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背景にあるプロ意識の耐えがたき重さ(3)

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「民主党は嫌いだけど…」=参院選ポスターで自虐コピー   (2016/01/27-18:51)時事
 「民主党は嫌いだけど、民主主義は守りたい。」。民主党は夏の参院選に向け27日発表したポスターで、こんな自虐的なキャッチコピーを掲げた。枝野幸男幹事長は記者会見で「安倍政権に不安や疑問を持ちながら、民主党に対しても批判的な方はいる。全員に共通するメッセージはなかなか難しい」と苦心ぶりを明かした。
 作成したポスターは3種類。岡田克也代表の写真を背景に「1人ひとりを大切にする国へ。」と訴えるものと、自民党の1強体制を意識して「一強打破」と文字だけ記したものも用意した。 
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民主党の「自虐」ポスター 民主くんは「家に貼りたい」 2016年01月27日 16時53分 アメーバニュース
 民主党の参議院選挙向けポスターの内容がネット上で話題となっている。3種類のポスターがあるのだが、「自虐的」といった評が出ているのだ。

 書かれたメッセージは「民主党は嫌いだけど、民主主義は守りたい。そんなあなたへ。すぐに信じなくてもいい。野党として、止める役割をやらせてください。」「一強打破」「1人ひとりを大切にする国へ~1人を見捨てる国が1億人を幸せにできるはずがない」
 民主党が政権を握っていた時に受けた失望を認めるとともに、自公が圧倒的に強い現状を憂うことを表現した文が並ぶ。
 この文面から多くの人が想起したのが、2011年の「第3回AKB48総選挙」で1位に返り咲いた前田敦子の「私のことが嫌いな方もAKBのことは嫌いにならないでください」と涙ながらに訴えたセリフだ。
 この時のテレビのキャプチャー画像をネット上に投稿する人が出たほか、前田敦子のモノマネで知られるキンタロー。が顔面をぐちゃぐちゃにしながら「民主党のことは嫌いでも…民主主義は、(以下略)」と絶叫しているように見えるコラージュなども登場した。
 このポスターについて、民主党の公認キャラ・民主くんもツイッターで言及。
〈一般論として「自分の家に貼りたい」と思ってもらえるポスターであることが重要ですね!ボクは3枚とも貼りたいです!〉
 こう述べた。今回のポスターについては、民主党があまり支持されていないことを自覚している、と評価する声も出ている。
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またぞろ自虐ネタのようですな。
ただ、批判的なコメントが非常に多いのも事実。「民主党は嫌いだけど...」のポスターについては、
「客観的に見て、民主党に嫌悪感を持っている人が一定数いることは事実として認識しています。ですが、そういった人の中にも安倍政権に対して強い憤りを持っている人は多いはず」
という公式発言(寺田広報委員長)もあった。たしかにこのポスターは複数の中の一つだから、自虐的と気に食わない人は他のを選べるわけで、複数の中の一つならあってもいいのではないかと思う。(・・・というわけで、鬼の首を取ったように産経新聞が取り上げるのもいかがなものかと)
ところで、この「民主党は嫌いだけど、民主主義は守りたい」というキャッチフレーズは、前田敦子の「名言」を思い出した人も少なくないようだ。ただ、これだけを抽出するとわかりにくい。本当は
「私のことが嫌いな方もいると思います。ひとつだけお願いがあります。私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください。」
である。即ち、ここまで書けば、相対する意見や人間に対する嫌悪感はということを前提にしたというのが分かるかもしれない。だいたい「民主党の中に、前田敦子推しがいるに違いない」と推測するとここにいる枝野幹事長自体が、「アイドルオタク」を公言し、しかもAKB48を好んでいるそうな。そう言えば「石破 茂」氏もかなりのアイドルオタクと聞くので、この年代だと隠すこともないことのようである。「チャンスの順番」という曲は「民主党ソング」とまで語っているとか(ちなみにセンターではないのだが前田敦子も出ている。)。また、この発言自体も「帰属意識が高いという意味で、悪い意味での日本人的な社会」という見方もでき(この点は昨今のSMAP分裂の話にも似ている)
そういうことを考えると、若い人に訴えるのなら、この「「民主党は嫌いだけど、民主主義は守りたい…」というのは本歌取りという意味で、それなりにインパクトのある層が存在するという風に、私は肯定的に解する。本当に余裕もない場合は、自虐さえ出ないものである。

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