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ビジネスセンス(3/3)

(承前)
---------------引用
先輩起業家が伝授する、起業で陥りやすい間違い5つのポイント+α 2010年8月16日 10時0分 (ライフハッカー[日本版])
生活のためでなく、夢の実現に向けて仕事ができれば、なんと理想的なことでしょう。もちろん、この手段には、ある企業や組織に属するという方法もあれば、裸一貫から起業するというアプローチも...。そこで、こちらでは後者にフォーカスして、採りあげてみたいと思います。
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オンラインコラボツール「Campfire」の開発会社「37Signals」の、共同創業者Jason Fried氏は、「big think」の動画インタビューで、起業家がやりがちな間違いについて、以下のように指摘しています。

1: 資金調達に頑張る
多くの起業家は、ビジネスを立ち上げるにあたって、資金調達に苦慮しているが、資金を借りてしまうと、借り先の都合やスケジュールに、自分の事業を合わせなければならなくなり、本来、必要のないこと、もしくは事業のためには好ましくないことに、パワーを費やす羽目になる。自分の望むスピード、スケジュール感で、自分の事業を進めていくためには、自己資金や事業を通じて、顧客から得た利益のみでまかなうのが理想。
2: 事業戦略づくりや体制構築がまず大事
ビジネスコンペでの優勝を目指すとか、スタッフを雇う、オフィスを借りるといった体制づくりよりも、自分が売りたい製品・サービスを作ることに、まずは集中すべき。たとえば、カップケーキ屋さんを開業したいなら、店構えやレイアウトを考える前に、実際にカップケーキを作って、週末、地元のファーマーズマーケットで売ってみるほうが有益。
3: やりたいことの「ど真ん中」に集中して始める
多くの起業家は、ビジネスを早く立ち上げようと、焦りすぎ。すべての選択肢を捨てて、最初からやりたいことだけに集中するのは、リスクが高い。まずは、週末だけ、平日の夜だけ、というように、小さな規模でスタートさせて、徐々に育てていくほうがよい。実際、「Campfire」も当初は、コンサルティングをメイン事業としながら、サイドビジネス的にやりはじめたもの。
4: 投資するなら、ダイナミックに
設備や人への投資には、つい「大盤振る舞い」してしまいがちだが、事業はゆっくり育てるほうがよい。資金面で余裕があっても、必要以上の出費は控える。
5: 2~3年先を見据えて、大きい戦略を描く
将来について意思決定する際、その根拠となるのは、現在の情報でしかない。つまり、現時点での情報やデータをもとに、2年後、3年後の姿を描いても、おそらく、それは正しいものではないだろう。むしろ、日々の取り組みの積み重ねを大切にするほうがよい。

このほか、Fried氏さんは、「自分の限界を知ること」が起業を成功させるポイントだとも述べています。また、起業に当たっては、ビジネスについての素養・経験も必要。自身でこれらを身につけるか、もしくは、そのような人をパートナーにするとよいそうです。
「チマチマやらずに、ドカンと一発!」と、威勢よくいきたいところですが、「急いては事を仕損じる」ということも...。せっかくのビジネスアイデアを着実にカタチにしていくには、小さく生んで、時間をかけて大きく育てるというアプローチも、意外に手堅い方法かもしれませんね。
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若者にはこの議論を見ると逆立ちしていても出てこないものがある。
(1)自己資金や事業を通じて、顧客から得た利益のみでまかなうと、自分の望むスピード、スケジュール感で自分の理想的な事業ができない。つまり体力はあるが資本の蓄積がないのである。若年層に資本蓄積がないのはどこもそうであるが、だからといって無茶な仕事をすることで短期的にお金を得るという企業が今は社会的にはなくされてしまった。
(2)自分が売りたい製品・サービスを作るということはコンセプトプランの確立が業態整備よりも大切であることにある。これはそうであろう。ただし、副業でスタートというのは兼業規定が厳格に適用される業態(これは自己資金が作れる程度の給与形態があるのとほとんど同意である)では厳しい。まずは、週末だけ、平日の夜だけ、というように、小さな規模でスタートさせて、徐々に育てていくほうがよいのだが、実際はこのような業態は日本では表向けては行えない側面がある。つまり独立をされるのは起業にとって有利(高年齢者の労務費削減)と考える場合と、競合プレーヤーをつくりので厳禁という見方で分かれてしまう。つまり商売が広がらない。つまり見事に相反するところがあるからこそ若い人の創業が1発逆転スタイルののるかそるかタイプしか進まないところである。あと健康保険システムの思わぬ問題も指摘される。
(3)現時点での情報やデータをもとに、2年後、3年後の姿を描くことが自体が動機になろうがたしかに、日々の取り組みの積み重ねを大切にし、修正をかけられる姿勢のほうが長続きするのだが、そのためにはもともと広い知見がもてる体験をするほうがよい。

こういう書き方をすると若年者が創業するのは難しいということになってしまう。けど、この逃れ方は後にある。つまり、
「ビジネスについての素養・経験も必要。自身でこれらを身につけるか、もしくは、そのような人をパートナーにするとよい」というのはまさにこの点での独りよがりを防止し、配慮を広く取ることができるということになる。
このようなところはたしかにSONYにせよHONDAにせよよいパートナーを得た創業者が、起業を行ったということで、海外の基本的なMBAのテキストにのることが多い(これはカリスマ的なオーナー経営がこと日本の製造業では戦後なじまなくなったという話しまでセットになっているとも)
もっというと「自分の限界を知ること」は、よっぽどの自信家はともかく、普通の素質なら独自創業より、グループ参画のほうが「技術者の創業」は向きではないかと思うことは多い。もちろん私も含め。

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