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マルチタスク

多能工という人材育成手法がある。 生産や施工において、複数の異なった工程の作業を受け持つ技能を有する作業者のこと。
単能工を前提にした生産ラインでは、各々の工程を担当する作業者は担当以外の工程の仕事のやり方を知らないため、欠員や作業の遅れがあっても支援に回ることができず、割り当てられた作業を終えたり、前工程が遅延して作業が回ってこない場合、待つ ことになる。多能工は多品種少量生産を実現するために、忙しい工程に労働力を移動させ、負荷の平準化を行うことができる柔軟な生産体制を実現する。多能工はトヨタ生産システムを支える仕組みの1つで、紡織工場では女子工員が1人で数十台の織機を操業していたのに自動車作りでは1人の工員が1台の工作機械しか操作していないのに気がついた、トヨタ自動車工業の大野耐一が考案した。
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確かに、ひとつの技術内容のみを突き詰めるというのもある。特にアメリカの職工さんを見てみると、ある人はプレス専門でほかのことはしないという形で雇用契約がなっているのもあるようだ。但其の職種がなくなれば職工さんは解雇になるとしても、再教育の機会が均等なので、あくまでやる気があれば違う業務の専門的職工さんになることができる。そのいみでは長線てきであるが経歴がシームレスにつながっているとも言える。
ただそれまでに「ひとつの技術内容」というのがどこまでの範囲かというのは意見が分かれるだろう。
先般この本をよんで面白かった。落ち着いて考えるとこのような幅の広い技術(非破壊検査とか)の場合すべての技術を順次完璧に習得できるというのはあるのだろうが、並行して最新の技術を取得しながら走り続けるというのはデイリーに仕事をしながらでは結構苦労が多かろう。実際私も磁粉探傷についてはお願いして目前で試験をやってもらった(つまり立会いをした)ことはあるが、あまり知識はない。ほかの技術も確かに研究開発に参画したことはあったのだが、さて10年も業務から離れると・・・うーむとなってしまうものもある。もちろん目指すべきことではあるのだが、・・・つらいのう。
----------------------------------------引用
忙しい時の「マルチタスク」で仕事の能率はUPするの? 2011年2月13日(日)16:00 (R25)
「複数作業を同時に処理できる“スーパータスカー”が少数ながら存在」というニュースが以前話題になった。電話をしながらメールとか、僕らも仕事でやっているような…。でも、産業技術総合研究所で複数同時作業などを研究する河原純一郎先生によると「スーパータスカーはごくまれにいるかもしれないが、ほとんどの人は複数作業を同時にはできない」とのこと。そこで、ある実験を決行。
内容は「電卓で4桁の数字10個の足し算10問を、最初は集中して、次は会話をしながら、最後は質問された英単語の意味を答えながら計算」といったもの。一度目は全問正解したものの、会話しながらは、1問不正解のうえに所要時間が1.5倍。英単語に答えながらは、2問不正解で所要時間は約2倍。全然ダメでした。
「スーパータスカーは、物事を同時にか、ごく短時間にスイッチしながら行っているのでしょう。普通は短い時間で2つの課題をスイッチすると、課題をひとつひとつ片付けるより効率も精度も落ちるという実験結果があります」
できればスーパータスカーになって仕事の効率を極めたい。パイロットは複数作業を一度にこなす訓練を受けるというし、訓練次第ではなれるのでは?
「本を読むという行為と英単語を書き取るという行為を同時に行う実験を85日間行ったところ、最終的には本の内容を理解し、英単語も書き出すことができたという結果があります。しかし、訓練していないほかの作業でもマルチタスクができるようになったわけではありません。パイロットも同じで、訓練した特定の行為に関してのみマルチタスクができるのではないでしょうか」
逆にいえば、対象を絞り込んで訓練すれば、それについてはスーパータスカーになれる可能性があるということか。結局、横着せずに地道に継続することが一番の近道のようです。
---------------------------------------終了
これは実感であるが、「複数作業を同時に処理できる“スーパータスカー”が少数ながら存在」というと聖徳太子なんかはそうかもしれないし、仄聞する限り(ホントかと言う突っ込みはなしの方向で)金正日もそうかもね。
大概の場合、一般の人はある特定の業務を絞り込んで訓練してスーパータスカーになれるというのはあるかもしれないし、もし上の「紡織工場では女子工員が1人で数十台の織機を操業」というのは習熟訓練の賜物というのもあるならば、成り立つのだろう。従って「電卓で4桁の数字10個の足し算10問を、最初は集中して、次は会話をしながら、最後は質問された英単語の意味を答えながら計算」という作業なら確かに短期的にはスピードがおちていることはあろうが、これを半年続けると、そこそこなスピードになるとおもう。85日間行ったという後段の実験は納得いくなあ。

ただし、私は普通は短い時間で2つの課題をスイッチすると、課題をひとつひとつ片付けるより効率も精度も落ちるというのはちょっと異なる現象もあるのではとおもう。つまり上記の実験のような定型作業でなく、段取りなどを其の折々に組み合わせ考えていく上に一人の人の作業に手戻りや工程の膠着があるような非定常作業の累積の場合、実用上2つぐらいの並行作業はむしろ全体作業の効率化にはなるんではとおもっている。
とはいえこれが3つ4つと増えていくと、効率の低下が進みだす。それで私は体を壊したこともあるんだが。

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コメント

 こんばんは

拙書を紹介していただきありがとうございます。
非破壊検査の世界では、企業に所属する技術者は複数部門をカバーしますが、日本非破壊検査協会の上層部を構成する大学の先生や研究者では、例えば「超音波探傷」の研究者は他部門については素人同然なのです。

投稿: SUBAL | 2011年6月14日 (火曜日) 00時50分

大学の先生が不勉強とはとてもいえないのですが、専門性を突き詰めるとこうなるかもしれませんね。いやほかの学会でもこの傾向はありますしね。

投稿: デハボ1000 | 2011年6月14日 (火曜日) 07時11分

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