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一人では危ない

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片山右京さんが仕事を再開 遭難の「ご遺族からも理解をいただいた」  2010.3.23 16:23  産経新聞
 昨年12月に富士山登山で遭難し、自らが経営する会社の同僚ら2人を亡くしたことで執筆活動やテレビ出演などを休止していた元F1レーサーで登山家、片山右京さん(46)が23日、活動を再開することを同社を通じて文書で明らかにした。
 片山さん側は、「警察から捜査終了の連絡を受け、ご遺族からもご理解をいただいた」ことを再開の理由に挙げている。24日から、スポーツ紙でのコラム執筆などで仕事に復帰するという。
 片山さんが発表したコメントは以下の通り。
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 この度は皆様方をお騒がせし、多大なご心配とご迷惑をお掛けしまして誠に申し訳ございませんでした。  ご遺族の方々からも温かいお言葉を頂き、今後少しずつではありますが活動を再開し、頑張っていこうと思っております。  これまで、多数の応援メッセージや励ましのお手紙を頂いた皆様には心から感謝の気持ちでいっぱいです。本当に私の心の支えになりました。有難うございました。  今後は、皆様からの温かいお言葉にお応えできるよう、また亡くなった二人のためにも、より一層努力をしてまいります。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。    平成22年3月23日       片山右京

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私は山登りよりはツーリングのほうが好きなたちで(とはいってツーリングが上手かは別問題)、あまり最近は山とは縁遠い生活である。しかし、山のぼりの好きな人がまあ周りにもいて、昨年は高校の恩師から、「大台ケ原に行かないか」というメールもあったりした。事実数人のお知り合いは一緒にいって満喫してきたようだが、さて自分の体を考えると、これは絶対やってはいけない・・・皆さんの足手まといになる・・。と思う。というわけで最近は、肥満解消もかねてできるだけ近場の山には歩いていくようにしている。

先日、弟の運転で京都市から宇治市に向かって走っていたときのこと、小用を足したくなった。横には明治天皇陵(桃山御陵)がある。同乗者が「そこをつけるから、いっておいで。御陵の中のこの先を左に曲がると階段があるから、そこを上って左にいくとWCがある」というものだから、車を止めて歩いて左に曲がると・・・これである。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~kazu_san/odekake_meijitenno.html
「階段の上・・・って230段あるんではないか」
実は、ここは別の参道から入る(駅からだとゆるい玉砂利の参道になる)ばかりで、この階段のことは忘れていたのである。もちろんゼ-ゼー言いながら登山してきたようなもの。いずれにせよ登山は当面無理で、愛宕山NHK博物館の上り下りぐらいが、自分にはちょうどいいのかも知れぬ。
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富士山の話に戻る。片山右京さんら男性3人のパーティーは富士山6合目付近でテントが飛ばされ事故にあったという。彼らは近く海外に登山に行くためのトレーニングのため、富士山に登っていたという。
もちろん登山経験が豊富である彼らは、キリマンジャロ・ヨーロッパ大陸最高峰のエルブルス・北米大陸最高峰のマッキンリーに登頂しているのだが、アジア大陸最高峰で世界最高峰のエベレストには挑戦したが撤退しており、富士山には、高峰登山の練習のためたびたび登っていたという。つまりこれぐらい登山キャリアのある人でも大変なんだそうな。
加えて富士山は避難小屋が案外少ないのだそうな。冬季の登山では山小屋は閉鎖されていることがおおいらしいが、それでも非常時には入れるような工夫をしてある(たとえばピッケル壊せるようなドアにしてあるとか)ということも聞く。ところが植生の問題で木もなく、荒れ野で崩れやすい地質の富士山は、避難小屋がしばしば飛ばされることもあり、穴を掘って避難するぐらいしかという話があるのだそうな。また木がないということは、突風が吹くと逃げ場がないということでもある。そして、今回の片山右京さんのことで、富士山6合目でのテントでの避難は、登山に慣れた人でも危険ということになってしまったらしい。
その上、今年は例の欧州の火山の関係なのか、天候不順で寒い以前に、気流の変化が例年以上に読めないという。御殿場に住んでいるお知り合いにも、「今年はどうも登山に向かない天候で、遭難者もでているのだ」なぞと最近ぼやかれていた。・・・その彼の指摘をそれとなしに聞いていたのに、見の回りに思いがけないことが。
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富士山で男性遭難、捜索続く  2010.4.17 02:15  産経新聞
 16日午前8時10分ごろ、富士山登山中の小田原市、自営業、某さん(49)と連絡が取れないと、妻から神奈川県警に届け出があった。連絡を受けた御殿場署の山岳救助隊員4人と、富士宮署の同2人で捜索したが発見には至らなかった。
 御殿場署の調べでは、13日午後4時ごろ、妻の携帯電話に「風が強いので六合目にテントを張って泊まる。明日山頂まで登っておりる」とメールを送った後、連絡が取れなくなった。
 同署によると、某さんは自宅に新五合目登山口から富士山に入り、山頂まで登った後14日に新五合目登山口に戻るとの計画書を残していた。某さんは登山歴20年以上、海外の山にも登頂経験があるという。
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実は今日ある会議にいったところ、来た人が沈痛な顔をしていた。聞くと遭難したのがこの省エネ関係委員会の委員長だという。確かに定例のメールが来ていない。(最終日付が携帯電話のあった前日である)
新聞記載の「自営業」というのは、この人が私と同じく技術士事務所を経営していたからである。土木系防災と環境復元、省エネ業務全般、そして野外での環境教育カリキュラム策定と実施を主業務にし、地域密着で業務を行っていた。そして野外の環境教育メニューの一つに登山を通じて子供たちや親御さんに環境保全の大切さを体験指導するのがあったのである。
一人で山のぼりというのは気持ちはいいのは分かるのだが、自己責任と危険の判断が伴う。最近では、漫画家 臼井儀人氏のように群馬県の荒船山へ単身で日帰り登山に行き、山の岩壁にておよそ高さ120mの崖下に転落した例もある。臼井氏の場合は荒天の環境ではなく、現場で発見したデジタルカメラに最後に撮影されていた画像の観察から、写真を撮ることに夢中になって、誤って滑落したといわれる。
もちろん、これは類推になるのだが、一人の登山と、バイクツーリングは自分の限界とそのせめぎあいの解決策をを体感するいい機会で、心身ともにスカッとするのも似ている。しかし、その裏面には自己責任と、それによるリスク回避のむずかしさがどちらも常にかかわる。

合掌。

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(PS)
富士山で遺体発見、遭難の男性か 静岡  4月27日7時56分配信 産経新聞
 26日午前8時50分ごろ、富士山登山中の男性から、携帯電話で「男性が倒れている」と110番通報があった。ヘリコプターで確認に向かった御殿場署の山岳救助隊が、6合目(約2500メートル)付近で横たわった男性の遺体を発見し、収容した。
 富士山では13日、神奈川県小田原市、自営業、Oさん(49)が登山中に行方不明になっており、同署は遺体をOさんとみて、身元の確認を急いでいる。
 同署によると、Oさんは同日午後4時ごろ、妻の携帯電話に「風が強いので6合目にテントを張って泊まる」などとメールを送った後、連絡が取れなくなっていたという。

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