべりを仕事にしている人間として一言物申したい」と丸山氏の参院憲法審査会での発言について「僕らの仕事でいうところの“オチ”の持って行き方が間違っている」と指摘した。
 松本は「どこに起承転結を持っていくか。あの順番であの話をすると、こういう切り取られ方をしてしまう。悪くはないけどミスです。言葉の順番の間違いかな」とダメ出しした。
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まあ、いっていること全体を見てみたところで、そう意味のある発言とは思えないのだが、ただし、こういう切り取り方をされるというのは、弁護士のキャリアのある彼にとっては、不如意ではあるのもわかる。もちろん全体に当方の意見と相容れないということはあるが、だからといってこういう取り上げ方は彼にはたまったものではないといいたくはなろう。
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この問題は、どちらかというと、意見の応酬に対して寛容でない視点を持つものがだんだん意見を増しているからであろうと思う。ただ、元の発言を読んでなお、失言といういいかたをするのかなあ・・・とは思っていた。ここの失言は内容ではなくむしろ、訴求手法が聴取する人々の読解技術に向いていないということである。そして、松本氏はこのところをピックアップしており、内容のことを言っていないところが興味深い。
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いや、こういうことは天皇機関説の議論でもあった。

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問題意識をどの場面で提案するか

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教科書謝礼問題 子供に顔向けできるのか    2016.1.26 05:02  産経新聞
 採択を歪める不正がまかり通っていたことにあきれる。小中学校教科書を発行する会社の半数が、検定中の教科書を見せる禁止行為を犯し、謝礼が渡った教員は4千人に及んでいた。 教科書業界はもちろん、教員の倫理観も疑われる。教育界全体の信頼を損ないかねないとの認識があるのだろうか。
 三省堂でこの問題が発覚したのを契機に、文部科学省が義務教育である小中学校の教科書を発行する22社の調査をまとめた。
 平成21年度以降で10社が3千~5万円の現金や図書カードなどを渡し、総額は数千万円にのぼる。最大手の東京書籍は2千人を超える教員らに謝礼を渡した。採択権限を持つ教育長や教育委員に歳暮や中元を贈った会社もあった。
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 検定中の教科書を見せること自体が、文科省の教科書検定の実施細則で禁じられている。外部の介入などを排して公正な検定を行うためだ。採択関係者に金品を贈ることは教科書協会の自主ルールに反する。教科書会社はもちろん、教員も知らないはずはない。営業担当者が個別に教員に教科書を見せるほか、「編集会議」名目で集めた教員らの選定に営業担当が関わった例が明らかになっている。各社は営業目的を否定しているが、採択を控えた時期の不正であり、「意見を聞いただけ」という言い訳は通らない。よりよい教科書づくりに向けて教科書会社と教員が情報交換することを否定はしない。だが、少し意見を聞いただけで謝礼を払う必要はない。安易に謝礼を受け取る教員がこれほど多いのもどうかしている。

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エヴァ志向とガンダム志向

ガンダムオタクを自称するオーナーが経営する串カツ屋で酒を飲んでいたら、新世紀エヴァンゲリオンの「魂のルフラン」(高橋洋子)がかかった。

この手だと、普通のマニアの人には残酷な天使のテーゼをイメージする人が多いと思うが、私はあの曲に関しては大衆に膾炙されやすいということで、それなりの評価をするものの、曲の最後の繰り返しのくどさ(いわゆるミニマムミュージック的手法)になじめず、どっちかというと、こっちを好んでいる現状はある。
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たまたま飲んでいたところがガンダムオタクといっているオーナーの店(但し、聞けば語るが基本、自分からそういうことはいわない)だったからではないが、たしかにガンダムだいすきという人は私の身の回りに多い。

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規模拡大の限界点

----------------------------------引用
ゼンショー会見のデジャブ  調査報告書から見えてきたワタミとの共通点   中 尚子  2014年8月11日(月)日経ビジネス(注:後半からは登録サイト)
 ゼンショーホールディングスが、自社の労働環境を改善するために設置した第三者委員会は7月31日、調査報告書を同社に提出した。それに合わせて都内で開かれた第三者委員会の会見に出席した筆者は、あるデジャブ(既視感)を覚えた。
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 自己の成功体験にとらわれた思考・行動パターン――。デジャブをもたらしたのは、第三者委員会が、ゼンショーの労働環境が悪化した原因として挙げた1つの項目だった。というのも、会見からほんの3カ月ほど前、ワタミの桑原豊社長のインタビューで同じような話を聞いていたからだ。
 ゼンショーとワタミは共通点が多い。両社はその労働環境の厳しさからインターネット上などで「ブラック企業」として批判を受け、それも一因となって、2013年末からアルバイトなどの人手不足が他社と比べて深刻となった。

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続 「暮らしの中に生かそう」

現行憲法に対する批判などが昨今多く語られている。では生活の中での近代憲法はどういうたち位置にあるものと認識したらいいのか。
経済学者・統計学者(京大教授)で京都府知事であった蜷川 虎三は、在任中「憲法を暮らしの中に生かそう」の垂れ幕を京都府庁に掲げた。7期28年務め引退後、次の知事はが自民党出身と言うこともあって、この垂れ幕を全て外した。府幹部は「当然のことを示す必要はない」といったと伝わる。
参考:http://dehabo1000.cocolog-nifty.com/holder/2007/03/post_d8e7.html
「憲法を暮らしの中に生かす」ということがスローガンとして提示されている場合、それを解釈するにはどうしたらいいのだろうか、改憲・護憲を問わず一度は振り返るべきと思う。
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当初からは狙うべきでない

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http://fladdict.net/blog/2014/11/nihonkeizai.html
日本経済を回す気がない
最近なぜだか消費に興味がわかなくなった・・・
もはや日々の生活においても消費がない。食費、家賃、移動等の経費以外を除いたのこりの出費のうち、90%はAmazon、Apple、GoogleのIT3大外資に貢いでる。
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学生のころは、「将来はピエール・ポーランのイスとか買って、打ちっぱなしの部屋に住むぞ!!」とか思っていたが、いざ買えるようになったら別に欲しくなくなっていた。
そもそも新品に興味がない。持ち家に興味ない。自動車にも興味ない。旅行もしない。ブランドにもそこまで興味ない。根本的に所有欲が少ないのか。

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あとがきまで読むことで書誌の意義がひっくり返る

http://atogaki.hatenablog.com/entry/2014/11/01/114850
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あとがき10 あとがきを信じるな!?: 網野善彦『無縁・公界・楽』(平凡社、1978年)
このブログのあとがき愛読もようやく10回目。それを記念し、今年没後10年の網野善彦を取り上げたいと思う。
無縁・公界・楽―日本中世の自由と平和 (平凡社ライブラリー (150))
「作家の言葉を信じるな」という金言を耳にした。曰く、作品を研究するにあたり、作家自身の言葉に振り回されすぎるな、ということらしい。
(中略)
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