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キャリアプラン(1/3)

技術者の育成ということを突き詰めていくと、技術者さんたちにどのようなキャリアプランを持って自分の仕事を作り上げていき、そして、その中で自分がどう成果を社会に対し与え、どう対価を社会から得ていくかが、各人の中に不足していることが多い。まあ普通は企業に勤めている人は、考えなくてもいいんだろ・・・って思っているのかもしれないが、それでは目標もないことになってしまう。
もっとも、企業のなかで「管理職になる」「社長になる」という設定は以前なら有効でもあったのだが、実際全員が社長になることはありえないし、結果としてそれなりの地位を得たということはあっても、実務能力や管理能力をどうするという視点が不足しているというようなときにどうするというという達成の道筋がなければ意味がないし、目的がないことになる。
元々「目的」と「結果」が混在しやすいということはあるようだ。その整理のためにどの年齢層でも「キャリアプラン」の確立と、過去に作った「キャリアプラン」の仕切りなおしの繰り返しができる必要があると考える。
キャリアプランニングの手順をある程度社会生活をする人にたいして示すと、こうならないか。

1.価値・業務経験の棚卸し
2.自己分析で現在の自分の強さ・弱さを明らかにする
3.在りたい未来の姿を顕在化する

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強い会社には明確な企業理念があるものだが、人間も自分自身の価値を知ると、価値観や理念、つまり大切にしたいことや譲れないことがそれなりに分かることから、価値観や理念ができる。そう考えると、社訓とか行動規範理念は、世界的規模の優良企業にはあり、周知する活動をし、さらにそれを具体的に会社の制度や業務に組み込んでいるようだ。(ただそれが、文章だけ生きている結果空文化していることも大きな会社だからこそ末端ではおおいが。)
同じことは個人にもいえる。社会が樹状社会(ピラミッド型組織)のときには企業理念や倫理感、社会への自分の存在価値が一定化し、決められたことを愚直に遂行するということで成り立った。しかし、このところのインターネットや携帯メールに慣れた世代は四方八方に線で結ばれているネットワーク型組織を想定するイメージするものである。このネットワーク社会はそれなりに責務を伴う。個々が明確な理念・ビジョン・戦略を持つこがをMUSTになる。
そこで、企業でも過去の経緯を考えると同じく、人も生い立ち・出会い・出来事を振り返るのが、自分の価値観を見直すことが必要になってくる。たとえば生まれ育った生活環境等は行動規範に影響されている場合があるため、肯定的にせよ見直すことが必要である。ただしこれはその必要性を示すのが限界で、そのものを指導はできないところがある。もちろん、人との出会いも新しい価値観を醸成するのに重要で、色々な出会いが人生に影響してる。また出合った、出来事も環境が影響する。人事異動や転勤などでさえそうだ。その中で成功体験と失敗体験を仕切る必要がある。時系列で棚卸しするとわかりやすい。つまりこのためにはいままでの職歴を書いてその中から選んでいくべき手法もある。
職歴に近い書面が「履歴書」「職歴書面」である。それをあるフォーマットにしたがって書いてもらって、その中でどのように自分の履歴を振り返り、問題点を提案するということを手法として提案していることがある。そこであるフォーマットに履歴書を作ってもらいその添削を行なうことでキャリアを作ることになると考えている。

まあたしかに、自分のキャリアというものに関して「計画する」意識があるのだろうか。意識の高い人、他力本願の人、計画的な人、成り行き任せの人「いつ(何歳)までに、どのように」の点で貪欲な人もいれば、何やらハッキリしない人もいる。計画通りになりにくいのでへこむ人もいる。となると、現物に即した意識付けからやっていかないといけないようだ。 
キャリアプランは、プロジェクトのガントチャートのように描けるものでもないが、かといって、これを使うことが少なくとも技術者はなれている場合が多いということからなじみやすい。むしろ、とっつきやすいということは書き直しやすいともいえるのではないか。見直しを継続的に行っていくことは必要だから。
(続く)

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