« 風邪引いた | トップページ | 45年ののち »

言葉に敏感なときもある

軽い話から。
こまったことに、体調が最悪で、風邪に痙攣とろくなことがない毎日である。
しかしその間にいろんな人の論文を査読推敲するということを承っており、ちょこちょこやっていた。内容の云々はまああるのだが、困ったことは主語と述語が合致しないという表現をついぞする人が意外と多いことである。以外とそういうものはあるんですな。
----------------------引用
http://www.enoden.co.jp/toku_ticket/kankyo.html
毎度江ノ電バスをご利用いただきありがとうございます。
当社では通勤定期券を下記の内容の環境定期券と位置づけ、より広い範囲でご利用いただけます。
その内容は、江ノ電バスの定期券(他社発行の共通定期券を含む)をお持ちの方と、同伴する同居のご家族 (両親、祖父母、配偶者、兄弟、姉妹、子供)を当社全区画(券面表示区間外も可)1乗車現金100円均一運賃 (小学生以下は現金50円均一運賃)とさせていただきます。 運賃お支払いの時に、ご申告ください。
----------------------終了
環境定期券はマイカー台数の削減や地球環境保全を目的に、1997年にドイツの事例を元に、神奈川中央交通が開始したものである。1998年には都営バスと京阪宇治交通(当時)1999年には京阪バスなどでも採用し、近年では都市部の多くの事業者が採用しているサービスで、地方鉄道などでも採用され始めている。普段使う定期券を乗務員に提示したら定期乗車券所持者以外の家族も利用できるとか割引措置を受けられるという制度で、運用には複数の事例があり、サービスはその地区や社局によって受けられるサービスが大幅に違う場合がある。
ブログランキング・にほんブログ村へ

環境問題のとりくみとして神奈中でも環境問題に取り組む際、新しい運賃制度を導入する事が必要と考え、CSRという側面もあったようだが、ドイツにおいて導入実績のある環境定期券制度の導入を行った。というわけで神奈川中央交通がこの日本での嚆矢であり、小田急GRとして交流のある江ノ電バスでもそのまま、宣伝文句まで使っている表現である。元の文章も神奈中バスで今でも使っている。
しかし、この表現を見ると、

その内容は・・・・・・・とさせていただきます。

と主語述語関係が崩れているのである。申し訳ないが、この言葉何とかならんかと思ってしまう。(なお他社の環境定期券CMでも同じ表現をしていたところもあったが、最近は小田急GRの多くは独自表現になっているようである)
-----------------------
まあそういう意味で細かい使い分けをする言葉はあって、「ドアを閉めます」と「ドアが閉まります」となると、どっちが正しい日本語かと悩むことがあった。
「ドアを閉めます」は主語が乗務員であって運転士の意思で動かすということである。他方「ドアが閉まります」はドアが主語で、あくまで客の目の前にあるドアの開閉を客観視しており、ただ状況のみを示している。だから京急線などは、駅の助役さんがやっているアナウンスの場合は「ドア閉まります」というし、車掌さんは「ドア閉めます」というようである。もっとも他の鉄道会社はどっちにせよ「ドアが閉まります」で纏めているという場合も多い。
これが複雑なのは、京急の場合は助役のいない駅では駅に電車が着いたら無線式のマイクで「普通電車の神奈川新町行きです。」とアナウンスすることがあって、こちらの場合は、駅のスピーカーから「ドア閉めます」と聞こえても問題ないことである。

もっとも、京急の場合はかなりイントネーションが特殊で「ダァ!! シエリイェッス!!シエリイェッス!!」と聞こえる場合も多いがorz。

|

« 風邪引いた | トップページ | 45年ののち »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/100146/53221694

この記事へのトラックバック一覧です: 言葉に敏感なときもある:

« 風邪引いた | トップページ | 45年ののち »