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論文の自己チェックのために

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卒業論文・修士論文自己チェックリスト  2010 年10 月15 日
概要
卒業論文や修士論文の第0 稿から第1稿にする際に何をチェックすべきかをまとめた。このチェックリストにしたがい論文の頭からお尻までチェックすることを6 回繰り返せば、形式や内容における論文の各種既定がある程度守られている論文になるようにしてある。
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0 本チェックリストの使い方
論文執筆の助言に「とにかく、どんなに粗末なものでも良いので頭からお尻まで論文を一通り書き上げなさい」というものがある。この助言はとても有用なのだけれども、この「とりあえず書き上げたもの」は、はっきりいって論文になっていない。これは論文の第1 稿未満の第0 稿だ。

第0 稿の論文を指導してくれている先輩や教員に渡しても、有意義な助言や指導は受けられない。なぜならば、形式や内容における論文の各種既定が守られておらず、その部分の指摘に時間が費やされるからである。
本チェックリストは、「とりあえず書き上げた」第0 稿を、形式や内容における論文の各種既定がある程度守られている第1 稿にバージョンアップさせるためにつくったものである。チェックリストで列挙されている項目について、論文の頭からお尻までチェックすることを6 回繰り返せば、形式や内容における論文の各種既定がある程度守られている論文になるように作ってある。
このチェックリストを活用し、まともな論文指導が受けられる原稿を作り上げて欲しい。また、大学院生が同級生あるいは後輩への論文指導を行う際にどの点に注意して指導をしたら良いかの参考にも本チェックリストを利用して欲しい。(後略)
http://www.aise.ics.saitama-u.ac.jp/~gotoh/Download/CheckListJa.pdf
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なかなかこれ面白いですねえ。筆者は埼玉大学大学院 理工学研究科の助教さんで、電子通信関係の研究者であるが相当学生産さんに指導する方法を考えてるようですねえ。
多言を弄しないのだが、相当この人はいろんな人に指導をする機会があって、そのなかでどういうようにすれば訴求力がある論文が書け、評価がうまくなるか(ただし、この論文読者のターゲットは当然ながら専門家を対象にしてると思う)を試行錯誤してるのだろうと思う。
これなんかを見ると、指導業務において、過去相当がんばられたんだなと思う。しかも学生に無理なく読ますからか、筋道が実に明確である。

1 回目のチェックは、主に書式や形式に関わる点に関してのミスを潰す。書式や形式に関するミスが残っていると、指導をする側としては有意義な助言や本質的な改善点を指摘できない。
経験的に書式が整っていない文書は、内容も粗末であることが多い。自分が書いた文書を相手に読んでほしいのであれば指定された書式どおりに文書を作成する必要がある。
卒論・修論指導の立場から言えば、書式を守るという行為は論文執筆経験が不要な行為であり、時間をかけ、注意深く自分の原稿を見直せば必ず達成できる行為であると認識している。つまり、書式が守れないということは、「執筆者は時間をかけていない」あるいは「執筆者は自分の論文を大事にしていない」と判断されてもしょうがないということである。執筆者すら手間をかけていない論文なら、当然、論文指導を行う側は手間をかけて指導しない。
ぜひ、書式のミスは自己チェックで潰して欲しい。

また、LaTeX(ラテック、ラテフ、レイテック、レイテックス)というテキストベースの組版処理システムは、主に、自然科学系・工学系の論文作成や研究誌への投稿フォーマットなどではわりと使われているものだが、そうでない部門ではあまり使わない。だからこの方の説明を充実しているのはわかる。
こんど論文を書くときに使ってみようか・・・けど私の場合は他人の論文を査読する立場だもんな。ああ、人にこの書類を薦めればいいのか。久しぶりに面白い、使ってみたいと関心した「教材」であった。

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コメント

こんにちは。去年の今頃は苦しんでいました(笑;)電子化が進んだのはよいのですが、最近は学会論文などでも、内容の査読を通ったあとに、体裁の査読がありまして、活字などはすぐに直せるのですが、大量のデータを用いて作成したグラフの仕様を半年くらい後に修正するのは相当大変です。また、学会誌によって、書式や字体のフォーマットが異なるのもやっかいなところではあります。

投稿: KADOTA | 2010年12月 9日 (木曜日) 21時51分

この資料は、そもそも論文形式でいかに指導者にうまく指導してもらうためのようです。きほんてきなガイドラインは示されていますが。
>また、学会誌によって、書式や字体のフォーマットが異なるのもやっかいなところ
これ結構厄介ですよね。私はこれはしませんでしたが、(たとえば冷凍空調学会と機械学会・・・とでさえも違うところがある)仕方ないとはいえ厄介ですねえ。

投稿: デハボ1000 | 2010年12月10日 (金曜日) 01時52分

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