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ベース材料がぼろぼろ

疾病が細菌感染症ということでなかなか治らない状況になっており、しばらくは不定期で書いていきます。

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衆院選:滋賀県知事が「卒原発」で新党設立検討  毎日新聞 2012年11月26日 13時00分
 滋賀県の嘉田由紀子知事(62)が「脱原発」を掲げた新党結成を検討していることが、26日分かった。脱原発を訴える他の「第三極」政党との連携も検討している。26日午後、報道陣に説明する。
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 嘉田知事の周辺によると、国民の生活が第一やみどりの風など脱原発を掲げる各党幹部から連携の呼びかけがあるという。

 嘉田知事は「卒原発」を主張し、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働問題でも、政府に慎重な判断を求めてきた。また、今年4月には地方選を目指す人材育成を視野に自らが塾長となり「未来政治塾」を開講した。
 一方、生活と「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」(略称・脱原発)は合流して新党を結成することを検討していることが分かった。
 両党は政策が近く、生活の小沢一郎代表と、脱原発の河村たかし、山田正彦両共同代表との関係も近い。このため、日本維新の会を中心とした動きとは別に「脱原発」を軸に第三極の結集をはかる。
 生活と脱原発側は、みどりの風にも合流を呼びかけている。また、脱原発の前衆院議員は「新鮮なイメージをアピールするトップは嘉田知事がふさわしい」としており、嘉田知事が設立する新党に合流することも視野に入れている。ただ、嘉田知事が受け入れるかは不明だ。
 小沢氏は合流による党名変更をみすえ、衆院選用の選挙ビラの印刷を一時中断するよう、24日に党内に指示した。
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新党ならぬ浸透探傷検査という、材料の非破壊検査法があって、検出できるのは表面の開口している傷のみであるが、出荷物の全品検査など材料表面に開口した傷を破壊なしに探し出すことができる。
たとえば、多く使われる染色浸透探傷検査の大きな流れは次の通りである。
1: 前処理:表面の洗浄。被検査材料の表面を清浄にし、乾燥
2: 浸透処理:スプレー・刷毛塗りで検査用の浸透液を塗布してクラックに浸透させ10分ぐらい保持する。
3: 洗浄処理:クラック内にのみ浸透液が残る、適度な洗浄浸透液の除去技法を用いる
4: 現像処理:表面が乾燥したら現像液を塗布することで明確化(すなわち現像)。
5: 観察:目視(蛍光浸透探傷検査という、紫外線照射灯で蛍光を見るのもある)
6: 後処理 : 現像液の除去
もちろん表面に露出したクラックしか検出できないという欠点をもつ。さらに、原理上、液体を吸いこむ性質を持つ多孔質の表面をもつ材料(ある種の金属材料や複合材料、木材・スポンジ・発泡材料など)には適用できないものがある。とはいえ材料表面に開口したクラックは大きな応力のかかる場所などに生じる亀裂で、応力が集中していくとクラックは次第に進展して材料の強度低下や破壊を招くもので機械損傷の萌芽になる。
多孔質の表面をもつ材料ではともかく、鋳物などを機械加工すると表向きはちゃんとしたものと思っても、必要な機械加工を行うと内部に巣が走っていて実は強度的にどうしようもないものになっていることがたまにある。

ここまで新党が増え、意見統一が図ることができないほど社会の志向が細分化されていると、あちこちにクラックが入っていて、外見としては一応形になっているのにちょっと使うとクラックがすぐ入る鋳物ケーシングを想起させるものがある。またクラックが入っている鋳物を樹脂を含浸させ強度をある程度まで保つこともできるが、こうもたくさんクラックが入る状態ではそれさえも難しい。やっていいものとは思わないが、真っ赤な浸透液スプレーをばら撒くような主義主張さえ全うに見える。
乱立した政党群に対して、今、浸透探傷検査が必要かもしれない。いやここまでくると、議員個人に対してというのかもしれないが・・・・それやっちまうと人権を無視した個人攻撃になりかねないなあ。

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コメント

お久しぶりです。相変わらず面白い比喩ですね。
欠陥の多くは接合部に生じるケースが多いのですが、それは母材が健全であることを前提としているからです。母材がボロボロだと、いかなる非破壊検査も意味がありません。
浸透探傷試験は、私の専門ですので、薀蓄をひとつ。一旦赤(染色浸透液)で染めてしまうと、そのあと赤を取り除いて精度の高いとされる蛍光浸透探傷試験を行っても、重大な欠陥(例えばHakenkreuz)は検出されなくなります。蛍光物質が赤い染料に覆い隠されてしまうからです。注意が必要です。

投稿: SUBAL | 2012年11月28日 (水曜日) 13時48分

こんばんは。
もはや表面だけの問題ではなく、また内部検査も意味が無いので一から設計・再構築が必要だと思います。もちろん政治の話。
お体の方、お大事にどうぞ。

投稿: niwatadumi | 2012年11月29日 (木曜日) 22時57分

その道のプロ各位がご指摘いただき恐縮の限りです。
東海道線を乗ると藤沢近辺で「タセト」と書いた工場を望むことができますが、たとえばここなんぞは、上記の塗料とか、溶接棒の有力ブランドですが、染色浸透探傷検査用塗料は別のところ(隣町らしい)で作っているらしいです。溶接材料と浸透探傷検査用塗料の二本柱というのが企業の成り立ちを想起させます。
>重大な欠陥(例えばHakenkreuz)は検出されなくなります。
なるほど、「何回も頻繁に選挙しても、社会の問題点がそのつど明晰化するとは限らない場面がある。」んですねえ。

投稿: デハボ1000 | 2012年12月 1日 (土曜日) 10時01分

タセトは日本油脂の当該部門を独立させた子会社でして、日本にはこのほかにマークテック(日本特殊塗料)と栄進化学が浸透探傷剤メーカーとしてあります。

投稿: SUBAL | 2012年12月 2日 (日曜日) 12時39分

>マークテックと栄進化学
マークテックは研究材料で買い置きで使うことが割りとありました。自分の発注の場合は溶材と一緒の発注が多かったので、タセトが主になっていますね。
なお、タセトは今は神戸製鋼所の100%子会社になったようです。割と近くに日本油脂由来の工場(今はBASFの子会社)もありますから、そのあたりの影響はあったのかもしれません。

投稿: デハボ1000 | 2012年12月 2日 (日曜日) 16時35分

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