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もぐらたたきと類推性解釈(3/4)

(承前)

話はますます露骨な方向性に行きます。このため以下性的な表現や記述が含まれます。閲覧はご自身の責任で行ってください。

注意しなければならないのは、ラブドラッグと言う概念は元々はこれまた異なるものである。
このところよく来るSPAMメールの山の中には、男にとってはこまったなああ(ニヤリ)と言うものがある。けどこの手のSPAMが日に50以上(ほかも含めるとSPAM全体が日に300以上)だといやになるねえ。
----------------------例
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たまたま、都内の店の前にあったチラシの束の中に個人輸入のもののあった。日本語である。
薬局による正規品らしいが、かいつまむと。
●クエン酸シルデナフィル100mg   効果は40~60分 持続90~120分 
副作用は頭痛・胃もたれ(心臓病・高血圧には不可)
5錠 10000円
●パルディナフィル70mg   効果は40~60分 持続300~360分
副作用はほとんどなし
5錠 11000円
●パルディナフィル70mg   効果は15~20分 持続14400~20000分
副作用は胃もたれ、鼻つまり(心血管系障害には不可)
5錠 11000円
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上のSPAMのよりはかなり高い。もっともこのようなややこしいのは危険な薬であると言う話も多いがね。こんなED治療薬ものはセルフメディケーションの概念になるのかなあ。確かに、このような薬を飲んで・・・というお人は多かろう。
但しその間にどのようなことを性生活で求めているかによってこのような薬でなく陶酔を求めている場合もある。かくて・・・・催淫剤として薬を使うとなると・・・・

警視庁は8月7日、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで、消息を絶って5日目のタレント・S容疑者の逮捕状を請求した。夫のT容疑者は逮捕時に「精力剤」として覚せい剤を持っていたという。
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俳優でミュージシャンのO(31)が麻薬取締法違反(MDMA)で送検された。逮捕につながった東京のマンション内で発見された全裸女性は、銀座のホステスだったことが判明。「いわゆるラブドラッグでコトに及んでいたのでは?」

MDMAは精神に多幸感、他者との共有感などの変化をもたらすという。摂取すると、体温をコントロールする機能の喪失による高体温や不整脈などによって重篤な症状を引き起こす場合がある。激しい運動を伴う場合、発汗を伴い水分補給が十分でない場合などに使用すると合併症を生じ低ナトリウム血症、急性腎不全、横紋筋融解症などで死亡することもあるらしい。他者との共有感が性生活にかかわるのかなというと、・・・ああそうかかかわるのか。そんなことのために生死をかけるかと思う人もあるのだろうが、私は快楽を極めていたり、また日ごろから精神的に不満を持っていたりする人がこのような志向を持つことはないわけでなかろうと絶望的な見方をする。
薬の性格が異なるが、(Erectile Dysfunction; ED)は、陰茎の勃起・維持のできないために満足に性交の行えない状態で、治療薬を求めている人が極めて多いのは、市中に上記のような輸入代行の会社が多いことも想定される。先進国でEDに悩む人は男性の1割をいう。特に日本では40~50代男性の半数が悩んでいるという。もっとも糖尿病、うつ病、高血圧の治療をしている人もこの年代では多く、治療薬が原因になることもある。
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問題はこれらの薬剤をEDの回避にせよ、精力剤としてでも摂取しようとしている場合、趣味嗜好の問題で摂取を求めている場合と、実際心理的な問題で求めていると言うことが混在していると言うところである。上記2項とも法規的にはグレーなところにあり、(もちろん違法薬剤はNGですが)輸入代行に関しては、実質自己責任としかいえない。そもそも、日本で正規入手するためには医師の処方箋が必要である上に、健康保険の適用外の自由診療になるというのも、疾病として認識しにくいということにまだ医療の政府方針では求められているのだろう。
そこで、幸福追求権と被害者なき犯罪の骨子(自由主義の中で残る、社会道徳的に悪だとか社会的法益を侵害する理由で処罰の対象とした犯罪)と言う話に対して言うと、極論すれば、
幸福を求めているのにたいして、アルコール摂取とED薬剤摂取、アルコール摂取と精力剤摂取と区別するべきなのかという議論
さえ出されたなら、倫理と社会的コンセンサスという議論が出てくるわけで、「被害者のいない(ように見える)犯罪」を指す「被害者なき犯罪」の問題になる。社会道徳的に悪とか社会的法益を侵害と言う話になる。
私は、其の幸福追求という意味でさえ、属人的視点が出たら制御が利かなくなるのは理解する。従って一般的にどうなるか説明するのは、其のときの社会のコンセンサスでいかようにも変わると考える。但し今わかっている事実は薬剤を使用するのは、よっぽどの検証を伴わない限り、体を壊すことが可能性として存在することが、ある程度再現性がある状態で示されていると言うリスクを考えて、それでも使うか?ということであろう。
---------------------引用
覚醒剤や合成麻薬MDMA 性的快楽を増大させる?  2009年8月12日(水)18時54分配信 J-CASTニュース
覚醒剤や合成麻薬MDMAがらみの事件が相次ぐ中で、「クスリと下半身」の関係が取りざたされている。逮捕されたO容疑者は不倫相手との性行為でMDMAを使用したのでは、と取りざたされている。S容疑者の夫が渋谷で職務質問された際も「下半身のクスリなので恥ずかしくて出せない」といって提出を拒否したという。実際は覚せい剤だった。
覚醒剤や合成麻薬MDMAを使うと性的な快楽が増す、と言われている。ネットの掲示板にはそうした話がたくさん書き込まれている。(中略) 情報番組でのこと。番組でO容疑者の事件に触れたとき、お笑いコンビの某さんが、飲み屋で出会ったばかりの知らない人に「これ、下半身に効く錠剤だから飲んでみ」と渡されたことがあった、と話したのだ。何の錠剤か解らないため受け取りは断わったのだが、 「あいさつ代わりに錠剤渡すの、そういうのが普通にあったりする」というのだ。もちろん、「下半身のクスリ」といえば覚醒剤を想像する向きは少なくない。
(中略) MDMA が日本で「下半身のクスリ」として使われるようになったのは10年ほど前から。エクスタシーという別名や、「ラブドラッグ」というジャンルに分類されて性行為のイメージとリンクされた。経口剤という手軽さとラムネ菓子に見える馴染みやすさから使用者が拡大。有名女性歌手がSEXの時に使っている、という噂が流れたことも大きく影響し、「あの歌手も使っているクスリ」といった販売目的のチラシが、カラオケ店に出たり、自宅のポストに入れられたりと、ネットでもかなり話題になった。
熊本大学文学部総合人間学科のS教授によれば、覚醒剤が「下半身のクスリ」として使用されることは1970年代まではほとんどなかったようだという。第二次大戦後、覚醒剤は不眠不休で仕事や勉強をできるだけ長く続ける目的などで使用された。一方のMDMAは心理療法に用いられた薬で、かつては米国でセラピーの補助剤として使用された。なぜ日本で「下半身のクスリ」として使用されることになったのか。S教授は口コミに加え、マスメディアによるイメージ流布の影響が大きいと見る。薬物の使い道は使用者が独自に「工夫」できるため、今までになかった、「性的な使用法」が発見され、それが人々の間に広がっていった、と説明している。
---------------------終了
要するに、ラブドラッグと言う概念なんて、あくまで風評だけしかないんだと言うことである。論理的な根拠が薄いものが、この場合は類推性解釈になっているにすぎない。もちろん逆に言うと、薬剤を用いると性生活により得られる楽しみが帰って薄くなるという読み方も有る。(というか性生活により得られる楽しみより麻薬類のほうが刺激が強すぎるからということらしい)
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と言うわけで、最後に、ちょっとショッキングな話をする。
信頼できる筋から聞いた話であるが生々しい。倫理概念が所属するコミニティで異なることを示す寓話であろう。
男5人と女5人が、コーヒーを飲んで懇談していた。その途中ケータイからニュースサイトを見た人がいて、思わず叫んだ。
「えー、ミュージシャンのOが逮捕だって」
「MDMAで送検・・・これって昔の脱法ドラッグ?」
「そう。全裸女性とことの最中に・・・・なるほどね」
「そんなの使ってたら、お互いに当然の報いよ」
「大体ねえ、そもそも薬でさらに楽しむなんておかしいわよ」
「そうそう。要するにそれは性交で満足に楽しめないからそんな麻薬みたいなものをつかうんじゃない
「けどだからといって バイ○グラとかもねえ」
「まあ、区別は難しいからねえ。女性にとってはバイ○グラ見たいなのがないのもあるのかなあ」
「そういう楽しみを味わうこと事態が本当はすべて自分の責任だよね。自己責任、自己責任」
「あー、こっちは覚せい剤だって(たまたま同じ日に起きている)」
「倫理的には麻薬などを使ってでも楽しみたいというのもねえ。ほんとうに体に悪いのか確認したいというのもあるんかしら」
「もしゆるされていたって、体を壊す前提で楽しめるというのも。体がちゃんと在ってこそ楽しめるものだからねえ」
「そうねえ。じゃあ」
と言って早速・・・・
彼らはグループセックスに没頭し始めたんである。
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この話をした理由なのだが、考え方の異なるコミニティーは薬と違うところでもあるという前提を社会がどれだけ受け入れるかということなのである。オランダが寛容政策をとるのは、一時期この地が他国からの政治亡命の受け入れを進んで行なったという、思想の異なるものを定見を与えることなしに受け入れた経緯と、そのことを国是とするコンセンサスにもよるらしく(スイスも基本的には志向が近い)まさに、コミニュティーにおける嗜好の差をどう考えるかにかかってくるのである。(続く)

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