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入電なしと情報過多(1/2)

気象通報をきいて天気図を描く、登山家の人がいると、時々海外の気象観測拠点からのデータが途絶えることがあるということを聞く。
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たとえば、鬱陵島(ウルルン島とも)  入電なし  とかである。一時日本でも南鳥島がこうなっていたらしい。これは荒天の海上の船舶には不安となることもあろう。いや、今の情報の海も荒天であり、船を出すのに私は躊躇した。
一週間BLOGをかかなかったのは、ネット上での言い争いや、意見の相違、情報品質があまりにもばらつき、元のデータの根拠がわからぬままのものがあることで、混乱するニュース元では考察ができないからである。消極的であるが出航を見合わせていた。
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今回の一連の政府の情報はそれなりに誠意を持って伝えていたのであるだろうが、如何せん市民の混乱による二次被害・三次被害を抑止するバイアスがかかることを既に意識している人もおり、それ以上に海外からの一次情報との食い違いを起こすという問題が出ていた。官房長官の奮闘は意識しているが、しれは取り繕うことに終始するという裏の見方をする人も大勢いたと聞く。(念のために言って置くが、あの情報の状態で隠蔽をすることは、できない。海外からは人工衛星による監視もある。事務方にそのような情報を有利に加工する能力はあっても事後に調整をするような配慮は悪意があってもできない。大体情報を調整する体力は既にないと思う。たまたま知人から得た政府纏めの被害情報であるが、あの状況で纏めたのを関心するともに、情報収集中の項目も多いことが気になる。つまりほんとに情報をとろうにも入電なしの状況であろう。参考:http://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_001403.html


思えば阪神・淡路大震災の朝、5:46に目覚めた。関東まで、寝床まで地震が来ていたからであるが、おっとり刀でTVをつけると地震の震度とマグニチュードの概算値が出ていた。もうこの時間だとTVのニュースは一部始まっており(現実に大阪の放送局ではニュース番組の開始直後にスタジオがひっくり返るようなことになった画像が残っている)
しかし、肝心の神戸であるが空欄になっている。そうなのである。通信が途絶えたためデータが送れず震源地と予測されるところが入電なしということになっているのである。この段階で入電していればということはいえるのだが、結果的に初動どころか、どうやっていいかの思考停止をすべての部署が遠隔地ではしなければならなかったため、後手に回ったのは結果が示すとおりである。
では、当該地の指揮者ではどうだったかというと、今度は横の状況をみることができる機材がことごとく寸断されてしまっているためパッシブな動きしかできなかったという。つまり、指揮官がもし現場に入ったとして、作業をするということになると、全体のバランスが失われるわけで入っても問題、遠隔地から指揮しても問題ということになるわけである。さらに指揮官が近くにいたという前線基地を設けるのは、今度はその他の地域に情報を出すという業務に対してあまりにも中途半端である。(大体当該地に乗り込んでそこで対外への状況報告をしたら、現実感はあるのだろうがだれもその情報を取材できないわけで、広報や支援、問題点の解析をやったところで情報の受け側に届く割合が希釈されてしまう。つまりやってる意味がない)
つまり入電なし状態、つまり情報がない以上は、だれしも動くことができない上に、動けるようになったときは情報が輻輳するわ、混乱するわ、真偽不明の情報まで出回るは、どうしようもないことに陥る。事実阪神・淡路大震災はそうなった。初動体制の遅延や責任範囲の明確化を確定させるために動けなかったなどを語っても、それは以後の反省となるかもしれないが、責任のたらいまわしになると大方の人は言うが、結果的に情報が入らずむやみに動くことは、第三者に積極的に動いてもらう上では無責任になる。
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チェーンメール等について総務省がまとめたと、知人が教えてくれた。うわさというものの怖さを指摘している。
http://www.soumu.go.jp.cache.yimg.jp/menu_kyotsuu/important/kinkyu01_000096.html
東北地方太平洋沖地震に関するチェーンメール等にご注意ください。 総務省
東北地方太平洋沖地震に関連して、チェーンメール、電子掲示板、ミニブログ等で誤った情報が流れています。報道や行政機関のウェブサイト等の信頼できる情報源で真偽を確かめ、これらのチェーンメール等に惑わされないようにしましょう。
また、チェーンメールを転送することは、いたずらに不安感をあおることにつながります。チェーンメールを受け取った時は、すみやかに削除して転送を止めて下さい。
(別紙)
◆チェーンメール
 「他の人に知らせてください!」という内容のメールを、チェーンメール(連鎖的に広がっていくメール)といいます。
 チェーンメールは、
・情報の出所がわからない
・転送を繰り返していく途中で情報の内容が改変されることがある
・その情報を広めることが必要なくなっても、止めることができない
ため、間違った情報、不確実な情報を拡散してしまうことになる迷惑メールです。
 また、チェーンメールの転送を行うことで、通信ネットワークに対する負荷が上昇し、本当に必要なメールが届きにくくなるという悪影響も想定されます。
 したがって、内容が正しいかどうか、善意か悪意かに関わらず、チェーンメールを受け取ったときには、慌てて転送せずに、落ち着いてメールの転送をやめるようにしてください。(中略)
◆電子掲示板やミニブログ
また、電子掲示板やミニブログでは、情報を広めるための仕組みが用意されており、簡単に広めることができることから、「拡散希望!」という書き込みを多数みかけます。しかし、情報を改変可能な形で広めてしまうと、チェーンメールと同じような問題を発生させることがあります。重要な情報は、頻繁に報道されますので、報道や行政機関など信頼できる情報源で真偽を確かめ、チェーンメールや書き込みに惑わされることなく、冷静に対処してください。
◆チェーンメールを受け取った場合や電子掲示板やミニブログ等で書き込みの呼びかけを見た場合は、次の点に注意し、対応してください。
出所の分からない情報に注意: メールで送られてきた情報等を見た相手(受信者、閲覧者)が、その情報の出所(情報源)が確認できないような情報を広めることはやめてください。たとえば、「○○○○によれば」と書いてあるだけでは、その情報が本当に○○○○が公表したものとは限りません。
いつの時点のものか分からない情報に注意:いつの時点のものか分からない情報を広めることはやめてください。最初の発信者が発信したときには正しかった情報でも、相手が受け取った時点では状況が変わっていることもあります。
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内容が正しいかどうか、善意か悪意かに関わらず、チェーンメールを受け取ったときには、慌てて転送せずに、落ち着いてメールの転送をやめるようということである。
ここで第一のジャッジメントの是非を考える。(続く)

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