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電力削減の対策案が不足中

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http://blog.livedoor.jp/pe_hirata/archives/51869072.html#comments
塗装工場の電力削減対策アイデア募集!
この夏の電力削減が必須になっています。
私のブログは全国の皆さんがご覧くださっています。そこで塗装工場における具体的な電力削減対策アイデアを共有化できればと思いました。電力削減ノウハウは今こそ広く公開して、みんなで工夫する必要があると思いました。
とりあえず私が考えたアイデアを載せます。
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しかし私はエネルギーに関する専門家ではありませんので、実現が難しい内容も議論の活性化という意味で載せています。もっと効果的なアイデアが必ずあるはずです。下記の私のアイデアをご覧いただき、「こんなのがあるよ。」とか「これはこの方が良い。」という案を、ご教授いただけないでしょうか?

このブログで公開し、オール日本の塗装技術で国難を乗り切る一助にできればと願っています。ブログのコメント欄に記入してくださってもかまいませんし、ホームページからメールをお送りくださってもかまいません。匿名でOKです。
いただいた個人情報を私のビジネスに使おうなどというさもしい考えもありません。(中略)もちろんいただいたアイデアはすべて公開し、私が今後のコンサルティング活動の役に立てようなどとはまったく考えていませんし、省電力は私の業務範囲外です。
-----------------------------中断
そうなんですよね。
今までの省エネということとは大きく異なるところがあります。
総エネルギーの低減とエネルギー効率の向上というのが前提だったのですが、今回は夜間電力も含めた負荷の平準化というところに重点化されるところが異なるんですね。また、ここで考えるべきは恒久的な省電力ということでなく、あくまで緊急避難というモノも許される事態でもあるので、定常的に無理なく使えるという手法でなくても、夏季3ヶ月まで精神的に保てるものなら、いいという短期決戦だけの手法も可能ということであるのですな。
-----------------------------再開
では、笑いながらご覧ください。お便り、お待ちしております。
『塗装工場節電対策アイデア』
-----------------------------終了
ということで、いろんな人からいただいた意見を含めていらっしゃるのです。
不祥私も考えてみたのですが
「恒久的な動力費低減」「労働加重・経費支出を一時的に許容した動力費低減」「恒久的な負荷平準化(電気からの変更・運転管理・ピークカット)」「労働加重・経費支出を一時的に許容した負荷平準化」
という見方をして考えるべきですね。このかたも「今回の電力削減は、総量規制とピークカットの二つの課題があります。」という指摘がありますが、恒久的対策と短期的対策という2点もあってこのマトリクスで考えるべきかと思うのですが。その視点でちょっとまとめてみました。

恒久的な動力費低減
1)密封型の半導体用クリーンスーツではなく、通気型のクリーンスーツを着用する。
5)ブースの給気の風速を毎日測定しフィルターをこまめに交換して、圧損を少なくする。
7)給排気ファンにインバータを取り付け、給排気のバランスを取りながら風速を落とす。
12)夜間の静かな時にエアーコンプレッサーだけ付けて、エアー漏れ箇所を見つけて修理する。
13)スレートを窓に変えて、自然光を活用する。
14)ビニールで囲って、局所冷房にする。
19)Vベルトの点検、交換。すべりロスの低減。
20)製品の焼付条件を高温側にシフトさせ、短時間焼き付けとし、その分スピードを上げて生産性を高める。熱電対による実物表面温度測定と塗膜性能確認が必須。
21)工場の屋根や壁面に遮熱塗料を塗装し、工場内の温度を下げる。間に合わなければ白色塗料か?
22)塗装ブースの壁を白く塗装し、照度を補完する。
23)コンプレッサーの排気を焼付炉のバーナー給気に廻して、給気エアーを加温する。
24)水切り乾燥前のエアブロー装置をコンプレッサーエアーからモーターのエアーナイフ式ブローに変える。
25)パッケージエアコンやスポットクーラーのフィルタの毎週清掃
26)スポットクーラーの排気の屋外排気
27)攪拌機を高効率攪拌機に変更する。一例としては羽根の無い攪拌機。
28)工場内の気流観察による、熱のこもりの排気の検討
29)工場の南側の窓の外によしずをぶら下げる。
30)工場の南側の窓の上にひさしを大きく取り付けて工場への直射光を少なくする。
31)コンプレッサーエアーのフィルターの大型化による圧損低減
34)窓にエアーマットを貼り付けて、断熱する。
35)エアコンの室外機や配管に直射日光が当たらないように屋根やひさしをつける。
38)アルカリ脱脂工程の脱脂液を、苛性ソーダタイプから珪酸ソーダ中心のものに変更して、ポイント数を低下させる⇒ 排水処理の負荷が低減して、結果として省エネルギーになる。
39)リン酸皮膜処理剤を低温低スラッジタイプにして、処理温度を低温化(35℃~タイプ有り)することで、エネルギーコスト低減 スラッジ量低減 産廃物発生量低減する。
40)表面調整剤を いわゆる液体表調タイプにして、処理時間低減 ライン管理を簡略化し トータルで見て省エネルギーになる。
41)電着塗料を低温焼付け、高付きまわり性タイプにして、省エネルギー化する。
42)洗浄液中の鉄粉がグラインダー作業の摩擦で磁性をおびると 一旦鋼鈑から離れても、再付着することがあるが 電気分解式の油水分離装置を設置すると、鉄粉の磁性が無くなり 再付着しなくなる。脱脂液の再生ができる上に、鉄粉の再付着防止・鉄粉除去もできて 一石三丁の効果がある。
44)屋根に散水して温度を冷やす。
49)水で濡らした無発塵クロスを首にかける。
51)多少気温が低い北側から工場内に給気して南側に排気する。
52)窓にフィルターをつけて逆方向にファンを付けて空気の流れを変える。
53)屋根が高いところは、中二階を作って屋根周辺の熱気のたまりを無くす。
55)電着塗料を沈降レスタイプにする。
56)電着塗装の攪拌ポンプのモーターにインバーターを導入する。
労働加重・経費支出を一時的に許容した動力費低減
2)都度、ドライミストをかぶり、気化熱で身体を冷やす。
3)塗装ブースの近くにお風呂のシャワーユニットを設置し、都度温水シャワーでさっぱりさせ、スーツも着替えさせる。
4)都度、クリーンスーツを洗濯し、脱水後に乾かさないでそのまま着用する。
6)ハンガー、治具への被塗物積載量を限界まで増やす。
10)経営幹部の省エネパトロールを実施する。
15)不良対策のピッチを上げる。塗装外観不良ゼロに挑戦する。
32)バッチ式の焼付炉は、直ぐに扉を閉めて熱の逃がしを少なくする。
33)事務所の照明は卓上蛍光灯とし、部屋全体の照明をやめる。
37)ドライミストを散布する。
46)現場にタンクのミネラルウォーターを準備する。
48)クールタイプのインナーを着用させる。
50)ガードナー社の2ピースクリーンジャケットとパンツを着用する。
57)電着塗装の配電関係の押しボタンのシーケンスを変更し、手動切り替えにする。(停電後の復旧で、押しボタンを使用する必要がなくなる。)
恒久的な負荷平準化(電気からの変更・運転管理・ピークカット)
9)電力ミーティングを定期開催して、現場のアイデアを募り全員で考える。
11)使用電力量の日々グラフ化。
16)生産を寄せて、ラインを止める。
17)電気の赤外線加熱装置をガス遠赤外線加熱装置に変える。
18)工場の電力装置、照明などのリストを作成して、電力量を「見える化」する。電力と稼働時間の積がポイントか?
43)電力低減コンサルティング会社の有料コンサルティングを受ける。
45)終業時間を早くして、従業員の睡眠時間をたっぷり取らせる。
労働加重・経費支出を一時的に許容した負荷平準化
8)早朝稼働にシフトする。
36)事務所にうちわを配る。
47)水筒を支給し、好きな飲み物を持参させる。自動販売機は休止する。
54)玄関に塩ビパイプでシャワーを作る。
58)工場内の輪番操業をおこなう。
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このように恒久的対策と暫定対策を分けることによって、対策の幅を広げることもできると考える。
そう考えると今回の議論で最も考えなければならないのは、比較的事例が出ているものはそれはそれとして、一番電力使う電気炉・および空調に関するピークをずらしていくというのもひとつである。また事務所における空調コストよりは現場のほうの空調コストのほうがはるかに大きい(但しこういう場合はサーバーと一部の厨房機器以外は、事務所も冷房を切ることになろうが)
そうなると私がざっと考えたのは・・・
(A)冷房コストがかかりにくく、また比較的電源に余裕のある夜勤に工程のメインを移す。今の状況だと21時~7時というのが一番時間的には有効とおもわれる。じつは電力事情の悪い中国広州では(理由は違うが)供給サイドが夜間シフト工場にをさせることがあるらしい。もちろん夜勤が問題となる場合土日勤務などを入れて平日を休むなどということもある。
(B)炉の加熱時間を短縮するため、ウイークリータイマーを用い、かつ終業のすこし前に通電停止をして余熱を活用する。
(C)最近はあまりはやらないが、夜間電力を活用し熱器具(貯湯式温水器)を用いる。
(D)雑用水などに温水を用いるならボイラーの前段余熱に太陽熱温水器を用いる。これは屋根の焼けることを防止するので冷房促進効果もある。最近は蓄熱性を持つ温水器もあるので、貯湯式温水器との組み合わせも機器によっては可能である。
(E)空気圧縮機を使わないわけにいかない場合、機械サイドにある圧縮機よりは屋外から空気を引っ張ったほうが、機械発熱を作業者に与えないなどメリットがある。また、水切り乾燥前のエアブロー装置をコンプレッサーエアーからモーターのエアーナイフ式ブローに変えるのもひとつだが、圧縮機でもワンダーガン(http://www.osawa-company.co.jp/index.htm)のようなスパイラルジェット方式で低圧送風を多量に行うような形でエアーナイフ式ブローに近い(かつ圧縮空気を使うことは再膨張のときに多少乾燥される傾向がある)使い方ができる。なおワンダーガンは、じつはスポット換気、送風に使うという使い方もでき、物体以外に人にとっても使える手法がある。(圧縮空気がある程度の長い配管で大気温まで圧縮空気が冷えているというのが適用目安になる)
(F)案外に多いのは力率の悪い状態で電源を使っている場合。進相コンデンサーが適切なのかをみなおす。利率は電源品質の問題であり、もちろん電気代にも影響するが、電灯会社にして見れは配電ロス(熱になる)を減らすという効果もある。
なんてのが気になった。もちろん太陽光発電などを使うのはいいのだが、この状態ではコストもかかるし機器の供給に無理を生じそうであるので本稿では省いたものの、当然使い方を考えれば有効である。

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