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メンタル的に病んでいたのかも

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<東北大>学生が包丁持ち教壇に 容疑で現行犯逮捕  毎日新聞 10月8日(水)21時4分配信
 8日午後1時ごろ、仙台市青葉区の東北大青葉山キャンパスで工学部の講義中、受講していた男子学生(20)が包丁(長さ約14センチ)を持って教壇に上がる事件があった。宮城県警仙台中央署は同日、包丁を所持した銃刀法違反の疑いで学生を現行犯逮捕した。教員や他の学生にけがはなかった。
 東北大によると、学生は講義の途中で教壇にいた教員に歩み寄り、持っていた包丁の刃先を自分に向けながら「刺してくれ」などと要求した。教員は落ち着くよう説得しながら職員に連絡。職員数人が別室に連れ出し、その後駆けつけた警察官に逮捕された。容疑を認めているという。
 この教室にいたとみられる人物が発生直後に短文投稿サイト「ツイッター」に状況や画像を投稿して学生に情報が伝わり、不安が広がった。別の教室で講義を受けていた男子学生は「教授から聞き驚いた。(犯人が)逃げたのかもわからず、怖かった」と話した。
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考え方によっては、大学に警察が・・・という懸念を感じる人もいるだろう(一応この場合は現場保護をしていた大学事務方が現行犯で確保したというのが正しいのであるから、そこまでここの議論を深追いする必要はない)のだが、まあそれはそれとして。その前のイスラム国事件もあるから、また大学生が・・・と思う、既視感は多くの人にあるだろう。しかも、容疑者の学生が、「自分を刺してくれ」などと言っていたなら、メンタル的に病んでいたのかも。だいたい授業を受けるのに包丁はいらんだろう。
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まあそれにしても、この教官の手際はいい。場馴れしている。
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東北大学・工学部の講義に刃物男が乱入 「ぼっちになったのはお前らのせい」  J-CASTニュース 10月8日(水)16時40分配信
 講義中に刃物を持った男が乱入した、と学生たちが次々とツイッターで報告する――。2014年10月8日13時ごろ、ツイッターに一枚の写真が投稿された。教壇に立つ人物に詰め寄る一人の男、その様子を多くの学生が見つめている。実はこの男、刃物を手にしていた。

■騒動後も「部屋の鍵を閉めて」講義を続行?
 その状況は「実況中継」の様相を呈した。それらをまとめると、講義中に乱入した刃物男は「ぼっちになったのはお前ら(編集部注:教員のことと思われる)のせいだからお前らに殺されてやる」などと教員に詰め寄り、「僕と遊んでくれる人がいたら手をあげてください」と学生に呼びかけた。そして、まばらに手があがったのを見届けた後、教室を立ち去った、という。
 教員は教務課に確認をとった後、「部屋の鍵を閉めて」講義を続けたという話もある。あるツイッターユーザーによると、「講義が終わったら話し合おうと説得したため」との判断が働いたというが、ネット上では驚きの声が多数寄せられている。
  「ネタかとおもいきや、実話ぽい」
  「東北大すげーなwww」
 この騒ぎは何だったのか、大学広報課に聞くと、「情報は把握しておりますが、現在事実関係を確認中」との回答だった。
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こう考えると、実はこういう異常事態は大学ではそう珍しいことではなかったのかもしれない。このキャンパスが一般的な大学の正門とかがなく公道のわきに立っているという形(しかし、もともとは国有地であり一般住宅はほとんどない。むしろ熊が出没する)ということから、地下鉄の駅がない現段階では、平日によそ者が目的なしに来るのにもあまり説得力がない(休日なら観光客がいる)。
そして大学というものは、このようないわゆるメンタルが壊れかかっている人は、全くいないわけでないし、各自の個性を生かせる側面があるだけに、そういう人がやっぱり集まってくる側面があるのかもしれないと思うところもある。私たちの大学通学時にも、やっぱり病んだ人(学生もいるが、外部の人、更にもと学生)が学校内に徘徊しているという問題は指摘されていた。
考えると、普通の高校では強制的にコミュニケーションをとらされる指導方法をとるし、大概は地域の学校に進むからあまりメンタルの側面では神経質になる場面は少ない。(もっとも、自由登校等のシステムで、強制的にコミュニケーションをとらされることのない高校も増加しているという)しかし、学生間のコミュニケーションについては大学が原則面倒を見ることは期待できないし、すでにそのような人は大学生として妥当な資質がないというのが考え方であろう。このため、学生間のコミュニケーションのすべを知らない人は孤立化し、更に孤立化する人は本当に孤立する。加えて、大学の敷地内や周辺にはうさんくさい新興宗教団体なども普通にいるわけだし、孤立化する人につけこむ団体もある。(もっともこれらの人は、必ずしも大学生として適格な学生・卒業生になるとは言えないものの、適格な学生(≠社会人)になっていく事例もちょくちょくあるのが厄介。)もちろん、学生のメンタルが不健康なのは、大学の日常運営や更には今後の経営にまで関わる大きなリスクとなる。
そう考えると、いわゆるリア充もいて、それらがますますリア充になると、孤立した人は孤独感を強く感じてしまう場合もあろう。そしてSNSが孤立感を感じさせることを加速させている。SNSがなかった時代、周りの人のリア充状況など知らないなら知らないなりで生きることはできたのだが、また、そのためにリアルな交流を図るという行動を感じる人も多かったような気もする。更によく考えると、上記の事件を外部に知らせたのは SNSでありツイッターでありというリア充向けのツールであったということは、結構皮肉な話である。
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もっとも学生だけが問題ではない。切羽詰まった研究内容と指導者の資質・目的意識のために、教員が極めてブラックな環境をつくってしまったり、学生が追い込まれる事は従前からあった。更にはポスドクが切羽詰まっていくというのは(企業研究者にも似たような人もいるんだが)、現実問題厄介なことになるのは大学の研究室だったりするのである。
有名なところ、東北大学の卒業生でもある円城塔氏のポスドク時代の怨嗟に満ちた記載がある。
http://ci.nii.ac.jp/els/110006825822.pdf?id=ART0008763734&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1413231903&cp=
もしかすると、上記の教官が明確な対応を行えたのは、周りにこのような厄介な・・・しかし対処しにくい・・・問題に対処している事例を認識し,かつ習得していたのではという悲しい想定さえしてしまうのである。

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