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スタートアップ段階の企業

大体、企業の起こりというのは、新たな市場喚起というニッチな世界を意図しない限り、政策的なものか、かなり無理した資本形成によるか、篤志家による活動かのいずれかになる。これは功罪あるのだが、日本では資本形成が国民に平坦になっていたことから、篤志家となる人が極めて少ない。(逆に篤志家が企業からのスピンアウト、カーブアウトというのになりがちである。外部から財閥を壊すことで企業の乱立を抑えた事例は、戦後日本と、アジア通貨危機時代の韓国というのがある。現象は違うが、企業活動を抑制したという意味ではそう変わらない。)
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なぜ「景気後退」が新しい会社を始めるスタートアップにとっては有効なのか? 2009年01月16日20時19分 / GIGAZINE
サブプライムに端を発した世界規模での景気後退、その影響が段々と「自分には関係ない」と思っていたような人々にも肌で実感できるレベルにまで到達してきたわけですが、むしろこのような逆風が吹きすさぶ状況下であるからこそ、これから起業しようという、いわゆるスタートアップ段階の企業にとっては追い風となっているようです。

一体どういう理屈で「むしろ今がチャンス!」という状態になっているのでしょうか?
■競合他社が弱体化していく
多くの大手企業は第二次製品やサービスをカットし、従業員を解雇するために努力して、経営を再建しようとがんばっています。そのため、すぐに新製品や新サービスが出にくい状況になっています。つまり、これらの市場にこっそり入る良い機会になっているというわけです。
■人材が安い
失業中の人々が多くなっているので、成績優秀な学校の学生や大企業の優秀なマネージャーレベルなどといった人材が、小さな会社で薄給という状態でも働くことを考えてくれます。これは過去には滅多に起こらない状態です。加えて、オフィスの賃貸やサーバ、食料なども今後、どんどん安くなります。
■ビジネスプランの修正
不景気になると、いわゆるベンチャーキャピタルはひどい事業計画や特に明白な収益モデルのないもの、キャッシュフローが健全でないものに対する投資を控えます。これによってビジネスプランが再三改訂されて修正され続けますが、それでもなおベンチャーキャピタルは冷遇するでしょう。しかしこれはリアルなビジネス環境の中で生き残ることができるということでもあります。
■公平なチャンスが増える
10 社のスタートアップ企業のうち9社までが12ヶ月以内につぶれます。小さな企業が失敗するハイリスクを背負っているというのは真実です。しかしリーマンブラザーズ、メリルリンチ、大手自動車メーカーなどの昨今の惨状を見る限り、安全な会社というものはこの世界のどこにも存在しないことがわかりました。また、企業の大きさも安全とは関係ないようです。つまり、小さな企業でもチャンスはあるということです。
■お金を無駄に使わない
筆者にはオンラインビジネスで1万ドルを稼いでいる友人がいるそうですが、その9割が上級管理者の給料で消えており、1ヶ月に1回のコーヒーミーティング(要するにどうでもいい会議)がその上級管理者の仕事だそうです。そういうムダなお金の使い方をしない、というかムダなお金の使い方ができないというのも景気後退のメリットです。
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まんざら外れていない議論ですね。
●競合他社が弱体化していくというのは、事実一部の商売では大いにあることです。ただしそのビジネスモデルが構築しやすい仕事と、そうでない仕事が露骨にあります。商品販売のうちターゲットが明確なものが構築されると、これは行われやすいです。ただしこれは、新たなビジネス競争相手が後追いしやすいため、自分がある程度の位置を維持してるという前提はあるような気がします。
●いい人材が、小さな会社で薄給という状態でも働くことを考えているのだが、今までの不況時にどうなったのかというと、必ずしもそうでないのもあるんですな。上級管理者が有効に人材を使いきれないため、人材の再度流出が起こることもあります。しかしOJTが図られないため、有能であった人が更なる育成がされないとか、能力が生かされないといって外部に再度出るという場合に市場が開放されないとかあります。意外なんですが、海外企業に比べて日本の企業は自力で各々カスタマイズされた企業文化を持っていることもあって、共通に使える技術工学だけでなく、経理実務とか言うところまで)が意外とない場合があり、ここに根源までさかのぼれる技能ということになるかもしれません。
●ビジネスプランのシェープアップはある意味時代に適合していく上で宿命でしょう。リアルなビジネス環境の中で生き残ることができるからこそ社会が投資できるともいえます。ただこの場合、技術というものでやっていく場合に限って言うと、一かゼロかという選択肢になるようです。というのはベンチャーの投資回収期限は3年ぐらい。技術を検証し、実用化に持っていくための期限としては、実は短すぎるところがあるのです。(買ったものが3年持たないというものは先ず販売しても受け入れられないものが多いですよね)ただし、その意味ではソフトエンジニアリングは回収期間が短いか、売り切りということで、一時金を取り込めやすい側面があります。それ以上に流通や商事業などの割合が大きいものだと(食堂とかだと、製造業という側面がないわけではないが少ないですよね)このビジネスプランの成熟度が成否に影響を与えそうです。ただし、事日本国内ですと、内向けの対価を循環するビジネスが可処分所得の減少から規模四区なっているのも事実で、海外に進出するなどの絵がかけないと厳しい側面もあり、初期の投下資本が膨大になりがちです。
●小さな企業が失敗するハイリスクを背負っているというのは真実です。しかし安全な会社というものはこの世界のどこにも存在しないです。また、企業の大きさで融資をしないという側面もありましょうね。その意味では小さな企業でもチャンスはあるということではありましょう。ただし、企業の大きさで融資をしなくなりましたが、企業の土地などの有形資本は一応価値を持っているのが、こと日本では担保主義がまだ主流であることが前提になります。
帝国データバンクによると、担保主義の傾向は近年、「担保主義ではなくなっ てきている」「担保主義が緩和されてきている」とした企業が44.5%がいて、担保主義の緩和傾向を感じ業績重視傾向がでているのですが、反対に「担保主義の傾向に変化はない」、「担保主義が強化されている」というのは55.5%(3,918 社)の企業がいうとか。2年前の調査結果と比較すると、改善幅はわずか4.5ポイント(40.0%→44.5%)で、担保主義は改善途上にあるというわけです。
●お金を無駄に使わず、ムダなお金の使い方ができないというのもあるのですが、無駄かどうかは後付けで決まる中身もありまして・・・・・・。
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まあ反例でけちを付けてみましたが、これを正当化するという気はありません。ただし、判断にプラスとマイナスとがあって、その相殺をしない判断は無意味だということを分かって、あなたは読んでいるかということです。
ビジネス書を読むのは非常に大切ですが、その判断や事象の解釈を人に委ねている「信者」になっている場合はありませんか。そうだったとしてそれを是認するとして、信者になることで悔いをのこさない覚悟が出来ていますか・・・と問いたいのですね。

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