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市場飽和で「忍び寄る」、存在意義の喪失

世の中にはタブーというものがある。それがあるからこそラジオはおもろいのであるが・・・NHKの全国中継(この番組は国際放送もあり)ではそういうのは果たして許されるのであろうか。
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2010年09月19日0;00放送分にて、
NHK「着信御礼!ケータイ大喜利」にアイドリング!!!が5人+バカリズム(あくまで保護者役)が出ていた。これはフジテレビとのコラボなんだそうだ。山手線・京浜東北線の車内ビジョンでもコラボレーションがPRされていたが、なんか NHKは民放のコラボを熱心にしているのだが、そうしないといけないという切迫感があるんかなあ。
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他のアイドリングのメンバーのうち3名(放送時刻の関係から年長さんのメンバー)は別の場所からネタを造って送るという趣向。しかし最初は水戸放送局のアナウンサーがこれまたボケを連発してほかを食ってしまい、アイドリングは存在価値がなくなりそう(そんだけアウエー感があった)のだが、最初のお題:アイドルの戦隊モノの番組のタイトルを作ってというもので、話の途中で「わたし、イエローでした」という森田涼花が唐突に話しを振ってきた。「シンケンジャー」のシンケンイエローだったらしいので、お題にあったゲストということであるが、このあたりで少しずつ和んできる。
後半、アイドリング!!!メンバーの菊地亜美に電話をつないだ。ネタをたくさん送ってもぜんぜん読まれないというアイドリングメンバーの嘆きであるが、これはものすごい切れ味で・・・笑った。

お題:女の子5人組の「なんてったって戦隊アイドルンジャー」 今週のタイトルとは?
回答:「忍び寄るAV業界」の巻

NHKとしては、ほとんどビョーキ・・・じゃなくて放送事故。「やっぱりフジテレビなんかとコラボするんじゃなかった」 なんてね。しかし、これをうまくというか今田さんが食いついて引き出してしまった。バカリズムさんはフォロー仕切りであったが呆然状態であった。ここはフジテレビ(アイドリング!!!はCSで夕刻と深夜に帯で(アイドリング)、地上波で主に深夜時間に番組(アイドリング!!!日記・・総集編に相当)を持っているので、深夜帯の仕切りを番組でもしている)ではなく、NHKであるわけで、いくら放送時期が深夜の生放送とて「皆様のNHK」ではますかろうなあ。案の定、その直後のにこういう投稿があった。

10文字作文 お題「へこむなあ・・・」
回答:「NHKはフジとはちがう」

当節、AKB元メンバーのAV出演などでもめた経緯もある。AKBにせよアイドルユニットであり相互の流通がある。だからこそ、あまりにもタイムリーすぎる。(ないしは、「恵比寿マスカッツ」のことかもしれぬという突っ込みはなしの方向で。)今年だけでも石川エリ(七色あん), 中西里菜(やまぐちりこ), 小林ユリ(注:アダルトイメージビデオでAVでは厳密には異なる), 星野飛鳥(ほしのあすか)と最低4人は元アイドルがAV業界に行ってしまったとかいう。しかもこれが、「忍び寄る」というチョイスがいいんでねえ。
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ただし、実のところAKBにしてもそうだが、雑多な中から選抜で這い上がるというのは人気や実力をもってあがっていくのであるが、このために取り繕いがうまい人だけが残ってしまい、じつはそこそこ地の力がある人が、そのときの情勢で浮かび上がれられないということもあると思う。つまりがつがつしている人、表つらいい人が上に行きがちというところ。こうなると公平性のある選抜は、あまりにも母集団が多すぎると、機会損失になるということを考える。
入学試験を企画する場合、問題をやさしくすることが外部から求められ(たとえば教育課程の正規内容に限るとか)たため、問題がやさしくなると、合格ラインが95点/100点とならざるを得ない出題になる場合がある。しかしこのような試験問題を突破した人と、すんでのところで落ちたい人の差というのはじつはそう差がなく、むしろ機械的知識で100点を取った人より、少し考える余地を持った人のほうが本当は伸びるのに・・・という弊害があるという。(とはいえその問題をクリアするためにAO入試ができたのに、一方AO入試に特化した優等生ができてしまうという問題もあるようだが。)
AKBはその意味で「会いにいけるアイドル」存在を育て上げる視点を考えたことは着眼点はいい。(もともと「会いにいける」と「アイドル」とは矛盾する概念ではあったのだが)たしかにこの日も
お題:女の子5人組の「なんてったって戦隊アイドルンジャー」 今週のタイトルとは?
回答:「敵か 味方か 山里という男」の巻
というのまででており、激烈なサポーターは確保し、(そこから確かにかかる経費をカバーするための収益を強引に得て・・・稼ぎ方に節操がないというみかたもあるようで、公取の基準ぎりぎりという説もある)目的は達成しているのだろうが、裾野があまりにも拡張しすぎて、ドロップアウトをするのもやむなしとなるメンバーが出てくる側面もある。初期のメンバーにはそれさえも希薄なのも居たが、そういうのは淘汰されたようで、競わせることに価値がないとは言わない。また、アイドルに見切りを早くつけさせるというのも、ひとつの誠意である。
反対に意図せずという場合もあり、そうなると、もう一度、表舞台に戻りたいという強い意志があるなど上昇意識が高いと、ヌード写真集→AVデビューと転身するのも否定はできない。
そもそも市場飽和が芸能界にもある。漫才師も、アイドルも業界が抱え込む適正範囲の人的容量を超えているという。しかも最低の生活を維持してもという兼業が増加してもその調子である。加えて全体的に職業の選択の中で、一点突破を目指すとなる世界も少ない。かつて競争が激しくなる。
じつは、今は一時ほどぱっとしないアイドリング!!であるが、彼女らは大所帯でもなく、また既存の事務所所属の人からの抽出でもあり、覇気がないという見方もできる。(フォンチーさんなんかはそういって事務所の先輩の国生さんにしかられていたのを以前TVで見て、ああバックボーンちがいだなと思った)。どうももともとの企画は1期生9人がライバル同士となって戦い、1番に勝った(売れた)人がCDデビューするものだった。この仲が良すぎたため、アイドルグループして路線変更にすることになったという話もあるらしい。それでなのか、ある意味がつがつ・ぎすぎすしすぎず、目線で殺しあわず、一応集団演技のなかでお互いの得失を比較しながら動ける「余裕が」まだあると思っている。だからAKBよりはあるいみ安心して見られる側面が私にはある。だからこそ、菊地亜美さんのような、ギャグの宝庫ならぬギャグの倉庫というのが、神がかった(爆笑)発言で、振った沸いたようなチャンスをつかんでしまうのかもしれない。(ただしNHKが今後彼女を使うのかは・・・・)
逆にかなり意図的にがつがつ・ぎすぎすさせ、また明らかなひいきまで演出させて、そのせめぎあいが耐えられうる百戦錬磨のメンバーを使って面白みを出すのが、マスカットシリーズ(「恵比寿マスカッツ」のこと)であろう。
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もうひとつはAVデビューが、即ドロップアウトではないという認識もある。事実アイドルで芽が出なかった人がAVで活躍し、芸能人の知己を得たりして、それなりの女優の格を得たのは結構ある。さらには覚悟を決めてAVからデビューしたり、またAVデビューを前提にしたアイドル活動をはじめ、18歳になったらAVのほうにシフトというのもある。それには、人格と能力も必要であるし、実際AVでもそれだけ人気を得る人は、企画力があったり、セルフマネージメントの能力がある人があるともいえ、ごく少数であるが、それでも居ないわけでない。上述の「恵比寿マスカッツ」と「AKB」「モー娘。」と比較すると、ここのセールスポイントがかなり違うのはともかくとして、人的能力としてそう差があるとは思えない。
もともと、AVより以前にもロマンポルノやピンク映画からでてきた人は、汚れ役も辞さぬ気力を持っており、それなりに今でも中堅の女優さんとして立派に活躍しているのも多いのだから。
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アイドルが、なぜいきなりAVデビューするようになったのか。
こういう議論をすると、モラルの欠陥とか「貧すれば窮す」という言葉を出すのが多い。けど今学術研究でもスポンサーを探すのにがつがつしていかなければならず、素材がいいから育てようという余力はすでに世界にはない経済状態であるし、もし「素材がいいから育てよう」という指摘は、いまや何らかの恣意的差別(えりごのみ)を伴うという認識のされ方もある。
すべての社会で市場飽和をしている。過剰供給はCO2だけではない。存在価値を際たたせることが、生きるすべというならなんでもすることになろう。それがエスカレートするということは、既存の倫理を壊すことを前提にするのと皮一枚の差であることを、菊池さんは気ついていたかはわからない。しかし、このあたりの生計的な雰囲気を常日頃から問題意識していたり、じつはAVのオファーがリアルにあって彼女がことわったとかあったなら・・・おろるべし問題認識の倉庫である。さては、菊地亜美さんは、アイドリング(無負荷状態で最低限度の回転数で稼動し続けている)状態だったのかな?


(PS)菊池さんはCXでは結果的には特におとがめなしだったらしい・・・(「アイドリング!!!日記」での状況を見る限りでは)
参考:

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