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私は、Wikipediaの活用は、今後もされるべきと思っている。
近年、インターネットの普及に伴い、ウェブ版の百科事典も作られるようになってきた。また伝統的な百科事典は書籍と同時にオンライン版を展開するなど、新たな対応に着手している。この理由は、紙媒体の百科事典は、刊行後時間が経つと時事的な内容に関しては記述が陳腐化してしまう。時事的内容でなくても社会的な変化から自然科学でも、やはり記述の陳腐化はある。この点、項目内容の随時更新・改訂が容易であるという側面はあると考える。
また、電子媒体を用いた百科事典は、検索機能などの使い勝手が紙製より一般的に優れ、また昨今は製版技術の変化(電子製版)ということもあってか、紙製よりも安価に大量供給できるDVD版も出だしている。ただブラウジング等の着想想起をするものとしては紙製は、すこし長所がある。
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もちろん、Wikipediaの弊害はあるというのは承知している。

また、ウェブ版の百科事典として、ウィキペディアなどの「誰でも」執筆や編集に参加できることを特徴とするプロジェクトは複数立ちあがっているが、これに関しては、編集者の質などを考慮すると、従来の百科事典のように専門家や研究者が編纂する書物と比較して、信頼性に問題があるという指摘がある。(特に医療関係で素質がない人が中途半端な知識を得たり、また中途半端な編集の結果を知識としてしまって、医師が困るということが昨今あるようだ)調査によっては確かに誤謬も多いが、では従来型の事典が間違いがないかというと、その出現確率はそう変わらないという調査もある。そこで誰でも編集という自由を優先するか、最低限の質の確保を編集者の資質確認で担保するのかは、片寄することのできない結論である。一方、査読者あり・著名記事として専門分野をカバーするウェブ版事典というものも英語圏で複数ある。日本語圏の例としてはは、脳科学事典というものが作られている。(
このほか、無料で提供されている辞書は、責任所在の問題に他に出版業者にとって経営上の不利益をもたらすという指摘もある。この点では出版社の多くはコンテンツビジネスとして百科事典をとらえており、有料ということは情報の質の担保責任があるという形をとるため、一応責任分担はされていると思う。たしかに印刷業者としてなら苦労している事はわかるが、出版業としては必ずしもそこまではリスクばかりとは言えないという指摘もある。
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あまりここで語られていないことだが、同じ項目(と見なされること)を他言語や他国の視点で記載しているというのは、Wikipediaで評価するべきことである。国ごとによって視点が違うことをさっと見つけるということは有用である。他方、記載は同一である保証はないし真反対のその民族の知見が載っているものであることが社会科学的項目などでは平気で存在する。(そして記載項目がないという場合もある)このような視点を探すと、あらっと思うことがある。
ここではきわめて卑近でマニアックなものをあげる。
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先日「谷真理佳」がHKT48からSKE48に移籍した。(というか、まだHKTのHPに残っているんだ)

もちろん専門のWiki英文もあり)には記載があるのだが、まあ、Wikipediaには彼女の記載はなかろうと思ったら、なんと中国文がヒットしてしまった。(そののち日文のWikipediaもできたが、7月現在では中国文を翻訳したもので日本語が変であった。8月になくなった)次に若田部遥を調べたら、これまた中韓の記載はある(ちなみに彼女のお父さんである元プロ野球選手の若田部健一のWikipediaは日本語・英語の記載で娘と重ならないのである)てことはマッピングをすると意外な結果と記載傾向が見えるのかもしれないと思った。
そこで調べたものがこれである。
Hkt_2
このうち、●は個人の詳細説明ページがあるもの、中国語での△表記は、チームの詳細説明に個人の詳細が記載されているものである。また、●・△双方に詳しく書いてある場合は●としてある。(2014/7/17現在)

たしかに 博多は釜山との航路があり、空路もある。貨物流動も多いことを考えると、九州全体でも経済的に中韓の結び付き・影響は高い。本店以外は英語の各メンバーに対する記載は少ない。MNB48・SKE48も(そして乃木坂46も)外国語のページには(ここまで中国語は多くないものの)似たような構成を持っている。但しWikipediaを触れる中国系人は海外移住や留学を外すと、台湾在住や香港在住の人に限られる(例外もあるようだが・・・)。その中でこのように中国・韓国の記載が多いというのは面白い(なお、韓国語の記載は項目はあっても内容は全般的に薄い傾向はある)。こう考えると「中国の富裕層がたくさん指原さん渡辺麻友さんに投票している」という話はありうることなのだろうと思う。
一方HKTに限らずAKBグループの地方支店(苦笑)のメンバー全体に言えるのは、英語による各個人の記載は全体に少ないことであろう。これはグループによるアイドルのパッケージシステム自体(そしてアイドルというシステムが日本で練られ独自時発展を遂げた経緯もあり)が英語圏のエンターテイメント感覚にどうも合わないということらしい。この点中国・韓国ではまだ受けいられる余地があるのだろうか。フランスではコアな人がデータをあげているるのだろうと思うが、日本でのアイドルという概念はシルヴィ・ヴァルタンの映画『アイドルを探せ』(原題:Cherchez l'idole)からきていることもあり、親和性が高い文化であるともいえる。インドネシア・マレー語は何となくJKT48の影響だろう。一方ロシアの記載で絶対出てきそうな「村重杏奈」がない(彼女のお母さんはロシア人である)というのもある。とにかく日本語では記載がないメンバーの記述があるということは、コアな人が居るという判断もさることながら、漠然と傾向が見えるという気がする。(強い説得力はないが)

そう考えると 指原さんが8言語での記載 宮脇さんが7言語 田島さん・児玉さん・多田(おおた)さんが6言語、穴井さんが5言語・・・となる。(なお多田さんの日本文ページにある、英語のリンク表記はHKT48のページのリダイレクトである)まあ、指原さんは運営側の人間ということもあるし、注目度からしての他言語の表記の多さはある意味当然であるが、それでもタイ語の表記はない。宮脇さんに関しては、海外での評価も高い可能性も高く、英文記載があるというのはキャリアを考えても、個人的資質が評価されているようである。(さもありなん)
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こういうことは調べれば一つの現象の切片にはなるものである。ただしこのような調査は複眼的な調査をまとめて考慮していくことにしないと、判断材料にはならないのだが、それでもたかがwikipedia、されどwikipediaとも思ったのである。

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