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中興の祖というべきかもしれん

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HKT48デビューシングル売上好調! 指原莉乃を「大勝利」に導いたもの  2013年3月23日 12:00 (サイゾー)
 3月19日付のオリコン・デイリーチャートで、HKT48のデビューシングル「スキ!スキ!スキップ!」(ユニバーサル・シグマ)が初日で205,278枚を記録し、20万枚越えのロケットスタートを決めた。さらに2日目にも15,874枚を計上し、発売から2日でグループとしては先輩にあたるNMB48のデビューシングル「絶滅黒髪少女」のウィークリーの記録を塗り替えるという快挙を達成した。
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 初日の数字が出た20日、東京・よみうりランドオープンシアターEASTにて「スキ!スキ!スキップ!」選抜の16名による初の全国握手会を開催中だったHKT48。このイベントの中で指原莉乃は涙ながらに御礼のコメントを述べたが、HKT48の今回の快挙において、どんな指原アンチであろうとも「功績」は認めざるを得ないほど大きなものだったのではないだろうか。
 HKT48の本拠地である博多は、48姉妹グループの名古屋や大阪に比べてあまりにも遠く、首都圏以北のファンにとっては疎遠になってしまいがち。さらに博多は『LinQ』など強力な地元アイドルが活動している場所でもあり、設立当初から苦戦が予想されていた。メンバー構成に関しても、小中学生中心で高校生が最年長と、結成時は48グループ内で最も平均年齢が若く、フレッシュではあるものの、地元ファンとロリコンにしか訴求力がないと考えるファンも多かった。メンバーの個性についても、いち早くグラビアデビューし最年長メンバーであった菅本裕子ぐらいしか知られていないという苦しい状況だった。
 だが現在、HKT48は首都圏で『HaKaTa百貨店2号館』(日本テレビ系)、『HKT48のおでかけ』(TBS系)とふたつの冠番組を持つまでに成長した。特に、指原が司会を務める『HaKaTa百貨店』は、純粋にHKTメンバーとAKBグループ内ゲストだけの番組ながら、深夜にしては高視聴率をあげており、ファンの人気も高い番組になっている。指原のMCは評価が高く、彼女のおかげで若いHKTメンバーの個性が際立つという好循環を生んでいる。

 思えば、AKB内で推されまくり、2012年の総選挙4位に入る奇跡を見せ、ソロデビューや主演ドラマ(のちに映画化も)も決まり、「さあ、これから」というときに男がらみのスキャンダルで(本人や秋元康氏がどんなに否定しようとも)左遷されるという、天国と地獄を同時に見た指原。現在、その逆境で鍛え上げられた“人間力”のようなもの(打たれ強さとも)は高く評価されているが、それを植え付け育てたのは、彼女が所属する太田プロの先輩芸人との絡みであったのではないだろうか。
 指原は、『有吉AKB共和国』(TBS系)で有吉弘行と、『さしこのくせに』(同)で土田晃之と、『ヨンパラ』(同)で劇団ひとりと、“太田プロ三銃士”と呼ばれる天才肌の芸人たちすべてと番組共演を果たした、「バラエティの英才教育」を受けた48メンバーなのである。指原が得意とする、“イジる相手にキャラをつけ、自分も相手も美味しくする”話術は、「太田プロイズム」といえるほど、同事務所のお家芸だ。
 すべり芸が飽きられ始めた村重杏奈を冷たく突き放し、リアクションを引き出す様は、土田がペナルティ・ワッキーにしかけるドS芸に通じるものがあるし、クールなイメージの森保まどかをいじって泣かせて可愛らしさを演出する様は、有吉が狩野英孝やカンニング竹山をいじる姿とオーバーラップする。特定メンバーを溺愛し、他のメンバーとの間にわざと格差をつけるのは、劇団ひとりの得意技だ。指原自身はそれほど自分から笑いをとりにいかず、どちらかといえばスベることを前提としたリアクションの人だが、MCになると、知名度の低いメンバーをあっという間に美味しくしてしまう。それによって、メンバーからの尊敬はもちろん、当初、移籍を快く思っていなかったHKTファンからも愛されるというより頼りにされ、アイドルというより、引率の教師のような立場として、なくてはならない存在になった。
 さらに言えば、彼ら“太田プロ三銃士”から学んだのはバラエティでの立ち振る舞いだけではない。元祖一発屋芸人である有吉、『ボキャブラ天国』(フジテレビ系)後低迷期を経験した土田、ブレイクするのに長い時間を必要とした劇団ひとりは、地獄を知っている苦労人。だからこそ、苦しいときの身の処し方など、「芸能人としての強度」を身を持って知る機会が指原にはあったはずだ。
 HKT48にはデビュー前、「選抜メンバーを含む人気主力メンバー5人の一斉離脱」という苦い過去がある。表向きの脱退理由は「学業に専念したい」などであったが、卒業公演すら行なわれない突然の離脱に、「男性ファンと親密になり、男の自宅に数人でお泊りした」「飲酒、喫煙もしていた」というウワサがまことしやかにささやかれたりもした。グループにとっての今後が危ぶまれる状況で、男性スキャンダルという、アイドルとしてはこれ以上ない逆境に立たされた指原が移籍し、太田プロイズムを発揮し、プロデューサー的立ち位置でグループを盛り上げることに成功した。まさに「禍を転じて福と為す」状態だ。
 つい先日、HKTメンバーに「AKBに戻るのか」を問われた指原は、「戻らないよ!」と即答したという。この発言にHKTファンは安堵し(もちろん一部アンチはいたが)、AKBファンもまた指原の覚悟を改めて知ることとなった。大きな集団の端にいるより、小さくてもよいから長となって重んじられるほうがよいという意味の「鶏口牛後」という言葉があるが、“端”ではなく人気はあったし、“長”は言い過ぎだとしても、まさに今の指原にとってはこの言葉が当てはまりそうだ。
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まあここまでちょうちん記事を書かれてもと思うことはあるのだが。
『HaKaTa百貨店』を深夜の深い時間帯に見ていると、指原莉乃は早口で聞きにくいという形はあるにせよ、かなりMCテクニックは持っているのだろうと思うし、それはAKBで培ったものだけとはいえないなあと思う。すくなくともこのようなスキャンダルの場合、リカバーした事例は過去の経緯から見てAKBが活躍する前はそうない。(むしろ同じ分野では少ない。最もアイドルという枠でないなら鷹揚な例はいくらかあった)
もっとも私も、博多に異動ということは事情も事情だが「ふるさと人事」に近いものもあるんだろうなと私は思っていた。営業上苦戦をしていたという話で、設立当初から予想されていたんは「左遷」という言い方なのはここに尽きると思う。ただし、彼女の事務所に上記のようなバラエティー系の人が多く、更にそういう人が少なくとも「前へ、前へ」という姿勢を評価していたのだろうと思う。たぶん想像するのだが、基本的にはAKBというシステムはじぶんで師匠を見つけるということを促している側面は元々あるのだろうと思う。というわけで確かに芸能界という意味では秋元氏を師匠としたのだろうが、そこは「心の師匠」としてで、すくなくともMCなどのスキルに関しては、土田晃之の影響が大きく、実際上の師匠といってもいい側面がある。
指原自身、まあ、そこまで極端な美人というわけでなく(其の分お高く留まっていない)AKB時代から、スベることを前提としたリアクションがメインであり、しかも「ヘタレ」など評価もある、ある意味若い「出川」さんのような立場。となると事務所の系列から見ると師匠が周りに一杯ある環境ともいえるわけである。その意味ではそういう苦労をした人に師事したようなものであり、確かにシステム的にはAKBの中で活躍していたのだろうが、実質的な個々の内容は自分から突っ込んでいったということなのだろう。
というわけで、私もあの番組を見て「引率の教師のような立場」というほうがはまると思った一人である。

まあ、そういうことを考えると、野球で優秀な選手がいい監督になることはかなり難しい側面があるし、中には選手の活躍よりも監督業を評価される場合は多い(また長島氏も 王氏も、本当に監督として活躍したのはかなり選手引退から時間がたってからである)。ただし監督に向かないという選手でもむしろコーチやトレーナー、スカウトという人を育てる側面で格段に優れた人がいるものである。(どっちも向かないのもいる)
また、ゴルフでもトーナメントプロ(ツアープロ)とレッスンプロ(ティーチングプロ)がいるが、普通のスポーツではティーチングプロは「プロインストラクター」という分類でトーナメントプロとは区別されるほうが普通で、資質も異なるわけである。(サッカーは指導者限定のライセンス制度を設けてりどちらかというとこちらが普通である。)ただし、実務上ティーチングプロがツアープロを指導することも多いことを考えると、この2つは事実上まったく異なる資質であり、またツアープロの多くはプロテスト合格のときレッスンプロの資格も取得することで、レッスンプロ同様にゴルフの指導により収入を得ている場合もあるそうだが、逆に両立はしにくいという意見もある。というのは基本的に目標とする資質がトーナメントプロ・レッスンプロでは異なるし、またトーナメントプロに指導するレッスンプロと、好事家に好まれる、凄腕のレッスンプロとは視点が異なるため、そこをあまねくカバーできるレッスンプロは物理的能力を考えると存在できないのである。
秋元康氏に「将来は放送作家の道に進むことを勧めている」「センターに立つアイドルに多弁な者はいない」といわれていたようだが、では評価されていないわけでないどころか活躍はある程度評価はされているらしい。 未練がないとは言わないが、彼女は意外とゆっくりとプロデュースや構成作家的位置に自分の業務の比重を移していくのではないかと、MCを見てそう感じたものである。これに関しては秋元康氏の判断はそう間違いではないと思う。
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かつて、売れる前の萩本欽一にはこのようなエピソードがある。

コメディアンの卵となった彼はたくさんの先輩芸人に師事し、教え・薫陶を受ける。
入団当時、演出家に「君は才能がないからやめたほうがいい」と言われ芸人を諦めようとしたが、ある先輩芸人が演出家を説得し、萩本を引き止めた。しかし、演出家に先輩芸人は「萩本は才能がない。しかし、これほどいい返事をする若者はいない。あいつの“はい”は気持ちがいい。“はい”だけで置いてやってくれ」といって説得したという。更に演出家は重ねて「芸能界はどんなに才能がなくても、たった1人でも応援する人がいたら必ず成功する。もしかしたら、お前を止めさせないでくれという応援者がいる。お前は成功するから頑張れ」と言ったことで奮起し、才能より努力で芸を磨いたという。

見ていると、指原莉乃は、発声法はあまりよくない(早口で、やや口ごもる)のだが、返事がいいというのは多少感じるところがある。それを評価する人もいるだろう。そして、その明朗な声でこれを言われたらなあw。
佐野アナ(『「てんてこまい」を使った文を書け』の回答)「博多ー東京間の移動でてんてこまいだ」
岡村「これは一体」
よゐこ濱口「おいおいおい!」
岡村「これは一体、誰がこれ招いたことですか?」
指原「(立って)ごめんなさい」
岡村「てんてこまいはそりゃ、てんてこまいでしょうそりゃ」
指原「ごめんなさい、はい
岡村「なんでてんてこまいになったんだ?」
指原「写真を売られたのです
岡村「そうやね、そうでしょう」
指原「ごめんなさい」
岡村「それはあれです。男が悪いんじゃなく、その男を選んだあなたが悪いんです。あなたの責任です」
指原「ごめんなさい」
岡村「そうゆうバカな男を選んでしまうあなたに責任があります」
指原「はい、ごめんなさい」
岡村「てんてこまい」
指原「はい
岡村「あなたが悪いんですよ」
指原「はい

写真を売られたのです・・・か。おい、某夏目アナウンサーに謝れ(苦笑)というすれすれのネタであるな。

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