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ビジネスセンス(1/3)

過日展示会に行って、調査をしてきたのだが・・・技術系の展示会にいって調査をしたいのに、内容に革新性が見られず(技術がほぼ限界にきて廃業や統合も多かったりすると、出展企業数が減ったりする)思い切り空振りにおわることがあっていささかめげていたのである。

この日は新製品探索ということもあった。「新ビジネス開発」の展示会にはいると、新規創業者や銀行・信用金庫の支援(インキュベーション)を受けた企業が出展している。こういう仕方もあると、地方で日本振興銀行のニーズがないという視点は、地方の銀行の支援活動、地域密着型の信用金庫の存在があるのかもしれない。(これは別途論じる)
もちろんこの地域密着型という視点と、経営管理側の考える振興策は限界もあるともいえる。今回も、その地場の中小企業が多いのだが、既存リソースの活用・運用のものに偏り「新規性よりも、堅いもの」というのか、どうしても食品加工や販売支援に偏っているようである。
一方、都市部を基盤としているものは、商社などやサービス供給(たとえばポスティングサービスとか、ソフト開発とか、施設の総合プロデュースとか)が多いのはわかる。
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しかし・・・・これは逆に類似のサービスに埋もれてしまうため、存在の意義が第三者にわかりにくいため顧客の獲得に差別化・いらぬ出資をする弊害もあろう。
この会場にキャバクラのおねーちゃん(ないしはそれをまねたキャンギャルさん)がたくさん並んでるブースがあるのだ。しかも美人。商談をしてる場所にお店そのもののスタイルで「盛り」のすごいヘアスタイルとドレスで一緒に座って、商談のときに顧客に「実務」のアドバイスまでしている。えー、ソフトの営業職もかねてるんだ。個人的にはあまり外見に対し、他人の目を意識した「マニュアル」を集めることにこだわりすぎるおねーちゃんは、かえって信頼したくなく、継続顧客になりたくないところもあるが。
実は、このブースの出展物は実は「『キャバクラ開業・運営・経営・支援ソフト』の販売」なのだという。なるほどこの手の商売に多い経営コンサルという仕方ではなく、コンピュータ用管理ソフト販売というわけらしい。
企業活動において議論されるのは、 経営における生産管理である。その狙うところは「要求品質の製品(Q)を、外部が要求する時期に要求量だけを(D)、効率的に生産(C)」で、先の「QCD」管理の一つの結果である。ただ生産管理は工学的な見地からみた企業目標達成の手段である。あくまで目的を決めるのは「QCDの設計過程」であり、これは経営という世界と考えたほうがいい。
現実にはこの中に工程管理が所属する。できるだけ遊びの時間を作らず、作業中に充実して仕事をしてもらい、人件費の最小化、機器運用の効率化、かつ過重業務の排除ができる余地を見出す。工場の工程管理・生産管理はその意味で多少後ろ向きなところもありながら、維持管理の追求を図る業務である。

* 購買・調達・発注: 材料発注、納期管理と調整、適正購買管理、単価品質管理の調整も重要。
* 生産計画:生産が多すぎたり、仕事が足りなくなったりしないように生産量の計画を短期長期に構築する。生産現場で不能率が発生しないように各種計画を立てる。逆に勤務者から見るとできるだけ遊びの時間を作らず、作業中に充実して仕事をしてもらい、人件費の最小化、機器運用の効率化、かつ過重業務の排除ができる余地を見出すともいえる。
* 在庫管理:価格変動のリスクや、管理費用の縮小は意外と金銭的効果がある。他方、在庫が少なすぎると、材料不足・生産停止・納期遅延で機会損失による収入減がが起きるため工場在庫を管理する。製作中の製品の状態を把握。
* 原価管理:製品の生産コストを人件費・在庫管理費・ランニングコスト(たとえば冷凍倉庫の維持費)まで実態把握し管理。

このほかにも開発計画:新製品の開発立案などをいれることもある。(企業によっては経営事項にすることもある。)
生産計画となると、できるだけ遊びの時間を作らず、作業中に充実して仕事をしてもらい、人件費の最小化、機器運用の効率化、かつ過重業務の排除ができる余地を見出す。工場の工程管理・生産管理はその意味で多少後ろ向きなところもありながら、維持管理の追求を図る業務である。そのいみでたとえばこのようなソフトを見てみると、ざっとこういうことを謳っているようだ。
給与計算:自動的に給与計算等を行う
帳票出力:深夜の営業終了後すぐ帳票(売り上げ、キャストの成績、支出等)を出力し、対策検討材料になる。
運営管理:画面上でテーブル・時間・キャスト(スタッフのこと)の名前・指名状況を確認
勤怠管理:IDカードによる出退勤管理と給与連動。
不正防止:データ記録による従業員の不正行為防止
会計管理:会計計算迅速化による顧客満足度工場とトラブル防止
多店舗管理:遠隔操作によるシステムの保守

これらの業態は感情労働というエリアのため、人件費比率が高く、また工場勤務などと違い時間拘束より実労働による利益創出が給与に反映される傾向にある。したがって時間給定額計算と、個人的インセンティブである指名料とか販売する酒のキックバックとかの加算金、ぎゃくに懲罰的負担(用品や衣装レンタル)の減算など、この計算はとても煩雑なのである
また、運営管理の中で、管理責任者がカウンターの前でだれがどこのテーブルに着き、それが延長されたり、指名が入ったりという管理をするため、電気スタンドの下で線図を描くこと仕事がある(香盤表作成という。ちなみに香道の香盤が語源で、元は線香を立てる台の形から着ており、碁盤の升目のように縦横の直線で構成される表のことを言う。見た目が似ているので、香盤と呼ばれるが内容は、ある種の演劇では上演プログラムのことだとか裏方の配置計画とか、職級序列とかあるのだが、この場合が工程計画と管理のツールである)
香盤表は、工程管理の計画と実績管理表であり、同時に給与マスターになるのだが、この作成は一種の技術を要し、そこそこの技術者(=副店長クラス)は高給で迎えたりしたものだったらしい。ただし、一人の経営責任者(オーナー)が複数の店舗管理をするためにはこのような技術者を引く抜いたりしていくことは、長時間の運営にも足かせになる(18時間営業とかだと交代勤務になるわけで人件費も大きくなる一方責任が不明確になる)
ちなみにこの工程管理がもっとも管理されているのは、「作業」工程を中途で(符丁で)報告することで、時間管理をするセクキャバ(=ピンサロ)と聞く。その分従業員もタフだというが、その分管理表も鉄道のダイア並みに符丁の山である。始めて見たときはわからなかった。
だから革命的ともいえるのだが、ある程度大きな店でないとコスト償却ができない。実は職員(とくに高級スタッフ)の資質のばらつきと不正行為に困っているところがいれるのかな。これなんかは生々しいですな。(http://www.club-navi.jp/ss/
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ただし、あの展示会にその業界のヒトが来るかというとこれまた疑問・・・そうか「地方の銀行・地域密着型の信用金庫の客先支援活動」担当者への訴求か。たしかに銀行員のヒトによっては「激しい盛り」「ドレス」のきれいなおねえさんは刺激的である。
「きれいなおねえさんは、好きですか。」(注:現在はこれ
(続く)

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