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職業の覚悟

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AV女優が説く「AV女優の覚悟」に感心する人が続出   2011.10.27 R25
かつて“AV女優”といえば、どこか暗いイメージがつきまとったものだったが、今では地上波のテレビ番組に出演したり、CDを発売したりする女優もおり、そうしたイメージも徐々に払拭されつつある。とはいえ、AV女優という仕事が特殊な職業であることは紛れもない事実。そうした複雑な気持ちをAV女優の成瀬心美がブログにつづり、その内容が反響を呼んでいる。
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成瀬は24日、自らのブログ(http://blog.livedoor.jp/naruse_kokomi/archives/1845075.html)で「AVの面接を受けたけど、迷いがあったのでやめた」という女性の手紙を紹介し、「この手紙を読んで私は泣きそうになった。本当にやらないでくれて良かった、って思った」と述べ、このエントリーで自身や同僚の仕事に対する覚悟をつづっている。

成瀬自身は、
「私は確かにこの仕事に誇りを持っているし偏見も少なくできたら良い」
「私はこの仕事が楽しくって!本当に今が幸せ!!」
と、感じているそうだが、この職業には、
「ばれないように…って思っても1作品でも出たらそれは何年、何十年って残る。(中略)引退したとしても、作品は生き続ける」
という過酷な事実が存在することを彼女は説明。さらに、「周りにいる同じ職業の女の子たちも、おっきい覚悟を背負って自分なりに頑張ってる」と述べ、AV女優という仕事は、相当な覚悟が必要な職業であることを強調した。
そして、そのような覚悟を持ったうえで、
「これからも一人でも多くのみんなに会えるようにより一層頑張っていきます」
「色んな話聞くし、相談だってのるからね」
と述べる成瀬のこの日のエントリーはツイッター上でも話題となっている。ツイッターユーザーからは、
「プロの言葉と考え方。仕事やファンに対する姿勢も素晴らしい」
「心に響く文章でした」
「AV女優だからと偏見を持たず読んで欲しい」
など、彼女の姿勢を称賛するツイートが殺到。つらい仕事に対し、笑顔で前向きに取り組む彼女に癒やされた人は多かったようで、彼女がますますファンを増やしたことは間違いないようだ。
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AV女優は職業なのか? 横山美雪さんのブログから考える 2012年1月12日(木)13時45分配信 夕刊ガジェット通信
セクシータレントの横山美雪さんが、過去に言われた暴言とそれに対する反論を2012年1月3日に自身のブログに記し、話題になっている。(http://blog.livedoor.jp/yokoyama_miyuki/archives/1511428.html以降の一連の記載)「この仕事してるからかわいそうとか簡単に誰でも股開くんだろとか結婚できなそうとか」言われた経験に対し、「職業違うだけで同じ人間でしょ? そこに優劣はないはず」などと横山さんは自説を述べている。
ネット上では賛否両論が入り乱れているようだが、議論の前提として「AV女優は『職業』なのかどうか」を確認する必要があると思う。
まず、筆者の見解を述べる。(中略)とりあえず以上の4点だけ見ても、AV女優は「職業」だと筆者は考えている。
では、AV女優が職業だという前提で話を進めよう。
次は、「職業に貴賎があるかないか」である。筆者は、原則的には「ない」と考えている。「ない」と思いたい、といってもいい。しかし、世間の目は厳しい。近所の誰がどんな仕事をしてるとか、親戚の誰がどこの会社にいるなどと、世間の人々は陰日向で噂している。そんな噂が前提となり、どの仕事が「貴」でどの仕事が「賤」かという評価がなされている。そんな評価はくだらないものである。筆者自身は、そんな評価を聞くたび「その前に、お前はどうよ」と問いただしたくなる。
問題は、なぜ職業に貴賎があるような噂が世間で囁かれるのか、である。その答えは単純明快なものである。すなわち、噂をする側の人たちが「貴」だと思っている職業のことも、「賤」だと思っている職業のことも、よくわかっていないのだ。もしわかっていれば、どんな職業であっても「働いてお金を稼ぐ」ことや「さまざまな苦労を抱えている」点では共通しており、「いろいろあるけど、お互いたいへんだよねぇ。まあ、がんばりましょう!」という話になると思う。
ようは、いろんな職業の人と話し、いろんな職業が紹介されている本を読み、いろんな職業を取りあげるテレビ番組を観たりすることにより、「いろんな職業がある」こと自体を知ることが重要なのである。横山さんがブログで書いたような職業観をネットでバカにしているような方には、まず永沢光雄さんの『AV女優』(文春文庫)を読むことをおすすめする。(中略)
最後に、職業にかかわらず「結婚だってできると思うし、子どもだって幸せにできるさ」という横山さんの意見は正論だと思う。当たり前の話だが、「幸せ」の度合いは心の持ちようで決まるものであり、けっして職業の種類のみと連動するわけではないからだ。
いずれにせよ、横山さんが自身の職業観や幸福感を記す、いや知らさざるをえなくなったことの原因は、「かわいそう」とか「誰でも股開く」などと暴言を吐く輩の存在である。その点を理解していれば、横山さんが「こういうことを書きたくなる気持ちもわかるよな」という感想を持つことはあっても、言葉尻をとらえて文句を言うような内容ではないと筆者は思う。
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まあ、どういう職業においても、其の倫理性を議論すれば矛盾が出てくるものである。このところの矛盾に気がついたのは、日本の場合親鸞なのではなかろうかと思うことがある。

さて、最初の成瀬さんの意見を見て気がつくのは、「ばれないように…って思っても1作品でも出たらそれは何年、何十年って残る。(中略)引退したとしても、作品は生き続ける」という冷酷なリスク判断である。
なんとなく感じるのは、彼女の仕事の周りにも意識が弱い形で仕事をしているため、続かないとか仕事がやりにくいという女性が目に付くのではということである。
実は原文を読んでみると、彼女は論理的な文章を書くということがあるようで推論や論旨が割りと明確である。
この仕事に限らずだけど良いも悪いもあると思う!

”成瀬心美さんに憧れてこの仕事始めました!”
こんな風に言ってくれる子がたまに居るけど凄く緊張します。
何だかその子の今後 の人生を一緒に背負うって言ったら大げさだけど・・・

どうもこれを見てみると、この世界で中堅クラスとして評価されていくための覚悟が前提で、あくめで名声にどうこうという世界でないということや、周りの挫折、特徴的な給与体系など中に入って仕事をしてから、これはすごいきつい仕事を自分に課していると考えるのかなあと思う。

後者の横山さんの場合はもともと知性的ではあるもののおとなしめの芸風でもあるので、日ごろ強い主張をしないようだが、雑誌の連載を持っている(しかもクラブ系の雑誌)。論理はともかく、読者の質問に答える形で話をしている。上記した文章は前提を仮定して纏めた文面であり多少誤解をもつ可能性がある。また原文では、質問の回答の中でまとめ整理はされていない。
但しもともと文章を書く資質はあったようである。この場合でも、価値観を唯一無垢のままであるということを他人にも強制する、読者がいたということに横山さんが悩んでいるということであり、それを大量のQ&AをBLOG中にしていくうちに自身の職業観や幸福感を記するをえなくなった。それは、「かわいそう」とか「誰でも股開く」などという意見に接したことのようである。暴言を吐く輩の存在である。典型的記載を引用してみる。

http://blog.livedoor.jp/yokoyama_miyuki/archives/1511693.html
わたしが言ったのは職業だけでひとを決めつけるなっていうのと、この職業だから幸せになれないとか言われたことに対しての、そんなことない!っていうわたしの意見。
あいだみつをさんも言っているように、『幸せはいつも自分の心が決める』、これに尽きると思うなー。
誰かが誰かの幸せを決めるんじゃない。自分の心が決める。
幸せだと本人が感じればいい。○○は幸せになれないとか言ってるひとは、幸せだと言っているひとに、自分からみて『いや、お前は幸せじゃない。幸せになれない。』と思ってる、そういうことでしょう?
何が幸せか、幸せじゃないのかどうなのか、誰の目が決める?心が決める?
踏み込めないテリトリーに  誰かのヒストリーに  エゴは通用しない。

よく、彼女は無口といわれているが意識化に気の強さが見えるところもあるとも、一連の記載を見て感じた。
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面白いのだが、この2人のBLOGはほかの同業者に比べて絵文字の記載が極めて少ないクラスになる。(このため第三者は読みやすいし、意識してそうしている傾向がある。写真は入っている。)日常雑記などは其のサービスの性格上どうしてもおおくなるが、其の中にどこか、単純な感想でなく第三者的視点が混ざっている側面がある。つまり、2人とも仕事に関してそれなりに遊びでなく覚悟を持ってはいってきた人だからこそ、いわれる意見である。
そしてこの2人ともAV女優というむちゃくちゃ母集団が大きい(入退場がはげしいから延べ人数は多い)集団ということになる。こういう集団のなかでぽっと出という人はあるが、ある程度長い時期現役でいる場合はそれなりの工夫をしていたり人格が優れていたりということが多いんだそうで、その意味では最近垣根が低くなっているアイドルさんのきわめて高いスキルのある人とも通じる側面があるような気がする。

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