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繰り返さないようサポートしないと

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ナイナイ岡村生放送で「こっぱずかしい」  日刊スポーツ [2010年12月3日6時3分]
 体調不良で休養し、先月仕事復帰したナインティナインの岡村隆史(40)が3日未明、ニッポン放送「ナインティナインのオールナイトニッポン」(木曜深夜1時)に出演した。生放送は約5カ月ぶりで、岡村は「こっぱずかしいような変な感じ。長々待っていただいて、ありがとうございました。感謝の気持ちで一杯です。もうどっこも行かないから。もう大丈夫だから。全開でいこうぜ」。休養直前には相方の矢部浩之(39)が岡村の自宅を訪ねたことも明かし、矢部は「休んでもらおうと決めた瞬間やった。休むの嫌いな人って分かってるから、心痛んだ」。岡村は「今ここに座ってしゃべれてるの奇跡。うれしいね。みんなに助けてもらった」と感謝した。冒頭から40分近くしゃべり通しで、元気な様子だった。 
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たまたま聞いていたのだが、うーむこれは極めて近いところで私が知った人たちにも類似の傾向があったような気がする。自律神経失調症・不安神経症といっていいのかわからんが。これらの話を淡々と語る(ただし、多少岡村さんは前のめりの感じがあった)のはある意味緊張感をもって聞いた。

<岡村さんの療養中の話>
前段
・『金融不安』、楽屋で突如「お金がないで!(明日の)ロケ行けない!」。「銀行(ATM)に行けばお金あるでしょ」というも、「こんだけしかないで!」と財布の中身を矢部さんに見せてきた。会話が出来ない状態
・体臭が気になる。俺クサない?と急に言い出す。マネージャーが否定しても目を合わせてなかったからと自分の体臭が異常に気になり出す。(所謂自臭症)
・俺やせてへん?と服を脱ぎ出す等々
・ 「お金がない!」しか言わず会話にならなかったため、相方らは休ませることにした。相方に休養を言い渡された岡村さんは相方・矢部の腕を掴み、両手にしがみついてもの凄い目で「それだけはやめてくれー!!」
「地獄を見た」療養
・面会謝絶だったこともあるのか、療養中は、明石家さんま・志村けん・タモリ・島田紳助とたくさんの芸能界の先輩から見舞いのメール・電話を貰った。ビートたけしは手紙を送ってくれた、「救われた。ありがたかった」。
・家族にも支えられ、70歳前の母親に手を握ってもらい眠りにつくこともあった。「落ち着くんです。もう40歳で、恥ずかしいんですけど、母強しです」。
・笑うことはほぼなかった。 バラエティ番組を見ても「楽しそうでいいなぁ」と思うだけで全然笑えず、療養中の5か月間、笑顔自体もほとんどなかった。
・物忘れが激しくなり、人の名前や、ひどいときは自分のサインさえ書けなくなる
・身だしなみを構わなくなる。髭ボーボー、髪ボサボサ、体重も増え風呂に入らない。(マラドーナ監督のような風貌)
・食べ物の味に興味を失う。ご飯の味を楽しむ余裕もなく、サラダにも「かけたところで」と思いドレッシングをかけない。
・落ち着きがなく部屋の中をウロウロ四六時中ソワソワ
・甘いモノが無性に欲しくなり、ジャンボチョコモナカやチョコレートを喰いまくる
・入院中NHK以外は精神的に見れなかった。病院では7時に起き、まず連続テレビ小説・その後、BSでメジャーリーグ・次は高校野球とNHKばかり。サッカーが観られなくなる。「NHKはずっと見てられる安心感がある。助けられた」。
・じっとしていることもできなくなり、落ち着きがなく部屋の中をウロウロ四六時中ソワソワ。働かないといけないという強迫観念から部屋をぐるぐる歩き回る
・矢部の恋愛について、そういうの聞くのが1番あかんと発言。ただし、それ自身が悪いということではない。いきなり「(TBSの)青木裕子と付き合うてんの? 好きなん?」と直球。「名前出すなや~」と苦笑いするも「付き合うということは好きということなんでしょうね…」と交際を認めた。岡村は(番組で一緒になったときの事例を示し)「仲ええなあとは思ってたけど、まさか付き合うとはなあ。ええやん」。

病名こそ言わなかったものの、かなり深いところまで話して驚いた。
前段で、ここまで来る前に自覚(病識;自分で自分が病気だと理解していること)がないというのはよくあることらしい。しかも根がまじめな人なのだろう。「働かないといけないという脅迫概念⇔仕事入れたる」となっても仕事が彼の場合黙っても入ってくるだけにセーブが効かない。 しかも彼ぐらいの立場になると「おかしなこと」をもしはじめても他者が指摘することができない。で、きっぱり指摘するしかない立場が「奥さんも居ない岡村さんには」相方の矢部さん
重症のうつ病では、自責・罪責感(自分のせいで、努力が足りないためにうまくいかない)、貧困念慮(将来がなくなった。財産を失う)心気念慮(身体の病気の不安。原因不明の痛み)、焦燥感、不眠、食欲不振というのがあるという。
この状態で引導を渡すというのは、どっちにせよ勇気が相方になければならない。つまり相方にとっては一時的にせよ負担がかかっていく。とはいえ無理し続けてたら自殺してたかもしれなかったとさえ思う。
相方はこのようなことを、ずっとラジオでも黙っていたし、サポートに徹した 。 矢面に立って相方の帰り待つなんてよほどである。岡村さんばかりが評価されがちであるが、矢部さんは仕事の上でもパートナーとして、ちゃんと支え合ってるコンビだと思う。そして、精神を病んだ人間のそばにいるってことは綺麗ごとじゃない問題である。(マネージャーもかなり苦労したようである。)

ただし、問題はあせりもあるのかかなり、ペースが悪い話し方をしている。 放送開始30分あたりの岡村さんは少し怖かった。 まだなんかあぶなっかしい感じ。もともと完璧主義という気もする、予後を考えないと再発もありうると思う。
どうも 主治医には「ラジオは5分出て帰りなさい」と言われていたとか。
前半フル回転で面白かったが後半「俺笑わせられてるかな?」と気にし相方が「大丈夫大丈夫」のパターンを担っているところもあった。まだちょっとキツそうだった。まだ全力で~とかは止めた方がいいかと。もともと完ぺき主義の人はここであせってエライことになることが多く、かくて再発するリスクはあるともいえる。
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このようにがんばる人が、20年ぐらいして一度どつぼに落ちることがある。全部ということではないがこれが元で失態を演じて・・・という人も居るようだ。つまり、全員がということはなくても、時として運に近い確率で遭遇するもののようである。いやいやサラリーマンでも多くなっており、更に成果主義の影響で一時的に成果の出ない人が、病状を問わず失職することもそう珍しいことではない。
枚挙にいとわないが、たとえばこういうのがいい事例だろう
(1)江頭2:50
めちゃ×2イケてるッ!で競演も多い。2004年2月に体調を崩し、芸能活動を一時休止。本人がラジオで語ったところによると「表情がなくなる病気・感情表現ができない病気」だったというのだが・・・・、。のち復活。素顔の江頭は、芸風とは正反対に真面目で礼儀正しい上に、DJなどの話を聞く限りではきわめて勉強家で驚くのである。
(3)2代目桂枝雀
古典落語を踏襲しながらも人一倍の努力と類稀な天才的センスにより、客を大爆笑させる独特のスタイルを開拓する。芸理論など独自の解析的手法を構築し、これを穏やかな人格の元に実演したことで不傑出の存在で門人も活躍しているが当人はうつ病に苦しんだ。もともと突き詰めて考える人のようだが、一つ好きなものが見つかったら自身の気が済むまで執着する性格だったようである。
ある日「演芸場に行くのが怖い」と言って、その場にしゃがみこんでしまい、妻が気がつきうつ病が発覚。将来に対してプレッシャーを感じ、芸に対して極限まで思いつめ、「死んだら人はどうなるんや」「死ぬのが怖い」「わしはビニールの病気や(当時、塩化ビニールが誘引となる神経性疾病が話題になり、のちに発病可能性がきわめて低いことがわかった)」などと、全ての事が悪いほうにいくように思え、食事も取らず、風呂も入らず、顔は青ざめ、家に篭りっきりになってしまった。このときは3ヶ月で復職した。自身のうつ病を本人は「死ぬのが怖い病」と呼んで、枕に振ることもあった。
晩年、古典ネタの完成度を高めようとしたが本人は納得いかず、うつ病を再発。ところが高座のマクラで「私、またうつ病になってしまったんです」と話したり、「いろんなことを試みてるうちに、自分の落語が分からなくなってきた」と泣いたりすることもあったという。客は冗談だと思って笑うと、本人は涙を流しながら否定、それが客のさらなる笑いを誘う、という悪循環に陥った。(後年は、まじめに言っていても客がネタと思うこともあったようだ。寄席中継でやってるのをきいたこともある)高座に穴をあけることもあったようだ。(ただし米朝事務所は定席を持たないこともあり、病気のことも業界には知れていたからそれ自体は問題にはならず、また弟子や一門が精一杯カバーしていた)そして最後は自殺に至るのである。
(3)田代まさしも自分の芸に対し悩んでいたという話もある。もともと歌手のほうから来た人なので、師匠が居るわけでなく、そこが後年の暴走のトリガーになっていたのではないかという説もある。
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ここで、桂枝雀の事例が極めて近いのかもしれないということに私は驚いてしまった。これはよっぽどマネージメントをしっかりしないと向上心が高い人だけに、同じようなことが・・・と危惧するのである。

もちろん病名が言われることはないが、病名が単なる「レッテル貼り」でしかないというのもあるんだろう。しかし、「田園」(玉置浩二)がエンディングで流れるというのはすべてを物語っている。だれがこんな選曲をしたのか。
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玉置浩二が人間不信になり精神的に追い込まれて病院に何ヶ月も入院する羽目になる。(躁うつ病の傾向がある上に、孤高の立場を貫くこともあろう)3日で脱走し北海道の実家で静養した。無事回復(まあ、そのときは(苦笑))してその時に出来た、復活後最初の曲といわれている。重すぎる曲の選択である。

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