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鹿との混合交通

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【デスクから】 奈良「鹿ゾーン」の悲劇、若鹿とバスが… 衝撃の事故瞬間を目撃  2014.9.5 23:28更新  産経新聞
 奈良県庁そばにある支局への出勤中、衝撃的な場面に遭遇してしまった。
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 国道369号を南に横断しようと、1頭の若い鹿が飛び出してきた。通行人がハラハラしながら見守る中、鹿は飛び出した当初のスピードを少し緩め、行き交う車の間をうまくすり抜けて中央分離帯を無事に越えた。だが、鹿に気付かなかったとみられる西進中の小型バスに、最初は並行するように走った鹿は突如、目指していた方向に向き直ってしまい、バスと衝突。そのまま、起き上がることはなかった。
 奈良公園一帯に生息する「奈良のシカ」は国の天然記念物。保護活動に取り組む財団法人「奈良の鹿愛護会」によると、生息するシカの数は今年7月時点で1362頭。一方、今年7月までの1年間に交通事故死した鹿は85頭にも上るという。

 奈良県は昨年、事故多発地点などの道路約4キロを「鹿ゾーン」に設定。路面にシカマークを表示するなどし、注意を呼びかけている。だが、鹿がはねられる現場を目撃してから、同じ場所を自分で運転してみると、鹿の飛び出しを警戒するときの目線はもう少し高めだと思った。あの予測不可能な動きに対応するには、道路の両脇から飛び出す鹿がいないかどうか注意しなければ、対応は難しい。阪奈道路にある鹿のオブジェなどのほうが、ドライバーが「えっ!」と驚いてよいのではと思うのだが…。
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産経新聞の奈良支局は「奈良市油留木町」にあり、県庁の北側の裏からすこし行ったところで、隣接地にはNHKがある。国道369号を南に・・・という上に、中央分離帯があるのだと多分、奈良県庁の並びと、興福寺の間(登大路)を鹿が横断していたのであろう。この環境の下では、横断歩道のある場所ではそれなりに鹿も信号を守るのかもしれない(鹿は信号より、横の人の動きを見ているとも思うが、信号を学習していてというのも一二ある)が、369号のように片道2車線ともなると、どうしても飛び出す鹿がある。
下のはこの近所の道であるが片側1車線で車も飛ばせないということはあるような気もする。

お行儀がいいように見えて、信号は守っていないのもいる。

こういう写真もある。
http://blog.goo.ne.jp/uji_uji/e/ff19590816b7d79f1f6363751c3480c4

その昔、ちょうどこの場所で、私は似たようなものを見たことがある。
たまたま北から歩いていたら、登大路に小鹿が走り込んで、そのあとを母鹿と思われるのが追いかけてきた、自動車はよけていたものもあったが、母鹿までは気がつかなかったのか、路線バス(ご丁寧にも走っている鹿がマスコットとして書いてある。http://www.makken.net/2011-0102-2.html)の正面に出てしまい、母鹿のわきにバスの正面がドンと当たってしまった。小鹿は先に逃げており、母鹿も一瞬横になったもののうまく受け身になって、すぐに起き上がって逃げてしまった。(上記の鹿は頭から突っ込んだのであるから、これはダメージでかかろう)
さてしばらくして所用がすみこの道路を戻っていくと、バスの運転手とバス会社のバンの横にいる社員は困っている。いわくバンパーが壊れ、ヘッドライトが損傷し、けん引するフックが曲がり走行できなくなったというのである。

このように、事故にならない事例も聞く。潜在的には鹿の事故は結構多く、「ヒヤリ・ハット」を入れたらそこそこ辞令はあると思う。そのことおあろうが、奈良県では、鹿の交通事故には相当頭を痛めているようで、都市内交通の流入を公共交通機関メインにするべく苦労している。しかしながら、観光地ということと周囲の地域が自動車中心の生活になるしかない(県北部はまだ公共交通はそれなりに機能している)こともあって、うまくいかないようである。
そこで、「鹿ゾーン」なるものを進めているようだ。
-------------------------引用
「鹿ゾーン」の対策を実施します
 奈良公園周辺の渋滞対策と、天然記念物である鹿の保護の両立を図る新たな施策として、「鹿ゾーン」の対策を実施します。
 鹿の交通事故が多いエリアを「鹿ゾーン」と設定し、鹿の交通事故の低減と公園内の通過交通の抑制を図るため、路面のカラー舗装化、鹿の飛び出しを注意喚起する路面標示や看板の設置等の対策を実施します。
○工事概要
 1.整備目的:    ・鹿の交通事故低減、奈良公園内道路における通過交通の抑制
 2.主な整備内容
    ・「鹿ゾーン」を明示する路面標示の実施
    ・鹿の飛び出しを注意喚起する看板の設置
    ・奈良公園内道路のカラー舗装化 等
 3.整備期間:    秋の観光シーズン終了後、順次着手して参ります。
-----------------------後略
ただし、交通量よりも公園内の道路の自動車の通過速度が高いというのが、絶対的にある気もする。県のHPに添付しているPDFの事故の発生場所を見ると平準的な発生に見えるが、「阪奈道路にある鹿のオブジェなどのほうが、ドライバーが「えっ!」と驚いてよいのではと思う」というのは理解するもの、阪奈道路にやってくる鹿はむしろ迷い鹿であり、絶対数が少ないと考えるから、効果があるように見えているのであると考えている。また目線という議論になると、乗用車とバス・トラックなどを統一するのはかなり難儀である。道路に鉄球を仕込むなどで速度を低下させるというのが(今度は自動車の走行速度を落とし交通を処理できなくなる憂いはあるものの)鹿の交通事故には効果的なのではと思う。
旧ならまちでは鹿を含めた混合交通が実際ある。昔から「鹿政談」にあるようによくも悪しくも一緒に生活している(そしてならまちで今も困っているのは、生ゴミを鹿があさることだと聴いたことがあり、江戸時代とこれもそう変わらないのではと驚いたことがある)。

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