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残業しないメンタル

あけましておめでとうございます。
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残業するのは素晴らしい!」病を治すたった1つの方法とは?  ダイヤモンド・オンライン   2015年12月16日  木村聡子
「残業するのは素晴らしい!」病を治すたった1つの方法とは?
残業ゼロの実現には、仕事の効率化とスピードアップが欠かせません。しかしそれ以上に、「残業しないメンタル作り」も欠かせないのです。詳しく見ていきましょう。
残業をやめるためのマインド作り
前回の連載で、「残業をやめ、前業しよう」とお伝えしました。しかし、前業しても同じように残業していては、単純に労働時間が増えるだけです。残業を減らさなければいけません。しかし、残業が多い職場で定時退社するには勇気が必要です。
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 この実行に当たっては、大きく分けて2つの精神的障壁があります。それは「周囲の目」と「働き方に対する考え方」です。

 周囲の目とは、「みんな残業してるのに、自分だけ先に帰るなんて……」という遠慮とも言えます。ただこの問題は、実は克服しやすいのです。
 なぜなら、多くの人が「残業したくない」「早く帰りたい」という気持ちを奥底では抱えているからです。ただ、「お先に失礼します」と、先に言い出しにくいだけなのです。ではどうすれば、気まずくならずに、定時退社できるのでしょうか。
 ポイントは2つ。「与えられた仕事はきっちり終わらせる」「前業を習慣化し、『あいつは朝早くから仕事をしている』という印象を与える」。ここをおさえておけば、最初は白い目で見られたとしても、じきに理解され、賛同者は必ず現れます。
「残業する=真面目、美徳」ではない!
 実は「周囲の目」よりも、2つ目のポイントである「働き方に対する考え方」のほうが、克服には時間がかかるかもしれません。自分の中に染みついている意識の改革をしなければならないからです。では「働き方に対する考え方」とは、何を指すのでしょうか。例を挙げます。
 仕事が多いときなどに起こりがちなのですが、「どうしても今日のうちに、仕事を終わらせないと」という責任感から残業をしてしまう。これが仕事観、つまり、「働き方に対する考え方」と言えます。
 私たちは基本的に真面目です。だから仕事が多いと、「自分さえがんばれば」とムリをしがちです。これが行き過ぎると、「仕事が終わらないときは、残業してでも終わらせるべき」「残業してでも働くことは素晴らしい」という考えになってしまいます。
仕事に対する情熱があるのはすばらしいことなのですが、この考え方には、重要なことが忘れられています。
 それは、「仕事は無限にある」ということです。みなさんは、社会に出てから今まで「仕事がなくなった」と、手持ち無沙汰で指示待ち状態になったことが、何回ありますか? 私は一度もありません。
 つまり、「残業をする」と決めるから、私たちの仕事には終わりがないわけです。しかし、「残業をやめる」と決めれば、残業をしなくてもよくなります。まやかしのようですが、つまり、「残業する」「残業しない」にかかわらず、仕事がゼロになることはありません。
 そこで、今ある仕事の中から、本当に今日の終業時刻までに終わらせるべきもので、かつ、その時間内に終わらせることができる仕事の分量だけ、セレクトしてやるよう発想を変えるのです。
 自分の時間をもつためのファーストステップ、「前業」を始めるにあたっては、「仕事は決してなくならない」ということを前提に、残業が真面目の象徴であり美徳であるという思い込みを捨て、早上がりする勇気をもちましょう。
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どうも私は、早出して仕事をすることができない。
ただ残業に関しては、仕事を始めたころから「周囲の目」に関しては、多少融通をつけることは容認することができるようにはしていた。この場合、特に製造業などでは就業時間以外に仕事を行うのは事故防止等も関連するため、いわゆる前業はできたといっても限度があった。また、どっちにせよ朝に家を出るのが6時台だった状況では、早く出るとバスがほとんどないとか余計な考慮が必要になっていたこともある。その意味では残業時間しか使えないような状況になっていたわけである。仕事の効率化という方向になってしまうのであろうが、その当時は機材の不足・空き待ち・試験準備等を考えると、ほとんど改善の余地がなかったという場面もあった。
その内、研究部門等の仕事を始めていくと、たしかに早出することにより効果的自体はあるのだが、弊害の方がこと私だけはきわめて多くなってしまったのである。

この前段の文章(リンク参照)にある記述では 氏はこのような効果を説く。
●15時以降を「投資の時間」とし、本業以外のことや自分を豊かにすること(教養、新規ビジネス模索、趣味、家族サービス)にこの時間を使うべき。
●「前業」(=早出)は残業よりも少ない時間で効率よく仕事ができ、始業前は訪問客も電話もなく、仕事が進みやすい。更に時間に限りがあることを強く意識するためだらけにくい。
●職場の人や顧客に先がけて仕事をすることで、1日を自分のペースで送ることが可能になる。

たしかに投資の時間として、本業以外のことや自分を豊かにすることはこれはよくわかるし、実際そのために私も定時後の時間は有効に使い、またその意味で自分の仕事が終わった時に早めに帰るということは計画的にできるということは自分のキャリア形成に有効だったと思っている。
しかし、早出を習慣付けようとしたところ、早出した時に行った業務は実は時間に追われてしまい、その時間に行った仕事が全く品質的に劣るものであったことは数知れず。また安全上の見地から早出して実験準備を行うことができないし管理上机上の灯具もつけられないとなると、結果的には早出しても始業の15分前まで寝ていたほうがよっぽど業務がはかどるというありさまであった。「始業までに〇〇をやる」と時間に限りがあることを強く意識すると、熟慮する必要にある内容では極めてまずいことになるというのである。では始業前にすべきことは・・・となると、出張経費の精算とか各種雑用ということになるわけで、これらは業務と業務のこまぎれ時間を使った方がよっぽど時間の有効利用になったということがある。
どうも私は朝起きてから本調子になるまでの時間が極めて長いらしい。一度それでは本調子で仕事を朝からするとなったら・・・ということを試みてみたが、結果的には朝3時ごろに起きなくてはならないし、反対に夜定時で帰っても時間的にもなにもできないということが起き、諦めるしかなかった。

更に「職場の人たちや顧客に先がけて仕事をすることで、1日を自分のペースで送ることが可能」というのはたしかにわかるのだが、このように体が全く順応しない私の場合は、非常に困った。メールが活用されてきた場合は、前日の夕方に上記の気づきをメールに記載し、その日のうちに(相手が社をでたころに、「朝、ご対応ください」とか書いて)送るのが多かった。ただ最近は自宅で会社あてメールを読める場合もあり、それでは深夜に答えを送ってくれる人もいたりして、おれはこれでプレッシャーを与えることもあるため、最近はドラフトだけを作り込んでおき、朝客先にメールをまとめて転送することもある。つまり、受け取る側は「朝一番に対応業務が来た」という方が「夕方きた」という方よりよい検討ができやすいという経験も加味している。
1日を自分のペースで送ることが可能になるには、対応能力が乏しい自分の状況を考えて、夕方の熟考ができ、反面ルーチン業務しか頭が回らない時間をその人なりに認識して業務配分を行うというのが、本当の答えなのではないかと思う。多分筆者のエンジンのかかり方と比べると、自分は起動特性が悪いのだが、改善ができない体質ということから帰納して、業務配分計画の立案をスタートするのも一つであろうと私は思う。
結果、朝の通勤時間は、目覚めて体を暖気運転させるための有効時間として、どのように勤務先についた直後にある程度のパフォーマンスを発揮し、午後1番でMAXにするようにできるかという調整時間(アイドリング時間)という考えに至ったのである。
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ただ衝撃だったのは、この一文である。

 仕事が多いときなどに起こりがちなのですが、「どうしても今日のうちに、仕事を終わらせないと」という責任感から残業をしてしまう。これが仕事観、つまり、「働き方に対する考え方」と言えます。(中略)
この考え方には、重要なことが忘れられています。それは、「仕事は無限にある」ということです。みなさんは、社会に出てから今まで「仕事がなくなった」と、手持ち無沙汰で指示待ち状態になったことが、何回ありますか? 私は一度もありません。

この人が極めて羨ましいのは、「仕事は無限にある」ということだ。社会に出てから今まで「仕事がなくなった」と、手持ち無沙汰で指示待ち状態になったことは結構あるし、むしろ決済遅れ、担当官庁との調整不足、立案計画に対する調整の遅延、果ては顧客の倒産や海外企業の政治的撤退で、面前の仕事が突如止まってしまい(かといっていつ再開するかわからないので別の仕事を行うこと自体も抑止される事さえあり)、果ては仕事を中断させられることは10回ぐらいあった。「投資の時間」とし、本業以外のことや自分を豊かにすることに使うことができればいいが、一時は一時帰休に近いことさえあったわけで(当然給与も削減)、そうなると「仕事は無限にある」という心理は、研究開発職においてはまやかしでしかないのである。過度な対応は精神的に問題であるとは思うが、「どうしても今日のうちに、仕事を終わらせないと仕事が打ち切られてしまう」ということが頻発している(社内環境以上に社会の変化で)ことが続いた結果、どうも残業してでも仕事をしなければ、明日の朝には仕事がない可能性だってあるという心理になったことも否定できないのがつらい。

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