ちょっとお休み(ダッカ襲撃事件)
少しBLOGの公開間隔を、当面あけます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
http://www.cnn.co.jp/world/35085279.html
ダッカ襲撃事件、国内の武装勢力が関与か 016.07.04 Mon posted at 12:03 JST
バングラデシュ・ダッカ(CNN) バングラデシュの首都ダッカでレストランが襲撃され人質20人と警官2人が死亡したテロ事件で、ハシナ首相は全土で3日から2日間の服喪を宣言した。
この事件では過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が犯行声明を出している。しかしバングラデシュ当局は、実行犯は国内の武装勢力だったとの見方を示し、「ジャマトゥル・ムジャヒディン・バングラデシュ」(JMB)と呼ばれる組織が関与したと見ていることを明らかにした。
事件はラマダン(断食月)中の1日から2日にかけ、各国の大使館が並ぶ地域のレストランで発生。銃や爆弾を持った集団が1日夕に同店を襲撃し、店内にいた約30人を人質に取った。2日未明に治安部隊が突入し、11時間にわたった立てこもりを終息させたが、店内から人質20人が遺体で見つかった。
当局の発表によると、死亡したのはイタリア人、日本人、インド人、バングラデシュ人、米国人だった。
実行犯は6人が死亡、1人が拘束された。全員がバングラデシュ国籍を持ち、5人は警察が過去に逮捕を試みていた。生き残った1人は3日の時点で入院中で、治安部隊の突入で負ったけがのため、まだ取り調べはできていないという。
店内にいた一部の客や従業員は脱出して無事だった。従業員の男性は、銃を持った男6~8人が店に入って来たのを見て逃げたと証言。地元テレビの取材に対し、「客は全員が椅子やテーブルの下に伏せていた。私たち(従業員)はできる限り安全な逃げ道を探し、屋上や安全な場所に避難した」と語った。
間もなく襲撃犯が爆弾を投げ始めたため、この男性らは屋上から飛び降りたという。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回の事件に、私がずっとお世話になっていた人が犠牲になった。志高き方で、かつては(社会貢献的)業務で一緒に仕事をさせていただいた人であり、しかも回教地域の業務経験・しかも交渉経験も深い人であった。
昨年も 現地在住の日本人が狙撃されたりしていたが、ISILのバングラデシュ支部なるものがインターネット上で犯行声明をだしている。元来、穏健的なイスラム国家であった国なのだが、反面「アジア最貧国」と呼ばれた時期もある。コンサル業界においても援助という旗印の活動は、公益性という概念では進めるべきものかもしれないが、公益性に身をやつすのは果たして、政治体制のひとつに偏った公益性にしたがっているだけではないかとまで言われる始末。活動を一部延期するところも出てきた。「日本人も『対テロ戦』の当事者とみなされている」。懸念の一方で、「亡くなった人たちの思いを無駄にしたくない」と語る援助関係者もいる。
このような仕事をしていると、JICA関連の業務にかかわる人のお付き合いは多く、それらのうちでも独立してコンサル業務の一員としていく熟年人材は、むしろ技術による世界への貢献という側面が強くなっているようだ。実のところ海外支援業務の予算は、国庫財政を反映して他国に比べてもかなり劣ってしまっている(現地の設備・支援体制も含めた予算である。)。つまり一発当てて・・・というコンサル業務は特にJICAでは今のところ減ってきているようだ。それは逆に儲からないところにも積極的に参画する意欲ある人材も多い側面もあるのだが。そのためにお付き合いしてる人はその技術的知見もあることながらモチベーションは高いという感覚を持っていたからである。それがめげるような動きになったわけである。
故人の追悼をするということも当然ながら、このあたりの環境についてどう振舞うべきかを、当方が考える時間をしばらくの間ください。
この記事へのコメントは終了しました。
コメント