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生存のため侵略

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米未来学者:日本は生存のため隣国侵略する可能性  「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年4月13日
ロシアのメディアはこのほど、米国の未来学者2名がある報告の中で、気候の変化が近い未来に世界的な政治の混乱を招き、日本は生存のために、隣国に対し侵略戦争を仕掛ける可能性があると米国国防省に向けて警告したと報じた。
ロシア「ロシアオブザーバー」「フリーメディア報」などのメディアがこれを報道した。報道によると、この「2012-2020年気候概要」と題された報告は、米国の未来学者ピーター・シュウォーツ氏とダグラス・ランドル氏が米国国防省の依頼で執筆したものであるという。
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この2名の学者は報告の中で、 2012年、恐るべき寒さがスカンジナビアの国家を襲い、現地住民はロシアを中心としたヨーロッパ諸国に移民を余儀なくされることや、日本が国の生存のために、隣国を侵略することを決定し、大陸領土を占領すること、カリブ海の島国の難民が米国、メキシコなど米国大陸の国々に押し寄せることなどを強調した。

2015年、ヨーロッパでは水資源、食糧、エネルギーなどの問題により対立が起き、東京とモスクワはシベリアやサハリンのエネルギー利用に関して戦略的協議を締結するという。一方、米国では、再びヨーロッパからの移民ブームが起こるが、その大部分が金持ちであると報告されている。
報告ではまた、2020年、石油価格の高騰により、海に面した地域では、深刻な武装衝突が発生すると予測された。また、2022年、フランスとドイツはライン川をめぐって衝突し、2025年には、中国と米国の海軍が衝突を起こすと報告されている。
2名の学者は、上述の災害は主に、メキシコ湾流を含む海流の劇的な変化によってもたらされるとの見方を示している。海流の変化により、北極の海氷がとけ、世界の淡水資源が被害をうけるという。そのほか、北欧の気温も急激に低下するとしている。
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ロシアのメディアの記事を中国から引いてくるというのも、出所にしてもこの情報が出た時期にしても、その存在に胡散臭い気もするが、まあそれはおいておいて。
今回の災害に起因する話でなく、大きな気候変動が起こって世界中が混乱した時のことのようだ。未来学者ピーター・シュウォーツ氏はかなり実績の高い研究者で、ハーバード・ビジネス・スクールの教授陣が設立した戦略コンサルティングファームであるモニターグループ(http://www.monitor.co.jp/index.html)にて、Global Business Network,という仕事をしている人らしい。(日本では展開せず)だから、国防省の依頼というのは有償コンサルなんだろう。
気候変動が起きる→日本国内でエネルギーに起因した物資不足が懸念→国際生産性の低下で国民が貧困に陥る危険性→通常の商取引において食糧を買うこともできなくなる→一発逆転を試みるものが出てくる
というストーリだとエネルギー不足で侵攻となる発想はあろう。
もっとも、侵略戦争が合理的かというとそうではないとはおもう。周りの国が正常に機能しているなら頭下げて施しで生きる方が生存率高いという見方もできる。しかし、周囲がいつ日本をつぶすことで自国の権益が得られるかを考えている場合や、そもそも周囲が紛争国だらけの場合、国を立て直す機会自体も長年失うという可能性があるようだ。そもそも、世界環境の変化でもある以上、周辺国も紛争状態になっているということはそう想定できる。事実上の記載では近隣地域もとんでもない状況になっている。
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極東国際軍事裁判において、日本の指導者28名を「文明」の名によって通常の戦争犯罪に加えて「平和に対する罪」でも起訴されたときでも、このときにダグラス・マッカーサー自身が日本の戦争の理由を、「資源の乏しかった日本が輸入規制等により包囲され、何千万、何百万という国民が失業に陥ることを恐れて行った安全保障」という側面で見るという、ある意味見方のブレがあったといわれる。このため、国際法の専門家では本裁判に対して否定的な見方をする者もおおいが、一方裁判を否定すると、その後にの日本の進め方を全否定するという側面もあるため評価が定まりにくい側面があるという。
この前提を考えるとかつての原油の価格変動の政治的な傾向が、ひいては原油権益を基にした衝突で、それはちょうど今もあるわけである。そして、別種のエネルギーの回収方法は遮断されていく現在の動向、そして代替自然エネルギーの開発費は投資回収がなかなかうまくいかないという現状をどう考えればいいのだろうか。ないしは理念にがんじがらめにされる結果経済力が落ちるのはともかく、それに伴って学問・技術などの検討能力・余力も衰退するというサイクルになる可能性も否定できない。これはどうなるかは私には読めないが、どっちにせよ、どの道不満がたまる世になるという気もするのが残念である。

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