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なぜか金八先生

たしかに。中国漁船衝突のビデオ映像流出事件において、やれサムライだとか、確信犯だとかいう意見は多い。また本当のものかは推測の域を出ないが、報道関係に流れた(これは意外であった)事前折衝やメモには、所属する警備機関に対する問題を含めた倫理問題や法的解析まで思い巡らすという記載があったという。この場合、公務員としての業務規定には相反するのだろうが、それ以外の付帯問題について処置に苦慮するのはたしかにあろう。
もともと、国家機関やその従業員に対して内部通報制度があるかというと、これは難しい。人事院という中央人事行政機関があり、国家公務員の人事管理の公正中立と統一を確保し、労働基本権制約の代償機能を果たすため、いわゆる行政委員会として広汎な権限を有する(また今回の場合、争議権自体が付与されていない)のだが、このような行政側の問題と政府側の問題は人事院調整できるわけにはいかない。いわゆる高度な政治的判断というものである。これは選挙や納税によって社会的責任が国民から仮託されているということによる。
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意見の収斂こそが国力となることから、過去情報を隠蔽しないとならないということはよくあった。七博士意見書という事件があるが、この中には(メインとなった戸水寛人の強行的な意見にひっぱらられた経緯もあるようだが)、戦況の状況が素直に伝わらかったからとかいえる。同様のことは日比谷焼打事件(1905年)の要求内容にもいえよう。
こういうこともあって、その後張作霖爆殺事件のことを国内・政府内では「満洲某重大事件」とよぶはめになるのも、問題の顕在化が「政治」に影響あると考えるからである。(なお宮中某重大事件の場合は人権の問題もあるから、隠蔽とは一率に言い切れない側面もあるし、いまにしてみれば事件というものかというみかたもありそう)
そーか。時代が時代なら「尖閣諸島某重大事件」になるんか。
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ギルベイン・ゴールド事例(教育用事例)という内部告発を題材とした技術者倫理、法規定の研修は時々行われるものであるが、この具体議論をベースにするとこういう解釈もできそうだ。

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1. 問題解決には、道徳的な考えのみでは通用しない
2. 意見の総意を得るために、意見の不一致を埋めることはもともと困難である
3. 断片的に双方から与えられる情報だけでは、問題の根本解決策は得られない。

すでに、「皆が妥協できる意見を求めること」に関しては、国際的考慮(特に今回の場合、対外的弱腰が言われているが、決裂したときに国際的地位が経済面で急降下する状況にすでに経済が陥っている)もあることから、強いリーダーシップがあればあったで、経済過程の停滞が顕著になる。本当はこの意見の総意を得るj行為が解決の最大の要点であるのだが、すでに国内でもこの収束は価値観の分散化と、統制を取る行為自体を否定する近代自由主義の限界と全体主義へのアンチテーゼにより不可能といえよう。すくなくとも「問題解決には、道徳的な考えのみでは通用しない」というところにひとつの収斂先を見出したなら、これは不幸である。このビデオの外部公開についてはYOUTUBEによる公開(・・・もともと海上保安庁は湾岸警備活動の積極的な広報展開にVTRを活用するのに長けており、経費節減もあってYOUTUBEを活用した広報を展開していた)であるのだが、もともとに商業利用自体はそこまで問題になることではなかろう。根気の問題とは別物である。

最も一時的な喝采というものがきわめてその基盤が薄弱なものであることは、認識しておかなければならないだろう。きわめて近い場所にいる傍観者が、外部からの圧力を受けて退散することは前提としなければならない。そしてその中で責任をとれる対応をする活動をするべきである。
そのような前提でかつて放送されたこの有名なシーンを見ると・・・印象がちがうことになる。

加藤が友人数名と転校前の中学校に殴りこみ、過去の非(というがこれは教育委員会との問題解決思想の整合性)を校長に詫びさせたあと、学校の通報で駆けつけた機動隊に取り押さえられて連行される。スローモーションの映像でセリフを一切用いずに、代わりに中島みゆきの「世情」をフルコーラスで流す。

支援者は警察がなだれ込んでいく中で逃げ出す。直接争議している学生たちは抵抗しながら手錠をはめられる。そして松浦(沖田浩之)は加藤が捕まるのを阻止しよ­うとしてる。加藤(直江喜一)は無抵抗で拘束される。そして最後われを忘れて護送車を追いかける加藤の母がある。
この曲自体はかつて幼いときに見た火炎瓶が飛んでいたときの風景を私は思い出すからかもしれない。歌詞が重い

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