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メディアリテラシーの本質と解してみたら?(3/4)

(続く)
こんなときに良くない援護射撃はくるものである。
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テロップに「怪しいお米セシウムさん」 . asahi.com 日刊スポーツ  2011年8月5日10時32分
 東海テレビの情報生番組「ぴーかんテレビ」で4日、視聴者プレゼントの岩手県産ひとめぼれ10キロの当選者として「怪しいお米セシウムさん」などの架空の名前をテロップ表示するトラブルが起き、同局が謝罪した。
 不適切なテロップが表示されたのは午前11時3分35秒から23秒間。出演者らは稲庭うどんのテレビ通販を行っていたが、画面には岩手県産ひとめぼれの当選者発表のテロップが表示された。当選者3人の名前の欄には「怪しいお米セシウムさん」「汚染されたお米セシウムさん」などと書かれていた。
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 同局によると、50代の男性外部スタッフがこのテロップを作成したという。本来は当選者の名前を入れる予定だったリハーサル用の仮テロップが、操作ミスでそのまま放送されてしまった。岩手県産ひとめぼれは、同番組の「夏休みプレゼント主義る祭り」の視聴者プレゼントのひとつで、当選者は番組終了までにあらためて発表した。

 同局総務部では「放送に使用しない仮のテロップとはいえ、大変不謹慎な表現を使用したことに問題がある」とし「福島県をはじめ、原発事故の被害を受けた方々や岩手県の農業、畜産業に携わる方々にご迷惑をおかけし、視聴者の皆さまに大変不快な思いを抱かせてしまいましたことを深くおわびします」と謝罪。関係者に直接謝罪する方向で検討している。
 番組放送後、同局には午後10時までに電話とメールを合わせて450件以上の抗議が殺到したという。JA岩手県中央会は「岩手県産米ファンに不安を与える重大事件。岩手の米農家を愚弄(ぐろう)するものだ」と抗議。達増拓也知事は「復興に全力を挙げて取り組む本県を誹謗(ひぼう)中傷するものだ」と抗議文を東海テレビに送った。
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いやいや、またフジ系ですか(とはいえここは中日新聞の影響のほうが大きいのだが)。
間違ったフリップを出してしまっただけであれば、大きな騒ぎになることはなかったのだが、画面に表示されたのは、「怪しい表現」とだったのである。これに対して、同社は番組中にすぐに謝罪し、HPにすでに謝罪文を掲載しているのだが、「岩手県産のお米にセシウム汚染の疑いが出たのは本当か?」という誤報になった地域(大体この時期には昨年の米が市場に出ているわけだし)とか「不謹慎も飛び越して不快」、「悪ふざけにもほどがある」など声がある。
あまりにも・・・なのは岩手県産のお米「ひとめぼれ」を10キロプレゼントするという企画段階で地震復興支援を意識していたので、しかも、プレゼントに用意した米は局で購入したものらしいという配慮をしていたのに、誤操作で当選者を書き込むために用意した電子的な画像(フリップ)が(当選者が決まらない段階で)ダミーで(明らかに誤操作で)先に出てしまった。 

岩手県産ひとめぼれ10k当選者
怪しいお米 セシウムさん
怪しいお米 セシウムさん
汚染されたお米 セシウムさん
 
「怪しいお米」「汚染されたお米」と書かれた位置には当選者の市町村、「セシウムさん」には当選者の名前+さんが入るみたいで、予め準備したボードを放送中に間違って表示してしまったようだ。
一応事故対応としては、各所にFAXを送り問題発生についての経緯について、詳細に伝えている。ここに対しては放送局という立場もあって問題認識は高いともいえよう。 
・東海テレビ「ぴーかんテレビ」で不適切表現が放送された事故について
日時: 平成23年8月4日(木) 午前11時3分35秒~11時3分58秒 (23秒間)
表示内容: 不適切な表現・・・「怪しいお米」「汚染されたお米」「セシウムさん」
事故内容: ぴーかんテレビ(注:番組名)放送中に誤って上記内容のテロップが放送された
原因: テロップ制作担当者が、『夏休みプレゼント主義る祭り』(こういうキャンペーンをやってるらしい)の岩手県産ひとめぼれ10kg当選者が決定される前に作成したリハーサル用の仮テロップが、操作ミスで送出されたため

翌日は謝罪番組とし当面番組は中止、対策本部設置(単なるミスとして考えるスイッチングミスと、内容は別で考えるべき)東海テレビの取締役が岩手に行き、JAや県­庁職員に謝罪しに回ってるというが、これは企業のフォローとしては一定のレベルは担保されている。
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たしかにこのようなテロップを作る場合、仮の字を打っておかないと、当選者を決めてから至急打ち込むというのは結構むずかしい。
ところで、CG発注から放送までの流れはこうなっているようだ。
1 ディレクターがCG原稿を作る
2 そのCG原稿でCG制作担当者に発注
3 出来上がりのCGをディレクター、タイムキーパーらが確認
4 プロデューサー、プログラムディレクターが最終チェック

どの段階が仮置きの段階なのかがこの内容ではつまびらかではない。ただし、タイムキーパーが作成後(仮置きの段階・放送前日に)CG制作者(50代の男性外部スタッフ)に不謹慎な内容の訂正を依頼したという。但し其の指示が担当スタッフに伝わっていたのかいなかったのかわからないが訂正されなかったとぴう説明になっている。(伝わっていたのか居なかったのかがわからないと責任分掌やワークフローの問題点が見分けられない)但し、このようにに当日入れ込む作業の場合、はじめに(仮称)として
岩手県産ひとめぼれ10k当選者
尾張旭市 青木さやかさん
一宮市   坪井令夫さん
四日市市 岡田克也さん
 
と仮に作っていたら、作業中混乱するのも請け合いである。また、字体の整えもあるため
岩手県産ひとめぼれ10k当選者
●●●市 ●●●●さん
●●●郡 ●●●●さん
●●●市 ●●●●さん
 
というのもうまくいかない。だから一目で「駄目」なものを作るというのはある。見せてはならないものを作っておくわけだ。
だからダミーを作ること自体はワークフロー上仕方がないようであるのだが、なぜ米のプレゼントのときにこのダミーの言葉を打ち込んだのかなあというのに動揺してしまう。熟練者なりの甘えがあったという見方もできるし、問題抽出をしたところでそれが問題なしに流れたのかフロー見直しの鍵である。(続く)

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