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おばかアイドルが継続性をもてないわけ

所謂おバカアイドルが結構活躍した時期があった。
芸人ではなくまじめに真剣に間違えてるというのは、ある意味馬鹿じゃなれないところがある。というのは自分の言葉で考えることができ、しかし知識がないから間違えるということであるわけである。しかも自分の力で「黙ってしまうことなく言葉を搾り出す」というのは、社交的な感覚を持っていないと難しいし、その場全体の流れを把握しながら自分の言葉で話すのは、頭の回転が速いということも言える。つまり、「おバカアイドル」になるにはそれなりの資質があるということだし、その素材を生かすスキルがMCや番組作成者には求められるというわけ。
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もうひとつは、ずっとおバカアイドルのままで居つけるのは、特異な素材でないと難しいということである。
というのはおバカアイドルが足りないのは単に「基礎的な知識量」だけであって、知識を取り入れる姿勢、アグレシブルさは基本持っているのである。つまり番組で重宝され、あちこちで番組に出演するに従って段々基礎的知識を得てしまうのが普通であり、おバカアイドルを演じ続けることは逆に「おバカ」でないという内部矛盾を抱えているという、背反的要件を抱え込むことになる。
----------------------------------------------引用
2011-12-06 「誰が言ったか」ではなく、「何を言ったか」が問われる時代へ
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20111206
皆様、BLOGOSというサイトをご存じでしょうか。

2年前に開設されたネット・メディア、オピニオン・ポータル・サイトで、多くの個人ブログとオリジナル記事によって世の中のニュースを伝えています。ちきりんのブログエントリも、その多くがBLOGOSに転載されています。
昨日、 第一回 BLOGOS AWARD 2011 というイベントが開かれ、部門ごとに6つのブログが賞を受賞しました。その中で、この「Chikirinの日記」は、“大賞”を受賞しました。
大賞の受賞理由として、「著書を出版したり、大手メディアでの連載を持つなど、多くのブロガーにとって、ひとつのロールモデル(注:行動の規範となる存在 ・手本).になったこと、また、オピニオンブログの地位向上に多大な貢献をされたこと」とか、「匿名でありながら非常に信頼感があるエントリー」などと言っていただけ、とても感激しました。
これもすべて継続的にちきりんの日記を読んでくださっている皆様のおかげです。心から感謝しています。
ちきりんは昨年までビジネスの世界で働いていて、その間ずっと若い人に向けて「これからは誰が言ったかではなく、何を言ったかが問われる時代になりますよ!」と言い続けてきました。
「誰が言ったか」が重視される時代には、「一流大学卒の学歴」、「一流企業の名刺」、「政府の審議会のメンバーなど、みんながスゴイと言ってくれる肩書き」を手に入れることが大事です。そういう時代においては、権威ある「誰」を手に入れるため、受験や就活を通して努力することや、一旦手に入れた大企業の名刺にしがみつくことは、極めて合理的な行動です。
けれど、ちきりんは「これからは、“誰が”じゃなくて“何を言ったか”が大事になるんだから、自分のアタマで考えられる人になること、自分の意見を持つことが、キレイな履歴書を手に入れることよりよほど大事になるんです!」と言い続けてきました。(もしくは“煽って”きました。)そして多くの人が、ちきりんの言葉に応じて実際にリスクをとる判断をしてもくれました。
だから私もいつかは、「立派な肩書きがなくても、言っていることに価値があると判断されたら、聞いてくれる人がでてくる。ついてくる人が現れる。」ということを、自分でも証明しなくっちゃ、と思っていました。
「会社名に頼らなくてもやっていけるはず!」ということを自ら示さないと、今まで煽ってきた人達に顔向けできないと感じていたのです。そして「Chikirinの日記」は、まさにそのための実験場でもありました。
そんな私にとって、昨日の大賞受賞はひとつの区切りになるものでした。ペンネームが意味不明なひらがな4文字でも、お面がエレファントマンそっくりでも!、「何を言っているか」という点だけで、とりあえずここまでは認めてもらえるのだと示せたことは、本当にほっとすることです。
特に受賞理由の中で「ロールモデル」という言葉を頂いたことをしみじみ嬉しく思っています。これから「自分の意見を世に問いたい!」と思う多くの方が、「ちきりんにできたのだから、オレにできないはずがない!」と思って下さったら、心から嬉しく思います。
みんな頑張れ!
---------------------------------------終了
実は私も感じていることであるが、私も「誰が言ったかではなく、何を言ったかが問われる」と言うことが多かった。そして物事は是々非々(良いことはよいこと、悪いことはわるいことと、公正無私に判断すること。道理によって正しく判断する態度)で考えることをいうべきとしていた。
確かに「一流大学卒の学歴」、「一流企業の名刺」、「みんながスゴイと言ってくれる肩書き」を手に入れることが大事というのは多く、特に官庁などに出入りすると、そういう人が物言えば最後、正しいことを言っているつもりでもだれしも聞かなくなることがある。つまり意見が正鵠を得ても予算がつかなくて、仕事にならないわけである。これほど惨めなものはないが、反対に其の上の意見がその後の経過によって間違っていたとことがわかったとて、前の反省があることもまたない。つまり正鵠を得たほうの意見を採用するため経費は使ってしまっているため、反省しても戻れない場合も多いからである。
その意見が認められるためには、偉い人の意見をたくみに入れ込むこともある。姑息なテクニックであるが、何かの行動を起こすために「何とか先生がおっしゃられた言葉ですが、こういうのがあります。今回これを用いて」なんて使い方もあった。挙句に果てには「創業者の●●さんは・・・・といわれたのですが、この遺志を汲み取り・・・」なんてのもある。場面でいうとこの手法でもあまりにもこの偉い人の存在が強烈な場合はうまくいくものの、今はなかなかこれが通じるものでない。
其の分意見を通すのに意見の集約が求められるため、苦労もするのだが大概これがうまくいくと仕事の進行があとはスムーズである。つまり、納得してもらうという工程と、其の行為を共同でしたと言う責任感が伴うからであろう。
其の意味で「これからは、“誰が”じゃなくて“何を言ったか”が大事になるんだから、自分のアタマで考えられる人になること、自分の意見を持つことが、キレイな履歴書を手に入れることよりよほど大事」というのは大事であるのだろうが、これが一番むなしいのはもともと自分の頭で考えることが無意味だと考えている人たちのなかで、「過去の経験だけが可能性の価値である」ということしか出ない人の集合体を動かさなければならないという場合である。提案されることに反対することが正義・社会的コンセンサスという立場が蔓延している集団での活動である。
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ところが 「誰が言ったか」ではなく、「何を言ったか」が問われる時代ではあるが、このように何を言ったかという段階で広範囲な人が興味を持ってくれるという段階では「一流大学卒の学歴」、「一流企業の名刺」、「みんながスゴイと言ってくれる肩書き」という撒き餌を出さないと、はなから何も相手しないということはある。ちきりんさんのBLOGをよんで(私個人の意見とは相違することも結構多いが)このように論旨を組みたて、このような意見を提示しているなあという人はいるのだろうが、論旨にけちをつけるのはまあいいとして、其の先に人格批判のようなことを混ぜ込んでしまったり(類推行動の援用・こういう記載をしてる人もいて、言いたいこともわかるが趣旨を図ってないなあと嘆いた)、そもそも頭から「わからないから読まない」人にも理解してくださいということは、現実できないだろうし、そのために撒き餌は必要悪になってしまう。
実は彼女のBLOGがそれなりの評価を得ることは、むべなるかなである。しかし、このような賞や評価をされることで、実はほかの人に「かの’ちきりんさん’曰(のたまわ)く・・・」と、へたしたら換骨奪胎されて引用されるということも今後は山ほど出てくるのである。
おバカアイドルを演じ続けることは逆に「おバカ」でないという内部矛盾を抱えているという、背反的要件を抱え込むことと同じく、「「何を言ったか」が問われる時代」とちきりんさんがいうに従って、逆に「ちきりん」というブランドが出来上がる。結果で「みんながスゴイと言ってくれる肩書き」に近づいてしまうという内部矛盾が出来てしまう。なんという皮肉な現象であろうか。

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