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TVが好意的とは限らない

日ごろから料理番組などを見ていると、ああ、いったことのあるお店なてのがある。どうしてもTV局が多いところの店に偏るということがある。
もともと当方、食に敏感という人間でもなく、(日本酒はこだわるorz)出されたものはパクパク食うというスタンスを崩してはいないのだが「チューボーですよ!」(TBS系)を見ていたら、時々ランチを食べる韓国料理のお店が出てきて、「あそこ、そんなこだわりがあるんだ・・・」とか「ビール、サントリーだったか・・・」とか考えたことがあった。但し、この番組の場合はどうしてもスタジオの近くにある、そこそこ有名な料理店を使っているということで、関東近県の店が多くなるようだ。このクラスなら大阪に行けば・・・なんて店もあると考えている。
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ある番組で、芸人さんがたくさん出ており「食のこだわり」を話していた。そこで、狩野英孝がハンバーグのお店にいって、マイ酢を持参し、熱々の鉄板に乗って運ばれてくるハンバーグランチのソースの上にたらして食べていたシーンが流れたのである。

この景色をぼやっと見ていた私はあれっと手を止めた。このお店、私がよくいくお店のようだ。(店名は出ていない)彼が座っているシートに座って食べたこともある。上等な店ではないがソースが自慢で、この地域ではそこそこの客層をつかんでいるようである。それなのに演出の都合、かつ其のあたりあまりにも無垢な人材をつかってしまっておいおい・・・ということである。ソースが売りの店でソースに酢を掛けられてはこれは店の定義を揺るがすことになりはしないか?
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半月ほどして、其の店に行くことがあった。店が暇な時間にいくこともあり、それとなく一人で仕事をしていたマスターに聞いた。
デ「ハンバーグプレートひとつ。で、先日、ここの店TVにでてませんでしたか」
マ「ああ、芸人さんが来て、カメラの前でハンバーグランチ食って帰りましたよ」
デ「ここ(横のシートを示す)に座ってましたよね」
マ「よくわかりましたねえ・・・・」
デ「後ろの窓枠がちょっと変わってるでしょ。この席(お昼時弁当を売るための窓がある)・・で、あれ誰だったけ」
マ「狩野英孝さんです。ほらね」
といってマスターは、店のさらに書かれたサインを持ってきた。この店にある白磁の皿にマジックで書いたサインである。ほんとに狩野英孝だわ。しかもこの皿をレジの横に飾ってある。
ただ、これどうレスポンスするべきか困ったのである。マスターは撮影している場で其の様子を見てはいたものの、酢をかけたりしている放送の場面は見ていないようである。但しこのマスターは「近所の(放送局からそう遠くない)全国放送の放送局の番組」に乗ったというので素直に喜んでいる。これはその無垢な喜びに水を掛けるわけにはいかないし、多分演出によるものだろうとは思うが、趣旨の段階で隠蔽された要旨が、変わってくるというパターンであるのだろうと思うと知らせないほうがいいのかも。
意図をまげて説明し、それに対して捻じ曲がった形で伝わること、放送局としては仕方がない面もあろうし、それに対して文句が来ないようにしている(ちなみに上記のシーンには店名などは一切出ていない)側面はあろうかと思う。其の面でまあ、バラエティーという番組の特性を考えるとそこまで目くじらを立てるに値しないという気もする。

もっとも、放送関係に係わっている人物をいくつか知っているが、良心の塊のような人物でも段々とそうは言っていられないというのもわかる。即妙に代わらないと「柔軟性が・・・」ということばになって非難されるし、またそういうのに対応できる人材が、どうも私のお付き合いしている人に限って言えば、極めて軽くへたすると幇間芸を極めているタイプか、訴求力が高いが中身がまったくないスピーチをする人とか・・・まあそういうのしかおつきあいがないということだからそういうイメージしかないのがだろうが。

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