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駅構内コンビニエンスストア

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セブンイレブン、京急に「駅ナカ」、売店すべて転換、ATMも設置 2009年10月01日 / 日本経済新聞 朝刊
 セブン―イレブン・ジャパンと京浜急行電鉄は9月30日、京急線の駅構内へのコンビニエンスストア出店で提携すると発表した。約80の京急の駅構内の売店全店を2011年2月末までに「セブンイレブン」に転換。公共料金などの代金収納サービスを実施し、ATMも設置する。コンビニの出店余地が減るなか、出店先の選択肢を広げる。
 セブンイレブンは京急の100%子会社、京急ステーションコマース(横浜市)とフランチャイズチェーン(FC)契約を結んだ。11月13日に品川駅と横浜駅の構内にセブンイレブンを出店するのを手始めに、09年度中に10店舗を出店し、10年度末までに約80店に拡大する。
 売り場面積は7〜100平方メートルで、平均17平方メートル。駅構内に多い対面式の売店ではなく、店内に入って買い物することができる売り場にする。商品数は300〜1500品目で、営業時間は原則午前6時〜午後11時。京急が運営する駅構内の店舗「京急ステーションストア」の売り上げは年商45億円。セブンイレブンに転換することをテコに、7割増を見込む。
 ローソンは東京急行電鉄と提携し、06年から駅構内に出店を開始。ファミリーマートも西武鉄道と07年から駅売店を共同展開し、現在29店舗運営している。コンビニ各社は店舗数の飽和感が高まるなか、駅構内のほか、工場や病院内など、他店との競争がない立地への出店に力を入れている。
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聞くところによると、スクラップアンドビルドという側面で、店舗を縮小し社員を減少させている(パートの人はわからないが)ということもあり、業務改革をしたいという感じはあったようだ。
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京急ステーションコマースは、京急の100%子会社で
1)駅構内売店の運営
2)駅構内における飲食、流通等テナントの運営管理
3)駅構内スペースの有効流通をはかるための新規テナント誘致及び事業運営
の業務を京浜急行電鉄・横浜高速鉄道から受託している。
横浜高速鉄道は京急や相鉄も出資しており、電車の運転業務、車両の保守業務は東急が受託しているが、このような営業関係の業務に京浜急行が受託しているものがある。このため、東急の横浜駅(=みなとみらい線横浜駅)にも京急ステーションコマースの店舗があるのだが、このことを知らない人はなんで??と思うらしい。
東急の横浜駅のホームのちょうど真ん中あたりに、東急と横浜高速鉄道の境界がある。これ境界にして垂直方向にエリアを分けると、渋谷寄りに位置する売店がToks(東急の売店)、元町中華街寄りが京急ステーション(京急の売店)と二分されてるように見える。今回のニュースをみると、「京急線の駅構内」としているようで、この横浜高速鉄道分の店舗はセブンイレブンにしないことになりそうだ。(後述)。
ニュースリリースを見ると
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京急線駅構内に展開するセブン-イレブン店舗の概要
◇ 店 名:「セブン-イレブン京急 ST○○店」(仮称)
◇ 営業時間:原則 年中無休 6 時~23 時(店舗による)
◇ 売場面積:2 坪~30 坪(平均約 5 坪) 多くは「ステップイン型」の店舗 公共料金等代金収納サービス セブン銀行 ATM を設置(一部店舗除く)
◇ 『nanaco(ナナコ)』『PASMO(パスモ)』利用可能
京急線駅構内へのセブン-イレブン店舗展開計画
◇ 11月13日 品川駅、横浜駅
◇ 12月上旬 品川駅 2 店舗、横浜駅 3 店舗、京急久里浜駅 1 店舗)
◇ 2010年1月下旬 羽田空港駅 2 店舗
◇ 累計約 80 店舗
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そう考えると以前から伏線はあって、京急駅の中に設置していた地銀のディスペンサーを順次廃止してる(「京急ステーションバンク」ATMの取り扱いを3月に終了)とか、都市部で駅の近所にコンビニがあるような売店の順次廃止(一部は再開している)とか、一部の駅では鉄道会社が受託を引き上げ(別系統の受託になるが)駅員が商品販売を兼務するようにしたというものもある。市場飽和に対して購入過程の集約は必然性があるのだろうし、その段階でセブン銀行が入るというのは必然性があると今になればわかってくる。

さて、京急自体もスーパーやデパートという流通のノウハウがあるわけだが、駅の中のキヨスク形態の店はビジネスも出るとしてはコンビニのモデルに近いという解釈なのだろう。もちろんこれには多少他の企業もみなければならない。
そもそも、Toksを運営している東急ステーションリテールサービス自体も一部の駅では LAWSON+toks という ローソンと東急電鉄の業務提携によって、toksがローソンのフランチャイジーとして営業してるものがある。(駅売店のほとんどは Toksで運営している)しかも、Toks自体も元町・中華街にあったりする。
また、出資者を考えると相鉄の売店(Station ist)というのも在りうるわけで、こちらは株式会社イストという相鉄の子会社が運営している(昔はこのなまえそのもの高級雑貨店が直営で営業されており、その流れを引き継いでいる)のだが、みなとみらい線ではステーションistが馬車道駅にあったりする。そして、こちらはam/pmと組んで店舗を相鉄の駅の近くでやっている。 このように、東急も相鉄も系列内での一般的な商品販売ノウハウは十分あるのだ。

というわけで流通業の中でも、この業務形態は、関東ではすでに大手資本やその息のかかったコンビニの草刈場になっており、ここにam/pmの他社との統合がかかわると、もうこの分野で一般商店が立ち入るのは資本力を相当持たない限り、工夫をしないと難しいという感じさえする。駅構内のほかにも、工場や病院・学校・社員寮など、他店との競争がない囲い込まれた立地への出店に力を入れている状態で、他業種とはすでに異なった展開になっている。こんな状態だから、京急ステーションコマースが横浜駅の売店をセブン-イレブンにしたら、Toksとしては、 LAWSON+toksを持ってくる可能性も有る。これは代理戦争になるわな。

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コメント

こんにちは。品川駅の設置場所を確認しました。元が小さな売店なので面積は狭いです。最近、朝、閉鎖した売店の近くで、新聞だけ売っています。そこに店員が2人もいて、現金のみでSUICAとPASMOは使えずなので、買っている人を見たことがありません。

投稿: KADOTA | 2009年11月 5日 (木曜日) 21時15分

>朝、閉鎖した売店の近くで、新聞だけ売っています。
確かに狭いですね。あれは雇用維持の側面もあろうかと思いますね。(但し、閉鎖した売店の前で朝だけ売っている光景は横浜市営地下鉄でもよく見る光景ではあります)
昔は職員の腕に頼っていた駅売店業務。(朝のラッシュのときなんか神業でしたが)ICカードが流通形態を変えてしまって、売店の職員のスキルを不要にしてしまったなど結構悩ましいものも在ろうかと思います。

投稿: デハボ1000 | 2009年11月 5日 (木曜日) 22時03分

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