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伝統薬アンテナショップ

以前私は、http://dehabo1000.cocolog-nifty.com/holder/2009/07/post-3412.htmlで、こう書いた。
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伝統薬業者、新規客向け通販継続=規制に抜け道-「特例許可」駆け込み取得 2009年7月4日(土)14時58分配信 時事通信
 大衆薬の通信販売が厚生労働省の省令で6月から禁止された問題で、漢方など動植物を主原料とする伝統薬を扱う業者が、省令施行直前、規制の抜け道となる「特例販売業許可」を相次いで取得し、通販を続けていることが4日、分かった。(中略) 
 昨年、伝統薬44業者が立ち上げた全国伝統薬連絡協議会のうち、駆け込みで特例許可を取得したのは、協議会事務局の再春館製薬所など熊本県内の8業者と、奈良、岐阜、和歌山県各1業者の計11業者。(中略)
 検討会のある委員は「特例の本来の姿と違う脱法行為だ」と批判。安念潤司中央大法科大学院教授(憲法学)は「業者が悪いわけではない。厚労省は通販全体を認めるべきで、伝統薬のみ認めるのでは筋が通らない」と話している。
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ひとつの考え方とすれば、理論に基づかない長い経験からきているのがこれら。元来の「医療行為の品質保証」という概念では保障が利かないというのが医療側の根本にあるのだろうとおもう。なおこの場合の保証は、「国が」「医療機関が」という主語である。これはハーブなどについて類似行為を制限するということから見ればひとつの徹底された考えだろうとおもう。もちろん僻地の販売業務自体は解決することが現実困難である。そのことから、全国伝統薬連絡協議会なりがこれらを一般流通させる手法として商社機能を獲得するのだろうとおもったのだが。

さて、この前たまたま高輪のプリンスホテルの裏側を仕事で歩いていたところ、ユニセフのあたりで「伝統薬房」と書いた店を発見。でこのビルが、再春館製薬所東京事務所なのは知っていたので・・・・
なるほどねえ。再春館製薬所ですでに販売している痛散湯 (痛み止め 第二種医薬品)が通販販売になじまないという意見が出たこともあったのね。高輪・田町・新橋と割と有名な薬局があるところなのだが、それらは国道15号の脇が多い。そことは多少違うところである。
-------------------------引用
http://www.saishunkan.co.jp/news/20100114.html
港区高輪に”伝統薬”のアンテナショップ「伝統薬房」を開店します。
2010年1月20日(水)全国の伝統薬を直接販売するアンテナショップを再春館製薬所東京事務所(東京都港区高輪)1階に開店することとなりました。
2009年6月1日の改正薬事法の全面施行により、全国の伝統薬企業は様々な課題に直面しており、19都府県の43伝統薬企業が加盟する全国伝統薬連絡協議会および会員企業においては、改正薬事法の販売形態への取り組みについて模索しています。
高輪「伝統薬房」は、伝統薬を直接販売する店舗であり、薬剤師が伝統薬の適切な情報提供や相談応需することはもちろん、必要に応じて製造販売メーカーからも品質や安全に関する情報を直接お伝えできる環境も整えて参ります。(以下概略)
薬店名 株式会社再春館製薬所 高輪 「伝統薬房」  医薬品一般販売業許可
住所 〒108-0074 港区高輪4 再春館製薬所東京事務所1階 (JR品川駅 高輪口より徒歩10分)
営業時間 月曜~金曜日 10時~15時 (都合により変動する)
定休日 土曜、日曜、祝日および年末年始、臨時休業
取扱商品 全国21社の取扱い伝統薬 約60種類
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再春館製薬所、伝統薬のアンテナショップを都内にオープン  2010.1.20 19:14  産経新聞社
 再春館製薬所(熊本県益城町)は20日、主に生薬を原料とする「伝統薬」の国内メーカー21社の薬を販売するアンテナショップ「伝統薬房」を東京・高輪にオープンした。
 伝統薬の販売は従来、電話で注文を受けて郵送する通信販売が主流だった。だが、平成21年6月に施行された改正薬事法で通信販売が原則禁じられたため、各社は新たな販売形態を模索しており、今回のアンテナショップはその一環という。
 店舗は再春館の事務所1階に設置。売り場には同社のほか、日野製薬(長野県木祖村)や亀田利三郎薬舗(京都市北区)などの薬約60種類を用意し、接客する薬剤師2人が伝統薬の効能などについて説明する。
 開店式典では、再春館の西川正明社長が「伝統薬は暮らしに根付いてきた文化だ。この伝統を消さないようにしなければならない」とあいさつ。全国伝統薬連絡協議会の井原正登会長(日野製薬社長)は「連携して店舗販売を展開するよう各社に呼び掛けていきたい」と述べた。
-------------------------終了
そうかあ、やはり通信販売に頼らない販売方法を模索していたのか。これらの薬局は通信販売や店頭直販の販路しか過去に存在せず、またそれ以外の販路の知識がなかったのですな。さらに、他の薬剤師さんい情報を伝えるのにもそれなりのノウハウがあるのに対して、知識を蓄えるというところがあるのだろう。もちろん入手の問題や置き薬との整合性がいささか問題になるのだが、ある意味医療における近年極めて強い「安全・安心」への傾斜はセルフメディケーションの概念では制御できない状況にすでに市場が成熟していることになるのだろう。
薬剤の中身を見てみると・・・「婦人薬  胃腸薬  (外用)消炎鎮痛剤 強心薬」が多いようである。たしかにこのような薬になると、定性的な分析を十分にできているかがなかなか難しいところがある。特に婦人薬においては不定愁訴(ふていしゅうそ:「頭が重い」、「イライラする」、「疲労感が取れない」、「よく眠れない」などの、何となく体調が悪いという自覚症状を訴えるが、検査をしても原因となる病気が見つからない状態)などもあるから、主訴が主観的で客観的所見に乏しいこともあるからか、薬を選ぶのも経験的に患者がトライ&エラーで選ぶ傾向もある(医者も臨床的には同じ行為をするが判断が合理的で、不定愁訴を割り切ってしまう場合もある)
また、陀羅尼助や百草丸のように同業が薬局ルートに下ろす中で、状況判断として通信販売を守っていたという業者の価値観はわかるが、そこからの脱却をするということを徐々に進めているのは、それなりに時代の問題を認識していることであり、一つの手法として評価ができると思う。

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コメント

記事とは関係ありませんが、「トコトンやさしい航空工学」を紹介していただき有難うございました。

投稿: SUBAL | 2010年4月 4日 (日曜日) 03時35分

>「トコトンやさしい航空工学」を紹介
良かったですね。読みたいときが買いたいときですな。

(家電だと、「買いたい時が買い替え時~」といってる芸人さんがいますが)

投稿: デハボ1000 | 2010年4月 4日 (日曜日) 11時28分

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