« 田舎と都会・親しみと超越の二面性(1/2) | トップページ | 政治家に求めるものは何か(1/2) »

田舎と都会・親しみと超越の二面性(2/2)

(承前)
また、「恋するフォーチュンクッキー」においては各所で「踊ってみた」があり、「おらが」のも公式扱いにしてほしいという希望があちこちで上がっているようである。
ブログランキング・にほんブログ村へ
ただし、「広報のために使うぞ」という意気込みが露骨になると、参加者意識よりもあざとさが見えてしまううらみもある。
(1)神奈川県

これなんぞは、知事が報道機関出身(フジテレビの元ニュースキャスター)ということを知っていると、かえって頭の部分は逆効果に見えるんだな。(その実、最後のところに神奈川県観光協会となっていることから、まあ、安価でCMを打ったという見方のほうがいい気もする。)

(2)大分市
-------------------引用
指原莉乃が大分凱旋!市長15万票に羨望!?  [2013年6月15日7時25分 日刊スポーツ]
 第5回AKB48選抜総選挙で1位に輝いたHKT48指原莉乃(20)が14日、故郷の大分市に凱旋帰郷し、釘宮磐市長(65)から、圧倒的な人気をうらやましがられた。「私も1票入れましたよ。それにしても15万票という得票数は、市長に当選した私でも獲得したことないですよ。もしも、出馬されたら、強力なライバルですね」。
 11年4月に市長選に当選した際、釘宮市長は9万5005票。その1.5倍の票を獲得した指原は「大分と福岡の皆さんが応援してくださったおかげです」と感謝した。
 その後は、各地でシュールな歓迎を受け続けた。総選挙当日の8日に、大分市の高崎山自然動物園で開催された「人気ザル選抜総選挙」で1位になったピーちゃんとのコラボを頼まれてニコリ。荷揚小を訪問して児童に囲まれた後は、大分駅改札前で、子供用汽車に乗せられ、動物園のパンダのように珍しがられた。苦笑いで「私、どうしましょう…」とボヤいたが、市民の握手に丁寧に応じ、写メを撮られても、ピースと笑顔を披露した。(後略)
----------------------
指原莉乃、総選挙1位の理由は「大分県と中国人」とリップサービス  2013年7月28日(日)16時0分配信 クランクイン!
 指原莉乃率いるHKT48が、28日、東京・お台場で開催された「TOKYO IDOL FESTIVAL 2013」に出演した。アイドル総勢111組が集結するイベントにHKT48として初めて参加した指原(中略) 途中のMCで、AKB(から)移籍した指原と多田愛佳が、HKTメンバーからの質問に答えるコーナーを展開。この日もトークが絶好調な指原は、9月4日発売の2ndシングル『メロンジュース』でセンターを務めることになった朝長美桜から「指原さんがなんで(総選挙で)1位になったんですか?」と質問されると、「それはね、大分県と中国人がいやいやバカバカ、言わすな、言わすな!」とインターネットの報道を使って、自虐的なノリ突込みでリップサービスをして会場を笑わせた。
-------------------後略
釘宮磐市長は従前衆議院議員・参議院議員・県議会議員だった経緯がある。しかし其のときに落選も何回か経験している。自民党から複数の政党の変遷を経て現在民主党に所属ということもあるから、選挙地盤という意味では盤石どころか決して強くない。この票の話題は、実に市長には生々しい話に聞こえるのは同情する。ちなみに、大分市の人口は45万人あることを考えると、2/3が有権者数としたところで、市長の9万5005票獲得というのは辛勝であろう。
それにしても、とうとう指原莉乃は「自虐」にあわせて師匠たち(この場合の師匠は土田晃之)から「ノリ突込み」まで芸を盗むところまでいく羽目に。こうなると、市が早速着手というのもまあわからないでもないのだが。

さしこロードなる地下道(大分駅前地下道。人通りが少く広告の出稿がないため、大分市の公共ポスターの大分市観光大使の指原莉乃のポスターで埋め尽くした)や、大分交通の福岡-大分間の「とよのくに号」の大分市の全面広告にも、指原莉乃が出ているようだ。福岡-大分間の「とよのくに号」に使うというのは意図がみえみえのようだし。しかしこのフィーバーはなんだろーなと思う節もある。
----------------------------------
むしろいくらかの会社の事例のように、企業内の士気向上と企業広報につかうというのならそれはそれで評価できるかなあと思うのである。ただし、始業時のラジオ体操代替としていいのかなあと思う事例もあったりして。

---------------------------------引用
さしこ、初センター曲でだまされた! “音頭”は「秋元さんの悪だくみ」   2013年06月24日 04時00分
 AKB48の32ndシングルの選抜メンバーを決める『第5回選抜総選挙』で1位に輝いたHKT48指原莉乃の初センター曲タイトルが「恋するフォーチュンクッキー」(8月21日発売)に決まったことが23日、わかった。同日深夜の『AKB映像センター』(毎週日曜 深0:55 フジテレビ系)生放送で指原自ら発表した。
 13日に福岡・博多のHKT48劇場で“凱旋”公演を行った指原は、秋元康総合プロデューサーから初センターの曲名が「びっくり音頭」に決まったとメールで知らされたことを報告。「せっかくならかわいい曲がいいなと思ってた」とショックを受けていたが、これは1位になった指原が「調子に乗らないように」と秋元氏が仕掛けたサプライズだった。
 共演のリリー・フランキーが「音頭じゃなくなったの?」と驚くと「だまされてたんですよ。私が信じたら面白いんじゃないかって、スタッフさんと秋元さんの悪だくみで」と説明。音頭ではなく、みんなで“歌って踊れる”80年代ディスコ調のダンスナンバーでこの夏を席捲する。
 関係者によると、番組で公開されたミュージックビデオの撮影は、22日に福岡ヤフオク!ドームに隣接するHKT48劇場付近で行われたもの。午前8時~11時まで3時間にわたって公道を封鎖し、AKB史上最多となる約3800人のエキストラが参加する大規模ロケを敢行。タレントのパパイヤ鈴木が振付を担当したダンスを、総選挙上位16人の選抜メンバーとエキストラが一緒に踊った。
 メイキング映像を見たリリーが「メンバーも全員、福岡に呼びつけたの?」と目を丸くすると、指原は笑いながら手を左右に振って否定。「今回は福岡出身の篠田麻里子さんの卒業ソングでもあるので、せっかくなのでということみたいです」と話し「派手なPVになるんじゃないかな」と期待していた。
-------------------------------終了

けどその後のプロモートを見ていると、たしかに楽曲は「80年代ディスコ調のダンスナンバー」だがテンポなどを見ると明らかに「東京音頭」とスピード・テンポが近い(さすがに「ヨナ抜き音階」ではないが)。これだと河内音頭でよく見る櫓の周りで踊っていても形になりそうで、また三味線などの邦楽楽器での演奏もできるようである。ちなみに私は試みに大正琴でやってみたが、一応形になる感触を得ており、少なくとも三味線(津軽三味線はあわなそうだが)では弾けそうである。だから、音頭じゃなくなったといっても(もっとも今回AKBから独立する人のはなむけもあり、音頭になるのは指原莉乃さんも当初から懐疑的であったが。)つまり実のところは楽曲の位置づけを「音頭」にしたのである。
日本の民謡では、曲の主要部分を独唱者が歌い、唱和者が斉唱する掛け合いのような楽曲が古来からあるようで、この掛け合いの手法は万葉集にも其の痕跡があると聞く。この独唱者はいまでいう櫓のうえでリーダーをとるごときものであり、「音頭」と呼んだそうである。そして「音頭を取る」という慣用句や、銀行の社長相当の経営者を慣例的に「頭取」というのもこれに由来する。のちに楽曲そのものを「音頭」と呼称するようになった。ことからもわかるように、その実「音頭」というのは「センター」といえる。こう考えるとはじめの秋元氏の発言が、こった冗談だなあと私はこの話を聞いて(というかたまたま上記放送を録画していた)思ったのである。
その実、スタッフと秋元氏の悪だくみというのではなく、音曲のコンセプトが「びっくり音頭」だったのではないかな。

|

« 田舎と都会・親しみと超越の二面性(1/2) | トップページ | 政治家に求めるものは何か(1/2) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/100146/58456034

この記事へのトラックバック一覧です: 田舎と都会・親しみと超越の二面性(2/2):

« 田舎と都会・親しみと超越の二面性(1/2) | トップページ | 政治家に求めるものは何か(1/2) »