« 2000系2208-2258 | トップページ | ノンアルコールビールのCM »

ガント・・gantt,gaunt,or gant

ガントチャート(Gantt chart)というものがある。
プロジェクト管理や生産管理などで用いられる表である。1910年代に、アメリカ人の機械工学者・経営コンサルタントのヘンリー・ガント(Henry Laurence Gantt)によって考案。考案者の名前に由来する。縦軸に人員や作業内容を置き、横軸に日時(時間)をとり、横棒で行う時期や時間を視覚的に示した図。各作業の開始時期・終了時期が把握しやすく、作業管理者に有効な進捗管理方法だ。よそから見るとかくかくとした線が引いてあるようにしか見えない。
---------------------
ところが、よく似た言葉にガントレットというのがある。
ブログランキング・にほんブログ村へ
こちらはgantletと書き全然つづりが異なる。これ自体は単複線ともいう。単線分よりやや広い用地に複線の線路を重なるようにしてはめ込んだもの。複線区間であるが、両線路の片方が互いに跨るので、すれ違いはできない(このため信号上はこの部分だけ単線の扱いになる。路面電車では目視だけである)。複線分の用地が確保できない場合に用いられ、分岐器を用いる方法より切り替えの手間がないなどの理由からヨーロッパの路面電車(アムステルダム、リスボンなど)で見られる。日本では、愛知県名古屋市の名鉄瀬戸線本町駅構内で、(名古屋城の堀の中に軌道があり既存の橋を潜る箇所に使用されていた)もの、及び甲府市の貨物線の使用事例がある。本線からの車庫用側線の取り付けとしてではあるが相鉄線西横浜にもそのものではないものの似たようなものがある。
但し元来は刑罰・体罰の一種だという。罰を受ける者は二列(gauntlet)に並んだ兵士の間を通り抜けるように強制され、通り抜ける間に両側の列の兵士が棍棒や鞭で殴ってゆくものという。

ある意味似たように思っていたが語源からして違うんですね。筋といういみでは共通なものがあるようなんだが。
さて、プロジェクト管理は、プロジェクトを成功裏に完了させることを目指して行われる活動で、プロジェクトを構成する各活動の計画立案、日程表の作成、および進捗管理である。プロジェクトマネジメントに含まれる活動はこんあものである。

* 企画
* リスク測定
* 利用できる資源の見積り
* 作業の系統化 WBS (Work Breakdown Structure) の作成
* 必要な人的・物的資源の確保
* 費用の見積
* チームメンバーへの作業の割り振り
* 進捗管理
* 目的に沿った結果が出るように作業の方向性を維持する
* 達成した結果の分析

私も研究開発の工程管理を兼務していたことが長かった。(課長職が本当はするのだが、私の場合は課長が空席ということが実に多かったし、課長がいたときでも一部の業務は課長から代理印を渡されていた)当然プロジェクトマネジメントを曲がりなりにもしなければならない。プロジェクトの運行はベテラン社員の独自の勘など属人的な要素に頼る部分が大きかったし、伝聞・真似・教えあいということばかりであった。ガントチャート等を含むプロジェクトマネジメントツールは私の場合はそこで身につけたもので、あとで本格的に勉強して納得したという後つけの学習である。ともかく体系だったプロジェクトマネジメントの手法を知って、みんながそれを理解していれば、技術の伝達や標準化が可能になり、プロジェクトの成果が高まることが期待できるし、ガントチャート等を利用する事で、効率的に業務を行う事が可能となる。
但し、現在のような形のプロジェクトマネジメント概念は、冷戦期の米国防省起源と言われて、宇宙開発にも援用されている。同時期にデュポン社でも、この手法が見出されたようだ。但し、自動車などの開発過程で、各社のノウハウを含みながらチームワーク開発をするという場合もあるわけで、そのようなノウハウは日本も古くからは持っていたのだそうな。それが業界で流れず各社のノウハウとして隠蔽されていたのが長いんであろう。
情報システムの開発プロジェクト等、多人数での協調作業においてはその成否が重要な経営課題となる。むしろ一人で出来るもののほうが少なくなっている。これは機械系でも似た状態になってきている。ひとりの独創的な技術者が製品開発まですべてを仕切ることは分身・影武者でもいない限り無理になっている。その反面、すべての製品開発がますます大規模なものになり、プロジェクトの遂行自体のノウハウが専門家で無いと成り立たないというある意味、平坦な商品しか出にくくなっている側面さえある。手短には、プロジェクトの管理をプロジェクトマネージャに、プロジェクトの遂行をオペレーションリーダーに分担させ、権限分散化を図るケースが増えている。
------------------
開発運営をするためにガントチャートを書くと、よく日程上から人員の逼迫などで、動かせない日程などが全体の日程を縛る、クリティカルパスという問題点にあう。日程同士がせりあい、同じ人を2つの業務を並行して使うしかない場面があるわけで、さながら鉄道のガントレッドに近くなる。この回避は全体的な信号制御、つまり当座の情報把握と運営である。
但し現場の制御が時として、現実にあっていないため無駄な状態になっていることがある。時としてプロジェクトマネージャをずーっとやってきた人にはこの制御の最適化ができないで、破綻するというのも多い。上記名古屋鉄道瀬戸線で用いた事例では、ガントレッドがある堀川駅 - 本町駅間は1つの閉塞区間とされ、複線でありながら1列車しか入ることが出来ない制御がされていたのだが、信号処理によっては、ほんの少しのガントレッドのために全体の複線機能を殺していたということで、最適化した制御にはなっていないだるい制御だったということだ。
------------------
そしてこのような苦労をしても、成り立たないことがある。そのときにはまさに、経営者や他部署の担当幹部が、二列(gauntlet)に並び、その間を通り抜ける間に両側から、棍棒や鞭ならぬ罵声で人格否定されるのもまた同じなのであるorz。

|

« 2000系2208-2258 | トップページ | ノンアルコールビールのCM »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/100146/43805780

この記事へのトラックバック一覧です: ガント・・gantt,gaunt,or gant:

« 2000系2208-2258 | トップページ | ノンアルコールビールのCM »