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「失業救済」という名のもと(3/3)

(承前)
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パソナが農業への「人材派遣」開拓 農業にはビジネスチャンスがある? 2008/11/ 1 J-CASTニュース
人材派遣大手のパソナグループが農業関連事業に参入する。独立就農を目指す人材を育成し、人材活用が不活発な農業分野の人材市場を開拓する狙い。パソナのほか、ワタミがすでに農業に参入し、グループ店舗に野菜を供給、流通コストを低減させるなどのメリットを出している。さらに、セブン&アイ・ホールディングスは2008年秋から直営農場で栽培した農作物の販売を始める、といった具合に、「農業」が注目を浴びている。
経営、営業面で外部の人材を派遣
パソナは2003年から就農希望者向けの農業研修などに取り組んできたが、2008年9月から農業ベンチャー支援事業を開始した。兵庫県淡路市で、農業生産法人以外の法人が農業経営できる「特定法人貸付事業」を活用して、2ヘクタール(6000坪)の農地を借り受け、農業事業を展開する。
農地法の規定で、普通の企業は原則として、田や畑といった「農用地」を買ったり借りたりすることはできない。しかし、農業生産法人にはこれが認められているほか、一定の条件を満たす場合は、農用地を借りて農業に参入することができる。これを「特定法人貸付事業」という。(中略) 耕作を放棄された農地が全国に広がり、05年の法改正で特定法人貸付事業を導入する自治体が増えていることも、一方で背景にある。新たにビジネスチャンスが広がったと見て、農業事業に参入する企業は今後も増えてきそうだ。
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元派遣社員に「農業」が大人気 相談会は定員オーバー状態 2009年1月19日(月)20時13分配信 J-CASTニュース
民間企業が新規採用を控え、全国的に雇用情勢が悪化している中、安定した仕事として農業法人への就職が注目を集めている。2009年1月以降、各地で行われている就農相談会には駆け込み参加者もいたりして、定員オーバーするという盛況ぶりだ。

就農の個別相談には長い列ができていた
新潟県農林水産部担い手育成課は2009年1月17日、雇用情勢の悪化を受けて、緊急で農林漁業に関する新規就業相談会を新潟市内で行った。事前の応募者は 50人だったが、当日の飛び込みもあり、約90人が参加した。製造業で派遣切りや雇い止めにあった人や、派遣で働いているが将来に不安を感じ、転職を考えている人、数は少ないが高校生や大学生も集まった。20歳代から60歳代までと幅広く、30歳代から40歳代がもっとも多かった。
定例での相談会は年に2回行っている。08年6月には約60人、11月は70人が集まった。当時はまだ、雇用情勢がそれほど悪化していなかったが、それでも予定の50人を超えており、農業への関心の高さがうかがえる。担い手育成課の担当者によると、08年末からさらに雇用状況が悪くなったので、興味を持つ人がもっといるのではないかとして、急きょ開催を決めた。
相談会では農業法人や森林組合、漁協の15団体がそれぞれの仕事内容について説明し、個別の相談にも応じた。担当者は、こう語る。
「定例の相談会と比べて、個別相談に一層熱が入っていたように感じました。1人あたりの相談時間が押して、ブースの前には長い列ができていました」
1月19日には長岡市で相談会を開催した。事前応募者は20人だったが、ここでも飛び込みが多く、45人が集まった。1月20日には上越市で開催する。
「農林漁業は高齢化による担い手不足が深刻化しています。職業の1つとして考えてもらい、意欲のある人はどんどん応募して欲しいと思います」
と話し、期待は高まっている。
「仕事があるならとにかく働きたい、安定した仕事に就きたい」
全国の農業法人の求人情報を扱い、電話や面談形式での相談も行っている全国新規就農相談センター(東京都千代田区)も雇用情勢が悪化していることを受けて、1月7日から緊急対策として求人数を増やしている。1月19日現在で募集は正社員248人、パート189人。
「1 月に入ってから、電話やメールでの問い合わせや面談が増えています。派遣切りにあったという人や、今派遣で働いているが今後が不安だという人など、いろいろです。工場で働いていたという人で、屋外で健康的に働きたいという理由から農業を目指す人もいました。ほとんどの人は農業の経験がないが、仕事があるならとにかく働きたい、安定した仕事に就きたいという印象を受けます」
1月27日には東京しごとセンター(東京都千代田区)と共同で、「緊急相談会&就農セミナー」を開催する。1月6日から募集を開始したが、東京しごとセンターの担当者は、「1週間ほどで定員の50人に達し、他のセミナーに比べて早い段階で締め切りました」と明かす。
トヨタ自動車など製造業が多く集まる愛知県名古屋市でも、農業セミナーを2月8日に実施する。セミナーの事務局となっている人材紹介会社インテリジェンス(東京都千代田区)の担当者は、
「定員は30人としていますが、募集開始から1週間ほどで約50人の応募がありました。愛知は製造業の雇い止めが多いからでしょうか、注目が高いようです」
と話している。
応募者は20歳代半ばから40歳代が多い。2月1日には東京で、2月7日には大阪で行うが、それぞれ1月19日時点で40人ほど集まっており、「再就職の道に農業を選ぶ人が全国的に増えているのではないか」とみている。
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なるほどこの時期になると少し落ち着いてきたのですかね。まずこの事例は既存インフラベースの話だな。
たしかに農業というもの自体はきわめて地味であるし、企業として日本で成功しているものは、農業自体よりも農業の工業化による仕事に山並みをつけないものが多いようだ。もやしやきのこ類の育成製造というものが評価されているのはそのことであろう。また食品加工という形ならそれなりにある。「もやしもん」ではないが醸造業などは、いまこそ注目すべき農業のみちであろう。(とはいえ、その大方針ですすんだバイオ科学が、裾野が広まらず人材の飽和がでているのも事実である)

この前お会いした人は園芸農業の権威の方である(じつはほかの分野での大家でもあり、そっちで名前を知っていただけに、まさかと驚いた)そこでこういう話があった。

今の時代にどのようなメロンの品種を選んだらよいか
「HN21:アンデス3号」早出し用、玉伸びはイマイチ
「市場小路」ハウスメロンの中では、病害にも強く作りやすい。
「ベールグラン2号」玉のびはオトメと同様、低温伸長性はやや劣るが、高温には強い
「パンナ」早まきでは小玉になりすぎる
「オトメ」高温期には大果。低温伸長性もある。高温期には糖度の低下が見られる
「アンデス5号」茨城県で早出しに使用されているが、玉のびさせるには苦労
「グランドール1号」高温期でも日持ちよく、糖度も高い。早期栽培では玉のびはイマイチ
「エリカQ15」淡黄色の果皮色となり完熟。比較的大果になりやすく、低温期栽培に有望
「味の香」低温期の玉のびは不十分

夕張メロンという高級メロンがある。糖度が高く、高級品として有名である。確かにそういう意味では商品作物として成功したものであろう。画期的な産地直送システムにより、全国展開に成功したことも特筆すべきである。但し、これは糖度が高い時期をすばやく見つけ早く収穫・出荷・納入することを夕張市農業協同組合は技術とし、きわめて高度な技術で高価な生産体制になっている。そのため規格外品も多くなりやすい。更に声価維持・品質維持に勤め、規格外品を市場に出さないことの徹底を売るとともに、2次原料を地元でメロンブランデー、アイスクリーム、ゼリー、乳飲料そして今度はキャラメル!などの加工品原料として利用させることがひとつの付帯産業になってきた。詳細は不明だが総生産量の半分が2次原料に回るという話もあるぐらい夕張メロンは作る技術が必要で、また2次材料活用が今後の収支向上の手法らしい。
したがって、ハイエンドユーザー向けのメロンに志向されるほかにも、作り易く管理しやすく、そこそこの味で日持ち管理もしやすく、買いやすく、付帯的工業とか一線を画すメロン生産を戦略上志向するのもひとつではないか。・・・というはなし。
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花畑牧場、夕張に新工場計画 「メロン生キャラメル」  2009年2月25日18時57分 朝日新聞
 生キャラメルをヒットさせたタレント田中義剛さん(50)経営の花畑牧場(北海道中札内村)が新製品の開発・生産のため、財政再建団体の夕張市に進出する。同社は25日、同市が財政再建のために売り出した旧観光施設を落札、新工場への改築計画を明らかにした。
 新工場になるのは、同市の「石炭の歴史村」内にある旧サイクリングターミナル「黄色いリボン」。84年完成の鉄筋コンクリート3階建て、1380平方メートルの宿泊・催事施設を5600平方メートルの土地付きで、最低入札価格に近い3400万円で落札した。
 新工場は4月20日稼働をめざし、売店や見学施設も併設。地元農協から夕張メロンの果汁を購入し、日産1万箱を目標に新製品「生キャラメル夕張メロン」を生産する。
 田中さんが94年に中札内村で始めた花畑牧場は、2年前から生キャラメルの開発・販売をしたところ、人気商品となり、同村や新千歳空港の直営店では生キャラメルを求める観光客で行列が絶えない状態。昨年7月には札幌市内に第2工場を新設、全体で7万箱を日産しているが、需要に応え切れていないという。
 第3工場の適地を探していた田中さんは1月下旬、知人を介して藤倉肇市長に会い、施設が空き家になっていることを知り、「夕張活性化に協力したい」と申し出た。
 同施設は市の財政破綻後、指定管理者となった加森観光が開業することなく老朽化などを理由に昨春、管理を返上。市は昨夏段階で評価額4290万円だった同施設を、金融危機後の10月には3360万円にまで査定を下げ、他の老朽物件とともに一括売却しようとしたが、買い手がつかなかった。藤倉市長は「たいへんありがたいこと」と歓迎している。
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ここで食品工業としての視点に注目するのも当然であるが、いろんなところで工業でつちかった技術、ノウハウを農業で生かすところがじつはあるということいえないか。それは農芸部門でも同じである。そういった意味で大量に工業経験者が農芸部門に進出するのは、私はひとつの技術コラボ事例として推奨寸べき事とおもっている。のこるは制度的問題のほうなのだろう。あと人的フォロー制度を考えると継続性が高くなることも、工業的労働環境への移行促進にならないか。
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(PS)さて、過日たまたま「ミキティ」をWORDに検索エンジンを引いていた。
藤本美貴(歌手):「もーむす」かあ・・
安藤美姫(フィギュアスケート選手):うんうん
原幹恵(グラビアアイドル):ww
三木良太(サッカー選手)
江口美貴(元AV女優):・・・あの人か(おい)藤本美貴似で売り出したこともあるらしい。
繁田美貴(アナウンサー):TXのあたりで看板でみたことが。
競走馬

うーむ・・・そこで「石川県警察本部のミキティ」てのがあるので・・なんだあ・・と思ってみてみると・・・
 現職女性警察官が赤裸々に告白します。チョットのぞいてみませんか?
 石川県警の勤務体系や、給料などの待遇面について知りたい方はコチラ!

・・・・・・・・・・うーむ。アドレスはhttp://honbu.police.pref.ishikawa.lg.jp/keimu_bu/keimu/saiyou/mikity/newpage6.htmということだと、警察本部警務課で勤務している愛称ミキティ(本名も出ている)の女性警察官の「石川県警公式HP」のなかにあるページなんですよね。(当人は企画係兼人事係で、警察運営の企画、警察官採用担当)。手つくり感いっぱいのHPです。まいったなあ。
確かに求人に苦労しているのはどこも同じであるが、それ以前に拘束するには人々の感情・感性・既存習慣であるわけで、そこを確信出来るカリスマ・資力が膨大に上るのが現状である。このような素人感覚いっぱいのゆるいHPをあえてか意図せずかつくった石川県警に私は興味をもってしまった。(ただしよく見ると他県に比しても積極的な採用方針ではあるんです)
これは「けいさつ」という地道な業務の「イベント産業」化ともいえないですかね(苦笑)。

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コメント

こんにちは。
葉っぱビジネスとか、現地売りの野菜、雑魚の直送販売など、ITを利用した元気な農業・漁業の話しをよく見聞きします。今日見たテレビの感想ですが、旧来からの市場というものを改良していけば、まだまだビジネスのチャンスはあるのではと思いました。

投稿: KADOTA | 2009年3月 8日 (日曜日) 18時42分

業務展開の手法として小さな営農手法が限界だという話はあります。(農地解放が是か非かという言い方では矮小化してしまいます)市場の改革も一つですが物流などの視点を変えれば、やり方はあるということはいえるとおもいます。ここに工業で育てた品質管理などの視点を入れることにより、新たな産業の創出は出来ると思うのですが。

投稿: デハボ1000 | 2009年3月 8日 (日曜日) 21時06分

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