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新聞専用列車

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さらば新聞輸送列車 JR両国-千葉、12日で最後   2010.3.6 08:23  産経新聞
 JR総武線の両国-千葉駅間で運行されてきた「新聞輸送列車」が12日“ラストラン”を迎える。千葉県の房総方面へ配られる夕刊の配送を担ってきたが、コストの安いトラック輸送への切り替えが決まったためだ。新聞の列車輸送は一部で残るが、新聞だけを運ぶ専用列車はこれを最後に日本から姿を消す。
 東京都墨田区のJR総武線・両国駅。午後0時50分、ふだん一般客は入れない3番線の折り返しホームに、クリーム色とブルーの塗装が懐かしい「113系」列車が静かに入ってくる。列車番号は「2331M」。日本最後の新聞専用列車だ。
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 ホームには新聞の束を積んだ荷台が並んでいる。8両編成の4両目と8両目に、JR作業員が手際よく束を運び入れていく。在京紙など7紙の夕刊約1.7トン分。積み込みが終わるとドアには「荷物専用」のシートが張り出される。

 1時18分に両国駅を出発しノンストップで同49分、千葉駅に到着。ここで4両ずつ切り離され、内房線・外房線の車両に連結される。専用列車としての運行はここまでで、以降は最後尾の車両に新聞を積んだ一般客車となる。
 内房・外房線の2ルートに分かれ再び出発。各駅で束を降ろし地元の新聞販売店員が受け取る。外房線は4時18分、内房線は4時51分、終点の安房鴨川駅に到着。このダイヤを日・祝日などを除き毎日繰り返してきた。
 「運行が始まったのはずーっと昔でしょう。昔すぎて分かりません」。輸送を旧国鉄時代からJR側に委託してきた「新聞輸送同盟会」の斎藤雅士事務長(57)はそう話す。
 鉄道が新聞輸送の主役を担い、新宿、上野、汐留といった貨物のターミナル駅から遠くは北海道まで朝夕刊を運んだ時代もあったという。両国発の新聞輸送列車は最後の“生き残り”だった。
 以前は同じ列車で成田線・総武線向けの新聞も運んでいたが、昭和61年にトラックに切り替わった。房総方面だけ残ったのは「道路事情が悪く渋滞になると逃げ道がない。海水浴シーズンは特に大変だから」(斎藤事務長)。しかし、アクアライン開通など道路整備が進み事情は変わった。
 もともと列車輸送は高コストでもあった。運行には1日あたり数十万円が必要。トラック化で約3分の1に抑えられるという。
 「雨風が怖かった。電車が途中で止まったら、そこからトラック輸送に切り替えるので大変。寂しいけどほっとしています。最後が大雨でなければいいけど」と斎藤事務長は笑う。
 前任の事務長、一本木紀久さん(69)も「両国駅のホームの屋根が古くなって、積み降ろしをする場所が雨漏りして困った。当時は包装も紙だから、新聞がぬれてしまって」と苦労を懐かしむ。
 かつて千葉方面へ向かう貨物の出発点だった両国駅。その名残をとどめる新聞輸送列車の廃止は、同駅にとっても一つの区切りとなる。
 最終運行日の12日は、写真撮影のため3番線ホームが一般開放される予定。「撮り鉄」と呼ばれる鉄道マニアの撮影マナーが問題になっているが、同駅では「最後まで安全第一で、電車が来たら規制線の内側へ下がってほしい」と呼びかけている。
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まあ、なぜ房総方面だけ残っていたのかというと、道路交通という問題があって、房総方面では不安定だったんですか。新聞も夕刊の数量が少なくなっているというのは聞きます。以前よりもトラックのほうがいいようになったの言うのは、高速バスがこの地でも安定した交通手段としてきたことを考えるとそれなりの理由があるでしょう。また、房総方面の電車のうち4連が209系に置き換えるということもあると思いますから、見直すのはいい機会で、まあわからなくもないです。
これによって、昼過ぎの両国駅の名物の光景の113系4+4連がなくなることで、両国駅3番線は常に用いる運用がなくなることになります。(ただし非常時の総武快速線の運用にはこのホームを使うかも)すぐさまなくすことにはなりえない事情もあるとはいえ、上屋を撤去するなどあるのかもしれませんね。
駅売りの夕刊は鉄道会社で託送することは時々あり、高崎線や東北本線では旅客列車の最後部1両をカーテンで区切る形で夕刊を沿線のキヨスクや新聞販売店向けに輸送する列車が残るようだ。ほかにも名鉄・遠鉄・大井川鐵道・近鉄・伊豆箱根鉄道駿豆線・伊豆急行線の一部でも旅客列車の一部を使用した新聞輸送があるようだ。
名鉄・大井川鐵道・近鉄という場合、どうも夕刊配送の問題がののこりそうな地域にありそうだし、名鉄・遠鉄・近鉄とみると、都市部で集中的に購買している都合もあるのかもしれないですな(駅の売店用としてまとめて入れているとか)。伊豆箱根鉄道駿豆線・伊豆急行線の一部というのは房総と同じ夏季の道路渋滞という可能性がある。
近鉄の場合沿線の売店向けとして、車掌室につんでいる事例を吉野線・御所線で見たことがある。想像するようにそう多くの荷物量があるわけではないし、基本的にトラック混載で新聞販売店に配達しない新聞だったり、新聞が夕刊のない統合版が多いところで、夕方発売する新聞(大阪スポーツとか・・・)を輸送しているのだろう。ちなみに吉野線沿線と御所線沿線がなぜか統合版の区域である。また都市部では売店のある各駅の売店に新聞をおろしていくというのを見たことがある。

まあ、新聞の存在価値も変わってきている。さびしいという以前に鉄道の特性を生かせる手法にシフトしたことは時代の流れという形で考えるしかないだろう。のこるは事故のない有終の美である。

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コメント

こんにちは。
新聞の話題からはずれますが・・・
昔の総武線の車内ではものすごく大きな荷物をかついだ野菜行商のおばちゃんを結構見かけましたが、今はほとんどいないような気がします。

投稿: kunihiko_ouchi | 2010年3月 7日 (日曜日) 15時29分

減りましたねえ。軽トラに移行してますしね。
ただし京成電鉄には行商専用列車(正式には「嵩高荷物専用車」)が1両だけ成田→上野に、また近畿日本鉄道には魚に特化した鮮魚列車が宇治山田→上本町・上本町→松阪にあります。
軽トラでは街中に入れないからというのもあるそうです。
http://www.kintetsu.jp/kouhou/Train/B36.html

投稿: デハボ1000 | 2010年3月 7日 (日曜日) 17時43分

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