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世に冷媒更新の種はつきまじ

暑いおり冷凍空調は必須になりつつある昨今であるが…
---------------------引用
http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/ozone/kanki.html
経産省・環境省の指示と騙る勧誘に御注意(エアコンに使用されているフロン類の入れ替え)
 最近、「経産省・環境省の指示により、エアコンに使用されているフロン類の入れ替えが必要だ。当社のホームページは経産省・環境省のホームページとのリンクもあり、信用できる企業だ。」として、現在お使いのエアーコンディショナーに充填されているフロン類の入れ替えを勧誘する事例があるとの情報がありました。
 経産省・環境省として、現在使用されているエアーコンディショナーに冷媒として充填されているフロン類を、フロン類以外のものに入れ替えるよう指示していることはありません。また、このような勧誘を行う企業は、経産省・環境省との関係は一切ありませんので、 ご注意ください。
 フロン類の一種(HCFC)(※1)については、オゾン層保護法(※2)に基づき平成32(2020)年までにその生産及び消費を全廃することとされていますが、これは、現在使用されているエアーコンディショナーに冷媒として充填されているフロン類を、平成32(2020)年までにフロン類以外のものに入れ替えるように規制するものではありません。
 また、来年度施行予定の改正フロン法(※3)については、業務用冷凍冷蔵・空調機器の管理者に対し、冷媒フロン類の漏えい防止等の管理の適正化等を求めていますが、これは現在使用されているエアーコンディショナーに冷媒として充填されているフロン類を、フロン類以外のものに入れ替える、又は当該機器を取り替えるように規制するものではありません。
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※1 HCFC:ハイドロクロロフルオロカーボン
※2 オゾン法保護法:特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律(昭和63年法律第53号)
※3 改正フロン法:フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律(平成13年法律第64号)
※ 環境省においても同様の注意喚起を行っております。  http://www.env.go.jp/info/notice_scam140710.html
-------------------終了
環境省の文面もほとんど同じである。また国民生活センターのHPでも記述がある。(参考

最近、官庁との関係は一切無いのに官庁のロゴや名前入りの資料を使ったり、「認可を受けている」などと言って投資を勧誘する事例がまたぞろあるそうな。内閣府の下にある国民生活センターのホームページにも類似の悪質商売の事例がある。
業務用のエアコン・冷凍装置において、HCFCの製造中止(政策的抑制)に伴うフロン類を入れ替えることは時に必要になっているが、これは、修理しなければならない機器が「修理できない」ということで突如事業を停止することが懸念される場合に、機器更新ではすぐさま対応できない場合に行うものである。従って事業用等ではこのような手法はままあることなのだが、それでも20年以上使った機材に関しては(対象の冷媒がそのころから新規機器には使われなくなっている事もあって)関係あるものの、それ以降は設計時に配慮されている事が普通である。
また、実のところ、フロンを入れ替えるという行為の場合、以下の最低どれかの考慮が必要である。
 (1)効率低下:機器に合わせた冷媒ではないわけで冷却性能が低下することになる。上記の場合はその懸念をわかったうえで踏み切っているわけである。(Δ10%の冷熱性能といわれている)
 (2) 配管などの部材交換:圧力のかかるところの配管が合わない場合もある。これは性能特性がかわり有効な効果を発揮する場合の冷媒(ガス)の圧力が高くなる(だいたい+20%といわれている)場合があるようだ。この場合は動力はそこまで高くならないが、部材強度の問題による破損は多くあろう。
 (3) 燃焼性:フロンが排除されるのは安全な冷媒だったのが、地球環境には安全ではないものがあることが分かったからである。現実には生分解性を高くするという側面があることで、 地球環境に安全にしたわけだが、これは反対に分解性を高めるという側面があり、微燃性を持つということになりうる(可燃性には分類されない)特に、「フロン類」以外のものに入れるという場合は、このような燃焼の可能性がある材料(特にプロパンなど)に入れ替えることになりうるのだ。案外安全という意見もあるが、考慮していない可燃性ガスが来ると機器の爆発などがないとは言えない。

この上に、冷媒を変えるなら冷凍機油(今は合成潤滑材なので油とは言えないものが主流)まで、今まで使った油を全部ぬいて、(フラッシングという手法で洗って)全部交換する必要がある。つまり、業者がやってきて簡単に現場で交換するというようなものでないということは知ってほしいものである。フロン類以外のものに入れ替えるということを考えるなら、機器ごと交換が一般的にはまっとう・一番経済的な手法である。どうやら、冷媒交換による省エネ、環境対策と銘打って、LPガス(いわゆる燃料用)を充填する者が現れた・・・ということか。
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まあ、もともとの技術的内容が、本当の専門家でないと分かりにくい内容であり、説明してもわかりにくいというのを皆が購入して使うしかない現実はあるのだが、それにしても、世に詐欺まがいのネタはつきまじということですね。

参考:http://news.mynavi.jp/news/2014/08/05/115/
-------------------引用
「エアコンのフロンガスが使えなくなる」と交換を持ちかける不審な電話急増 フォルサ [2014/08/05]
国民生活センターはこのほど、「環境省からの指示で、2020年からエアコンのフロンガスが使用できなくなる」等という勧誘に関する相談が複数寄せられていることを明らかにした。
ある70歳代の女性のもとには、ある日「エアコンのフロンガスをノンフロンガスに交換する」という電話が突然かかってきたという。
「環境省」がノンフロンガスに交換することを推奨していると語っていたというが、環境省は「現在、使用しているエアコンに冷媒として充填(じゅうてん)しているフロン類を、フロン類以外のものに入れ替えるように指示はしていない」としている。また、「エアコンの中のフロンガスが2020年から使用できなくなる」とエアコンの交換を持ちかける詐欺も報告されている。
同センターは、「2020年は、フロン類の一種(HCFC:ハイドロクロロフルオロカーボン)の生産等を全廃する年として定められているだけ。冷媒としてフロンガスを用いているエアコンが2020年から使用できなくなるということはない」とし、「フロンガス」に関する勧誘に注意を呼びかけている。
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