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2016年4月の記事

フラッシュバック

4月の頭の事。ご飯屋さんでおそい飯を食べていたのだが、R40なる有線放送のチャンネルがかかっていた。
http://music.usen.com/channel/a22/
まいったなあと思ったら他にものりのりの人がいる。挙句の果て、「冬のオペラグラス」(1986年1月発売、新田恵利のソロデビュー・シングル)に至っては、今まで散々同僚の罵詈雑言を履いていた女性まで歌いだす始末。他方槇原敬之の「もう恋なんてしない」がかかると女々しいとかいっている人いる。私は彼には多少LGBT的なところがあるのか、女性の歌詞が自分の感覚で書けるのだと思っているから不思議には思わないが、まあある意味緩やかに時が進んでいる。
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そんな中、かかったのは「くちびるNetwork」(松田聖子:作詞  坂本龍一:作曲)岡田有希子の生前最後の楽曲。2ヶ月後の1986年4月8日に死去(投身自殺)する。豪華な作家陣容、当時の一流メーカーであるカネボウ化粧品CMと結構長い間使われた歌だった・・・。完全に私は気分を悪くしてふさぎこんでしまったのである。

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アブストラクトだけ解する読み手と聞き手(4)

(承前)
-----------------引用
今の日本映画にもの申す…「レベルが本当に低い!」 英映画配給会社代表が苦言  産経新聞 4月9日(土)17時30分配信
 英国の映画製作・配給会社「サードウィンドウフィルムズ」代表、アダム・トレル氏(33)と先日話す機会があった。アダム氏は日本をはじめアジア映画を海外に紹介しており、現在公開中の日本映画「下衆(げす)の愛」(内田英治監督)のプロデューサーも務めている。
 「日本映画のレベルは本当に低い。最近すごく嫌いになってきたよ!」
 アダム氏は憤っていた。断っておくが、アダム氏は日本映画をこよなく愛している。だからこその“苦言”なのだろう。
 「アジア映画の中で韓国や中国とかが頑張っている。それに比べて日本はレベルがどんどん下がっている。以前はアジアの中で日本の評価が一番高かったけど、今では韓国、中国、台湾やタイなどにお株を奪われている。ちょっとやばいよ」
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 「下衆の愛」を手がけたのも「好きな日本映画があまりなくて海外配給が大変になってきた。それじゃ自分がプロデューサーになろうと思った」という動機からだ。

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アブストラクトだけ解する読み手と聞き手(3)

(承前)
----------------------------------引用
津川雅彦「テレビと左翼思想によって日本映画ダメになった」 2014年1月8日(水)16時0分配信 NEWSポストセブン
 日本映画が質量ともに復調してきたと言われて数年経つ。1990年代には公開本数、興行収入ともに落ち込むばかりだったが、現在は毎年のように注目のヒット作が生まれ、シネコンが普及し映画館へ足を運ぶ人も増えた。ところが日本映画の父、マキノ省三の孫で俳優・映画監督の津川雅彦氏は「テレビ局がつくるのは最低の映画ばかり。映画賞もくだらん」と嘆く。作家の山藤章一郎氏が、津川氏の日本映画批判の言葉を報告する。
----------------------------------中略(続き)
 しかしまあいま、娯楽映画といえばテレビ局のつくる紙芝居。『テルマエ・ロマエ』を筆頭に、あれは映画ではない。紙芝居。なぜか。テレビの演出家が映画、ドラマを勉強していない。起承転結、ドラマチック、キャラクターづくり。最初の掴み、終わりよければすべて良しとかね。テーマも鮮明でない。要するにストーリーだけで運ぶ。
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 牧野省三が映画について〈1・すじ、2・ぬけ、3・動作〉といった。すじは、脚本、ストーリー、ぬけは、キャメラや現像、撮影のこと。動作は役者の芝居です。
そして長男のマキノ雅弘はこういった。「30%やぞ」と。〈30%〉とは何か。映画は目で見る。見える部分は〈30%〉にしておけ。70%は観客の想像力を喚起させよと。想像できる内容ですよね。それがないと映画にはならんと深い所を突いているんです。

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アブストラクトだけ解する読み手と聞き手(2)

(承前)
----------------------------------引用
津川雅彦「テレビと左翼思想によって日本映画ダメになった」 2014年1月8日(水)16時0分配信 NEWSポストセブン
 日本映画が質量ともに復調してきたと言われて数年経つ。1990年代には公開本数、興行収入ともに落ち込むばかりだったが、現在は毎年のように注目のヒット作が生まれ、シネコンが普及し映画館へ足を運ぶ人も増えた。ところが日本映画の父、マキノ省三の孫で俳優・映画監督の津川雅彦氏は「テレビ局がつくるのは最低の映画ばかり。映画賞もくだらん」と嘆く。作家の山藤章一郎氏が、津川氏の日本映画批判の言葉を報告する。
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 * * *
 工藤栄一監督から、聞いたんです。「ぼくはマキノ光雄さんに育てられた」って。先に系譜をいうと、マキノ光雄は牧野省三の次男。長男がマキノ雅弘。ぼくは、四女・智子の子です。

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