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おいしい水

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【コラム】 小学校で“蛇口離れ”その意外な理由とは? (R25 - 08月21日 17:05)
クラブ活動や体育の授業の後に水道の蛇口から水をがぶ飲みした経験はないだろうか? 運動後にカラカラに乾いたのどを潤してくれた水道水は、当時のボクらにはありがたい存在だった。ところが最近、水道水が飲めないという“蛇口離れ”の子供が増えているらしい。最近の子供はそこまで贅沢になったのかとちょっと悲しい気持ちになったが、調査してみるとそこには意外な理由が…。
「子供たちの“蛇口離れ”は少子化も関係しているんです」というのは、東京都水道局の総務部調査課長の筧 直(かけひ・すなお)さん。
少子化が“蛇口離れ”と、どう関係しているんですか?
「少子化で子供の数が減ったことで、生徒数に対して、小学校に設置されている貯水槽が大きすぎるという事態になっているんです。だから貯水槽の水の回転率が悪く、結果的に水質が悪化しやすくなり、水道水がおいしくないと評価されてしまうんです」
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現在東京都では、高度浄水処理システムを導入して“おいしい”水道水の普及に努めている。しかし、どんなに水道水をおいしくしても、子供時代の先入観から一度も飲んでもらえなくなるのでは意味がない。そこで東京都は、将来を担う子供たちに水道水のおいしさを知ってもらうため、都内の公立小学校400校に貯水槽を経由せずに、直接おいしい水道水が給水できる直結給水方式の工事を行うことにした。
「直結給水工事の後では、小学生から『水がおいしくなった』という言葉をたくさんいただきます。なかには『井戸水のように冷たい』という声もありますね。水道の配水管は地下を通っているので、その水自体は井戸水のようにひんやりしているんですよ」
また東京都では、小学生に対して水道水についてより深く知ってもらうために関するキャラバン活動も実施しており、環境やインフラの勉強を行う4年生を対象に、劇などを取り入れた分かりやすい授業を行っている。昨年は787校で行い、年々申し込みが増えているそうだ。
「国内のどこでも蛇口から直接水を飲める国は、世界でもそう多くありません。にもかかわらず、現状では蛇口離れが進んでいます。徳川家康の江戸入城以来、400年以上におよぶ日本の水道文化を継承していくのも、我々の役目です」と筧さんは水道への思いを熱く語る。
海外旅行に行くとミネラルウォーターが必需品になることは多い。安心して蛇口から水が飲める日本の水道文化を改めて大切にしたいと思いました。
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確かに、蛇口から水が飲めると言うのは世界ではそうそうないそうだ。私の郷里に会った「学校にある蛇口からほうじ茶がでる」となるともう論外である。(ちなみにほうじ茶は売れ残った番茶をすてるのよりははるかにましと、茶の加工業者が再熱処理して学校にきわめて安価に提供しているのだし、学校も定置式ボイラーにこのお茶の葉を袋につめて入れているだけであるので、じつは思いのほかコストはかかっていない)
水が決してよくない欧州でなら、ミネラルウォーターがよろこばれてるのだろうと私は思っていた。(とはいえ蒸留水は苦いだけでなく体によくないとかいう。薬剤用の精製水ならそうでもない)
欧州で地下水などの硬度が高過ぎ飲用しにくいため、味の良い地下水を瓶詰めし、飲料水として販売したことが起源だそうな。上水道でも硬度が高いために味の悪い水しか出ない地域もあるため、都市圏を中心にミネラルウォーターが売られている。最近は「自然である」や「健康に良い(有害な不純物を含まない)」として、世界的にも愛飲者が広く存在する。
また地域によっては海水などを蒸留することによって飲用水を得ているところが、エネルギーが豊富なところであるそうだが、ここには処方としてカリウムなどを入れるんだそうである。
そう考えてみると、日本の場合は地下水などのうち飲用に適する水(カルシウム、マグネシウムなど(硬度)及びpH値を除き、水道法第4条に適合する水をいう)を容器に詰めたもの(炭酸飲料を除く)を「ミネラルウォーター類」というのだそうで、水道水にかなり近いがミネラル類が多少多いものも認められるというわけ。だから、最近美容痩身などで注目されてるコントレックス(フランス製ミネラルウォーター。硬度が1468と極めて高い。飲んだら痩せるのではなく、ダイエット等の際に不足しがちなミネラル分を補うもの。)と言うように、時に慣れない人が飲んで下剤よろしく下痢をするのもあるわけである。
ところで、比較的水事情の良いと思われていた日本国内で、なぜ水が売られているかが、欧州の人にはわかりにくいらしい。水道水に水源の有機物系の臭いや水道配管の錆、さらには消毒のための塩素の臭いやトリハロメタンの危険性など、「水質に問題があると感じる」消費者が増えているということだ。一方、水道直結式ウォータークーラーが最近人気がないは水道水の味がということもあるが、そもそも駅などにあるウォータークーラー自体が衛生的でないと感じたり、管理側でいたずらなどの可能性(危険ポテンシャル)を排除するために撤去するようにはなっていて、其の代替に自販機で水を供給するらしい。
要するに危険に対する視点が、安全安心というところを近視眼的な衛生のところに振り分けることが求められているのが、欧州なのだが、日本ではそれ以上の付加価値のあり方を求めているということである。ただし、「水質に問題があると感じる」といっても、水道水で衛生的に疾病がはやるとかいうことがいうことは、すくなくとも日本ではないといえる。むしろ、出先で出された水が水道水であったりすると、誠意がないという人も居かねない。そうなると割り箸が衛生的と考える人がいまだ多いことと同じで、特有の潔癖性というしか説明できないことになる。

もちろん、味ということはあるだろう。以前仕事の上で、講演者にピッチャーに汲んだ冷水を講義中にのどを潤すために出していたのだが、こまったことに「こんな都市のまずい水道水を出すのはいかがか」と何人かの人に言われたため、急遽2L級の飲用水ボトルに切り替えたことがある。しかし、「なんとかのおいしい水」ですよといってはじめて、文句がなくなるという様で、問題は同じである。
この人たちがほしいのはパッケージされたことで、他人が口をつけていないことを保障して居るというところに、信頼性や価値を見出しているニーズ対応策なのである。つまり割り箸と同じ考え方である。
だから、水の品質どうこうとはまったく違う世界に市場性があるということだと、これこそガラパゴス的といわれる市場であるが、問題は市場開拓をして既存市場の問題点を営業努力で見出し需要をたことが、独自の小さな市場になってしまうという、そもそも市場飽和の中で競合するということであり、しかし企業がこれをしないと収入・健全な営業収益を得ないという究極の問題であろう。
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イギリスのロンドンでは上水道を沸かすやかんや、湯を沸かすボイラーの内側にもカルシウムやマグネシウムの結晶が大量に付着することが知られている。そのため冷たいものは、湯冷まししかのめないという。湯沸しに結晶が大量に付着することは北京でもあった。この手の水をボイラーに使うとスケール(カルシウムやマグネシウムなどの堆積物)のボイラーへの付着と濃縮が悩みで、時々排出をする必要がある。
もっともこのため、自販機がない(というか日本が自販機多すぎといえる)北京では水のペットボトルが店頭で冷やされ多く流通している。私のいったときは5元(75円)/500cc)のを見た。均一運賃のバスが1元 地下鉄の最低運賃が2元であるから、高級品だなのだが水道水を飲むわけにいかない以上これが売れている。日本にあるような茶をペットボトルに入れているのは市中では見かけない(コーヒー牛乳のようなものは町の小型スーパーにあったが、サントリーと書いてあって(現地工場製)のけぞった。また、空港には少しあったがこれも日系企業製であった。)
さて、これらは高度精製水という感じで、いわゆる名水というものではなく、ブランドにはメーカー名を示すのが一般的であるようだ。観光地にはすごいロットで水のみが積まれ、さばけていた。
そこで見た大きなブランドとしては雀巢というのがある。じつはNestleの現地法人である。(日本でもかつては水をつめて販売していたのだが、輸入品はサントリーとの協業で運営しているようだ)
もうひとつは統一というブランドである。じつは セブンイレブン、無印良品、キッコーマン、ミスタードーナツ、カルフール、など日系ほか外資のノウハウを取り込み、運営事業で成長した台湾企業で、製造から販売まで一貫して手がける世界でもまれな企業体である。その中でヤマト運輸や阪急デパートとも組んでいる。

http://zh.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B1%E4%B8%80%E4%BC%81%E6%A5%AD
そして、水を含んだ飲料水事業も大きなウエイトを示している。(http://www.uni-president.com.tw/05products/products02.asp)そう考えると大陸での商売がうまくいっているのはわからなくもない。ただ現地の人に言わすと「こともあろうに台湾の企業のブランド名が統一という上に、それが北京市の著名ブランドというのもいかがなものか」と笑うのだが。

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