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キャッチがチャチ

仕事で最近JR東海管内で普通電車にのることが多い。神奈川県内にも御殿場線という路線があるのだから、そらあんたの場合あるだろうといわれるだろうと思う。
そんな313系電車の中で吊り(釣り?)広告をみていたら雑誌のCMとかの中に、静岡県観光協会からのお知らせがあった。(バスの中にも張ってあるようだ)沿線交通事業各社(7社ぐらい)の観光広告が1つの紙に載っている。舘山寺温泉とか,三津シーパラが並んでいる中にあったCMに対し思わず目が点に。
冬のスマタ
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とその下に「大井川鐵道株式会社」・・・・なんだよ。おいおいおとうさんはもう・・・・(苦笑)
寸又峡(すまた‐きょう)は南アルプスのすそ野の風光明媚な峡谷である。大井川支流、寸又川の峡谷。全長16km。赤石山脈の隆起と寸又川の激しい作用によって、複雑に入り組んだ流れと独特の地形が特色である。手付かずの自然が多く残る。林業のなごりで山道が作られており観光遊歩道としてこれらを再生している。
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すぐ脇には温泉(寸又峡温泉)がある。このような地形から、新緑や紅葉の季節は格別に美しく、また夏場の観光客も多いのだが、其の分冬場は閑散としているのであろう。

大井川鉄道鐵道は道も良くない、山奥のこの観光地に行く重要な交通手段である。大井川鐵道は今年も12月1日から、寸又峡温泉へのセット企画「冬のスマタ1泊プラン」「冬のスマタ日帰りプラン」を販売し、JR利用の場合は金谷駅(JR東海道線とのりかえ駅)出発、マイカー利用の場合は新金谷駅に駐車して乗車する(広い駐車場を持っている)というのだが、これは当地の道路事情も影響しているセールスでもある。
寸又峡温泉は18軒の旅館と町営露天風呂がある45度程度の硫黄泉。もともと温泉が付近にはわいていたのであるが源泉がダムで沈んだりしたので戦後新たに掘った様である。この温泉の名前を一躍全国区にしたのが、1968年の金嬉老(きん・きろう)事件である。
在日韓国人二世の金嬉老により殺人を発端とする監禁事件で、清水市(当時)で借金でもめた挙句に暴力団員2人をライフルで射殺し、翌日寸又峡温泉の旅館で経営者・宿泊客ら13人を人質として籠城したもの。実弾入り猟銃とダイナマイトで武装し籠城の結果逮捕された、本邦の劇場型犯罪の嚆矢としても知られる。
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けど実際の当地は、どっちかといえば山里の保養地や登山基地である。10年ほど前にたまたま掛川に1月ほど出張で滞在したことがあり、ある秋の土曜日に家に戻る際に寄った形で行ったことがあるが、脂粉のにおいは全く感じないところである。まあ逆にいうとそういうところだから、歓楽温泉でなし、冬は今一つ観光という感じにならないのかもしれないからこそ、女性にも親しみわくし、お父さんは「スマタ」で妄想するけど口に出せず、そんなものもなくという、ちょっと色っぽいという、アイキャッチ抜群になるようにしてるんですかね。
当然のことながら韓国ドラマ「冬のソナタ」のもじりであるし、韓流だいすきな女性の方が目を引くのはわかる。もうかれこれ5年、冬にこの広告を打っているのだそうな。
ただそう考えると、もう当人も亡くなり、日本や韓国の警察・司法(例:刑務所での特別待遇の実態などが被告の要求でエスカレートしてしまった。韓国に強制送還後現地で犯罪を起こすなど)果ては民族間差別という影響があった事件だが、今になれば風化したということかもしれない。立てこもり事件のあった旅館は今も盛業中であるが、事件から42年になるのを機に旅館内に資料館を設け、事件の資料を一般公開しているらしいが、もう話題は風のごとく消えたのねと思ってしまうのである。だからこそ「冬のソナタ」というCMが打てるのかなと。

さて・・・・
------------------------------------引用
自殺対策標語「GKB47」撤回 ポスター25万枚も回収  2012/02/07 16:48 【共同通信】
 岡田克也副総理は7日の記者会見で、人気アイドルグループAKB48をもじった自殺対策強化月間の標語「あなたGKB47宣言!」が不謹慎と指摘されたのを受け、撤回すると明らかにした。既に印刷したポスター25万枚は回収する。
 内閣府によると、標語は自殺を思いとどまらせる医師らを指す「ゲート・キーパー」の頭文字や、取り組みを全国に広げる意味合いから都道府県数の47を基に考案。内閣府自殺対策推進室が3月の強化月間に使用する予定だった。6日の参院予算委員会で、野田佳彦首相は「私も違和感を抱いた」と答弁し、見直しを検討する考えを示していた。
-------------------------------------終了
まあ、たしかに、大体話題につまって徹夜し、会議が膠着しAM4時ごろ出るネタレベルではあろうなあ。わかるのだがとめる人はいなかったのか・・・というほうに嘆きを感じる。GKBが若者の間でゴキブリを意味するというももたしかにある(もっとも相当砕けた席でやっと言うかな)。しかし、嘆く以外の積極的意味はまたないだろう。
岡田副総理もかなりとがった表現だと思ったようだ。ただ、「私のような常識的な人間が専門家の考えたものを変えるのはよくない」というのは、わからんでもない。
それにしても、相談に応じてるNPOも、「キャッチフレーズがそのままだったら、遺族や自殺を考えている人たちは、命が軽んじられていると思ったり、政府の無理解を感じたりして、悪い影響を与えると懸念していた」といっている。最悪の事態を想定してるということだろうが、自殺をいざ線という人間がそんなことを思う余裕が、そもそもあるんかとも思った。
まあ、非を認めるからには、25万部の印刷、並びに、回収に要した費用は当事者から弁済させるとか首相が自費弁済するとか、民間からとんでもない意見があるようである。首相が自費返済するのはこの場合国会議員ということで寄付行為になるから違法である。へたすると今の世の中、国が運動を広めるのに竹槍でB29を落とすようなことになっているという現実を最近感じるから、これで多分政治主導の活動をする意欲のある官吏(能力のあるとはいわないが)をへこますことになる。(なお、AKBのキーマン秋元氏は理由は不明だがOKをだしていたらしいので、知財問題は無かったと考える。)だから、内閣府自殺対策推進室は一連の経緯を「取り上げられ方はどうかと思うが、今回の件でゲートキーパーを知ってもらえた面があるなら、よかったのではないか」ということは、まあどっかであきらめてるんか、彼らはそれなりの「権威ある専門家」の意見で文句が出たなら、もう官吏がどうこう言う立場に無いというある意味ひらきなおりだなあとおもう。
この程度というのだが逆に言うと、私が聞いている宣伝文句・キャッチのセンテンスは確かに相当数の人間を抱えて(其の分人件費が膨大になる)選考するというのはあるが、其のコストが膨大である。一方こういう活動はキックオフを高らかにしないでやると「聞いてないよ~」がでてしまい尻つぼみになることが昨今非常に多く、そのために動かなくなった事業は枚挙にいとまない。
現在の国家予算は厳しくこのように民間の人をうごかすとしても其の報酬はきわめて低いため、優秀な人が来なくなっているのもまた事実。有志の人をどれだけ意欲を持って(しかも社会奉仕という「自己満足」を抱いて)動いてもらいやすくするかが苦労のしどころであるらしい。裏話をすると、あそこまで報酬・経費の支払いが悪いと、名誉職にでもしなければ人が動かないだろうと、官公庁受託業務をやっていた人間には感じるのである。ある半公的事業で予算が立たず、銀行から短期のつなぎ融資を受けたら、突如予算の取り返しで融資を止められ事業をたたんだとか、政権が変わって予算執行停止になりすでにやった仕事の支払いが遅延したという業務もあったし・・・。
本質以外のところで動く仕事が多いということになると、今度は意欲のある人が萎縮する結果になる。すべてボタンのかけ違いになっていないか。仕事を動かそうとして、動けなくなった理由はいささか軽率ではあったのだろうが、こうなると誰も小社がないので不憫という感じさえ私はしてしまった。
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「GKB47」と「冬のスマタ」。
民間と国家の違いといえばそれまで。けど、この2つを考えれば、官庁だからどうこう、民間だからどうこうという話をすることが、本質とは異なる瑣末な話であるということは誰か言わないのかなと思う。自殺防止という目的がぼけているが、実はお金を出せないと宣伝文句ひとつも動かないし、それ前提で業務も動かないという現実も考えると、相手をみてはじめて言いたい放題する姑息なヤツが多いなあと、怒りさえ覚えることがある・・・というのはいいすぎか。

(PS)------------------------------------------
「GKB」やめたけど「AKB」 自殺対策強化月間 イメージキャラクターに起用 2012.2.22 21:16 産経新聞
 政府が3月に行う自殺対策強化月間のイメージキャラクターに、人気アイドルグループ「AKB48」が起用されることが22日、分かった。強化月間のキャッチフレーズは、当初AKB48をもじった「あなたもGKB47宣言!」だったが「自殺対策にそぐわない」と批判を浴びて「あなたもゲートキーパー宣言!」に変更されている。内閣府自殺対策推進室は「若い人にも自殺対策に関心を持ってもらいたかった。AKB48は幅広い層に影響力があるのでお願いした」と説明。今後AKB48はテレビCMや新聞広告などに登場する。
 内閣府では昨秋、悩んでいる人に気づき、必要な支援へつなげる「ゲートキーパー」を自殺対策強化月間で周知させることを決定。その際、AKB48に協力を依頼し「趣旨に賛同した」と快諾を得たという。
 今年1月の内閣府の自殺対策推進会議で「GKB」のキャッチフレーズを発表したときには、AKB48の起用は明かされなかったが、自殺対策推進室は「最終的な調整が済んでいなかったため」と説明している。
 日本は自殺者数が14年連続3万人を超えたほか、平成22年は、15~19歳と20代、30代の死因の1位が自殺だった。
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どういう理由かはわからんが、(元から話があったのかがわからない)こういう批判を出されると受託側も「本丸」を出すしかないのですかね。

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コメント

こんばんは。シャレの通じない輩が増えているように思いませんか?それは読書不足の語彙不足も一因ではないかと思う今日この頃。
キムタクなら許される(某宝くじCM)のはどうかとも思いますが。

投稿: niwatadumi | 2012年2月16日 (木曜日) 23時18分

>シャレの通じない輩が増えているように思いませんか?
そうですねえ。
まあ社会の話題のコンセンサスがばらばらになっているんではとおもうのですが。もちろん読書もそうですね。よんでる本が違うと話が合わないのはともかく・・・

投稿: デハボ1000 | 2012年2月16日 (木曜日) 23時32分

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