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あぶないよう

雪のふるある日、お仕事で埼玉県北部の某工業団地にある電機会社に出張することになり、2時間電車に揺られて目的の駅に着いた。相変わらず寒かった。しかも回りに遠くにしか山のない関東平野のどまんなか、風が吹き付けるのは自明の理である。まさに

♪どこもかしこも、みんな埼玉
 右も左も、すべて埼玉
 前も後も、ぜんぶ埼玉
 西も東も、みんな埼玉
 北も南も、みんな埼玉
である。

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ついたところで地元にすんでいる同行の人たちと4人そろった。出向く先が工業団地という時点で路線バスを期待するのは元来無理なのだが、もともとこのあたりはバス路線のきわめて希薄な地域であるので、これはしかたがない。(あとで聞くと、この工場の勤務者に対してもタクシーで駅まで朝夕送迎しているらしいし、この周辺は駅の徒歩圏はともかく、学校に行くのもなにも、現在はタクシーが唯一の公共交通機関であるようだ)そこで、駅のタクシー乗り場から地元のタクシー会社の車にのったのだが・・・
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気前のよさそうなこの運転手のジャンバー(制服がない会社だった)から、走り出して数分するとケータイがなった。失礼しますといって取り出すのである。後でかけるということで切るのかなと思ったら・・・走りながら話し出すではないか!しかも話は急ぎではなさそうである。(ただしだからといって再度電話をするわけにもいかなそうな話題のようだが)問題は、コラムシフトを右手で動かして(というのは左手はケータイを持ってるんだから)信号で止まったり、走ったり、左右に曲がったりしてるんである。
かといって後ろから運転手の頭をひったたいたら、これこぞ事故になる話である。実は乗ってる4名(当然助手席も乗ってる人がいるわけで)は、全員硬直していたのである。だいたい5分ぐらいして電話を切って「いやーすいませんね」といって、ケータイをしまってニコニコしながら運転するもんだから、だれも注意できず脱力していたら、目的地に着いたのである。12分ぐらいかかっていたから、かなりの時間電話機を持ちながら運転していたことになる。

さて、道路交通法の一部を改正する法律(平成十六年法律第九十号)では、携帯電話等の使用等に関する罰則の見直しを行ったのが最近は知られている。もう施行されてから5年たっているんだな。
平成11年前後における携帯電話等の使用に係る交通事故の発生状況をみると、施行直後は大幅に減少したものの、その後、増加に転じ、平成15年は、平成12年の約2倍となっていた。従前の禁止行為の中でも、自動車等の運転中に携帯電話等を手で持って通話のために使用したり、携帯電話等を手で持って電子メールの送受信等のために画面に表示された画像を注視することについては、特に危険な行為である。そこで平成16年改正では従前規定により禁止される行為のうち、「無線通話装置を手で保持して通話のために使用する」ことと「画像表示用装置を手で保持して、表示された画像を注視する」ことを、5万円以下の罰金を科すことにした。
ま百歩譲って、正直言うと素人・自家用ならともかく、無線を持っているのに営業用で実車中に携帯電話を持って通話をやる運転手というのも、のどかを通り越して、危険を感じさせ、それだけでもきわめて失礼である。(怒)もちろん、経営者としてもCSR以外にも、安全意識という意味で倫理的指標をもたさなければならないのはそうだが、ただし、「昨日午前2時にあがって、朝7時台に運用に入った」という話が電話の中身から聞こえてる。もともとこのような業態と、タクシー運転手の給与の暴落を想定すると、すでに求めるに値しない状況なのかもしれないが。

(PS)意外と渋いと思うのはなんでだろう。

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コメント

こんばんは。
私は中国出張中に携帯電話で通話しながら運転する路線バスの運転手を見かけました。下には下がありますね。

投稿: kunihiko_ouchi | 2010年3月11日 (木曜日) 23時37分

かの国は(以下自粛)
天安門の脇で私たちの乗った車が渋滞にはまっていたら、窓の外に水滴が・・・
見上げると隣にやはり止まっていた北京市営バスの運転手がペッペとつばを吐いていた・・・てのがありましたな。大体毛沢東氏の肖像の飾ってあるどまん前でねえ。車掌がいる連接バスなのに同僚も注意もしないんだ・・・

投稿: デハボ1000 | 2010年3月12日 (金曜日) 00時05分

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