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素直に喜ぶべきだろうがねえ

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山本モナMBA取得を報告 「学位を無駄にしない」    2011/1/19 12:12
元アナウンサーでタレントの山本モナさんが2011年1月18日のブログで、MBA(経営学修士)を取得したことを報告した。
「きょうPCでメールをチェックしたら、大学院から、私の修士論文がイギリスでの審査を終えて、合格したとの通知が届いていました!」
山本さんは2008年、当時読売ジャイアンツの二岡智宏選手との「不倫デート写真」を女性週刊誌にキャッチされ謹慎。その後、英国国立ウェールズ大学経営大学院MBA(日本語)プログラムに在学し、MBA取得を目指していた。
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学位の取得について、本人は学校で一緒だった仲間、支えてくれた夫のおかげだと書いている。仲間とは、夜中まで格安通話「スカイプ」を用いてディスカッションしてグループワークを仕上げたり、次々に出題される課題を励まし合ったりして取り組んできた。また、夫は明け方までレポートを書く彼女を励ましたり、実務的な指摘をしてくれたそうだ。
「2年間のこの経験と、MBAという学位を無駄にしないように、これから精進しなければと気を引き締めます! ウェールズ・カーディフでの卒業式が楽しみです!」
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二岡さんもここに来てまたねたにされているようだが、それだったら細野豪志代議士も出すのが筋ではないのか。こういう取り上げ方は多少いやなバイアスを感じるし、大体確かにMBA取得へのトリガーであっても
「不倫デート写真」を女性週刊誌にキャッチされ謹慎
だけでいいんじゃないか。これなら、具体的名前はいらんだろう。

最近退任した、H元宮崎県知事に対しても淫行事件でTV出演を自粛したことで、潜めていた学習の意欲が生まれてきたことから、徐々にその方に進んだという話を聞いたことがある。もちろんそれだけではないだろうが・・・
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ただし彼女の肉食系の行動(これは結構武勇伝や修羅場があったらしい)にあるいみカルチャーショックだった人は多かったようだ。ついこの前五反田の某社に行くことがあり、地図で出先を示したメールを添付し送った人が、「五反田の彼のファッションホテル ウエストの線路をはさんだ反対側です」って一文をつけてきた。池田山といえばいいものを・・・おいおい。
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どうもいろいろ見ていると、彼女はすべての恋愛や仕事に対して第三者の視点をあまり気にせず突き進む「男前」な人という気がする。顔がどうこうということではないが、ABCの報道番組に出ていたころを考えると、求めた仕事に対しては熱血で取り組むと思われる。つまり求めた恋愛や、感情に簡単にロックオンするということでは、世の中の生き方に対しては不器用なのだろう。(その意味では同性には敵を作りやすいかもしれない)
ただ自分もそうだが、不器用ならその分を直すというのは志向としては外れてないかもしれないが、それが果てしなく徒労と言うことを感じてしまう人はいるかもしれない。閉塞感を持つともう活躍・・・いや活動するすべはないとあきらめがちである。しかしそこを彼女は得意なコミニケーションとパワー、そして頭の回転のよさを生かすという形にしたようだ。
もちろん専門職大学院は学力があるからどうこうという側面より、実務の習得行為に対する評価指標ともいえる。(法科大学院も、教職大学院もその傾向がある)下調べなどの行為・作業の習得訓練に多くの学習側面もあり、労力としては大変でたしかに簡単に取れる物じゃない。金さえ払えば取れると言う声もあるが、金を出して少しでも勉強することは評価するべきと考える。そして一般的な教養については、決して日本人ごのみの形は理解できなくても、すくなくとも知識でカバーするという努力でカバーするような努力をすることで、彼女なりのベストは尽くしたと思うのである。

専門職大学院設置基準上に明文
 法科大学院
 教職大学院
専門職大学院設置基準上に明文化してないもの
 経営専門職大学院(日本のMBAにあたる)
 技術経営専門職大学院
 会計専門職大学院
 公共政策専門職大学院
 公衆衛生専門職大学院
 知的財産専門職大学院
 臨床心理専門職大学院

じつはかつて私、某大学の技術経営専門職大学院の教授資料を大学と共同で作成したことがあり、そういう先生方の教え方や指導法を見聞きしている。(ちなみに、専門職大学院はやすいところでも学資は300万円ぐらいかかり、遠隔授業は当たり前であるため、通信教育はほとんど当然の構成である。それでも学生数は高々1学年40名でも多いぐらい)を見ていると、確かにほかに仕事をしていない人は少ないのだが、共同研究などだと業務のある人をベースにゼミ研究を行う(仲間と「スカイプ」を用いてディスカッションしてグループワークを仕上げたり、次々に出題される課題を取り組みというのはゼミの課題解決を電話会議で行ったことであろう。スカイプには電話会議システムがある)と、仕事にあわせてということが大きい。大体彼女も番組にはいくらか出ているんだし。となると、ともかく努力をして次の道をこじ開けようとする努力だけは買っていいとおもう。
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もっとも彼女がMBAで仕事ができると思っているなら大歩危であろう。実際、これが日本では特になのだが、業務調整などの要員が極めて多い日本ではMBAをとったから経営ができるということはないどころか、既存の企業に入る場合は返って反発を受けて経営が成り立たないことが多い。(これは日本特有であるどころか、海外のMBAでもおなじ傾向が出ており、日本の場合MBAという教育制度でも人材育成が成り立たないのは、フラット性の高い社会とかを要因とした、特異な社会規範があるからとまで言われている。)これは、技術経営専門職大学院(MOT)も多少言われている。また、法科大学院も(弁護士ターゲットという外に目的を見出すなら)おなじ論旨で語る人がいる。
このようにキャリアパスに教育機関の効力がないということはどうもあるようだ。だから、実践の中で培う経営学が日本では大切にされるが、これは中途からその道に入る人材が生じないという硬直性の高い社会と一対をなす。MBAで実践出来てる人はこと日本では極めて少ないのだが、ほかに手法もない以上、彼女の現在の立ち居位置でこれを考えるなら、畳の上の水練から脱する以前にその基礎的な位置を見極め、更にこれを活用する必要がある現場に飛び込むような素地を少なくとももつと考えるべきだろうなあ。、
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英国国立ウェールズ大学経営大学院というのは大きな公立単科大学の連合体で、規模的には日本大学に近いのようである。確かにランクが高いかはともかくだし、あくまで日本の学校という形ではないが、イギリスの学位(この場合専門職修士)は把握されるカリキュラムではあるため、まあちゃんと学習をしたといっていい。(もともとヨーロッパは大学進学自体がすでに高学歴である。進学率が低いからでもある)上述するように経営大学院は専門職大学院の一種で研究などの高度の人材育成というよりも、社会に還元する知的人材の育成が目的という大学なので、どちらかというと研究型の学校というイメージは捨てたほうがいいかもしれない。むしろ専門職大学院としてのMBAは
●実際に持っている知識をどういうように活用できるかを実践を多くして習得する
●同じ志向の人たちを共同して実践研究を行って実務能力を研鑽する
●既存の各自知識から新規の経営指針を創出するプランを自力で作るノウハウを獲得する
ということであり、日本でもいい大学だからMBAがハイレベルとはいえないという話はある。だからあまり一般的な大学のランクの評価は使えないものである。
まあ彼女をどうこう言うことは好みもあるし、特に倫理観の違いによる固定観念は免れない。けどもしかしたら芸能界から引退してなにかの経営のほうに走るかもしれないし、この知識でTVで活躍するかもしれない。(少なくとも大阪時代は彼女は報道畑であった)少なくとも、やる気をもっていて、頭はそこそこよく、意欲はあるんだけど生き方が日本にあわせることが苦手な人だなあとおもう。こういう生き様は石つぶてでつぶすのが最適と思う頭の固い人は耐え切れられのないかなあと思うと、コンセンサスの取れない社会の苦しさ、そして日本でMBAの学習が生かせる場所が少ないのと表裏一体なのかと思うのである。

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