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阪神なんば線が開業しました

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阪神なんば線が開業 三宮-奈良を直結  3月20日10時46分配信 産経新聞
 大阪の都心を東西に貫き神戸・三宮と難波、奈良を結ぶ「阪神なんば線」が20日開業し、阪神電気鉄道と近畿日本鉄道の相互直通運転がスタートした。
 阪神尼崎駅(兵庫県尼崎市)では、坂井信也阪神電鉄社長らのテープカットなどが行われ、坂井社長が鉄道ファンら約200人と乗り込んで、午前4時50分に奈良行き(普通)が“1番電車”として発車した。
 一方、近鉄側では大阪難波駅(大阪市中央区)で午前5時すぎの尼崎行き(普通)が始発として出発。近鉄の野口満彦副社長が「神戸に加えて、姫路の皆様も奈良や名古屋、伊勢志摩に来ていただきたい」とあいさつした。1番電車に乗車した坂井社長は大阪難波駅に到着し、新線の成功を願って、近鉄の野口副社長と固い握手を交わした。
 この後、近鉄奈良駅と三宮駅でも式典が行われ、午前7時13分に近鉄奈良駅から三宮駅行き、午前7時43分に三宮駅から近鉄奈良駅行きの快速急行の始発電車が出発した。
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 尼崎駅に駆けつけて1番電車に乗り込んだ神戸市灘区の郵便局員、若林貢司さん(28)は「乗り換えずに難波に行けるので便利になった」と話した。親子そろって鉄道ファンという大阪市東住吉区の桑原乾多さん(39)と直充君(9)は「実家が神戸にあるので、近くなった気がする」と語っていた。
 阪神なんば線は阪神尼崎駅から近鉄の大阪難波駅を結ぶ約10キロ。新たに九条駅とドーム前、桜川駅が開業し、阪神西大阪線の各駅を含めて阪神なんば線となった。快速急行で、三宮と大阪難波を約40分、三宮と奈良を約80分で結ぶ。
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参考:http://rail.hobidas.com/blog/natori/
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三宮から奈良まで1本やでぇ!阪神なんば線が開業  3月20日9時18分配信 読売新聞
 阪神なんば線(尼崎-大阪難波、10.1キロ)が20日、開業した。
 阪神と近鉄が相互乗り入れし、三宮(神戸市)-近鉄奈良(奈良市)間を快速急行が最速76分で結ぶ。1日約6万7000人の利用が見込まれ、関西を横断する新たな交通軸として期待されている。
 尼崎駅(兵庫県尼崎市)では、同日午前4時40分から初発式が行われた。阪神の坂井信也社長らによるテープカット後、沿線住民や鉄道ファンら約200人が乗った始発の近鉄奈良行き普通電車(6両)を駅員らが拍手で見送った。
 坂井社長も尼崎駅から“1番列車”に乗車。大阪難波駅で出迎えた近鉄の野口満彦副社長と握手し、「感慨深い」と笑顔を見せた。
 近鉄は同日、新線開業に合わせて近鉄難波駅を「大阪難波」、上本町駅を「大阪上本町」に改名した。
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昨年末、安治川トンネル (河底トンネルとして、日本初の沈埋工法によるトンネルである。軍需産業で内航汽船の運航が繁華だった安治川で問題となっていた渡船運航の代替とし、1944年に竣工。約14m下にある川面下の通路まで、両岸のエレベーターや階段で降りる。かつては人用の他に車両用エレベーターもあった(排ガス問題で1977年に閉鎖)エレベーター運行は午前6時から午後11時(冬季は午後10時)まで。階段は24時間開放)を見に行ってきたのであるが、最寄が西日本旅客鉄道(大阪環状線/桜島線)阪神電気鉄道(阪神なんば線)の西九条駅である。すでに工事は終盤を迎えいよいよという状態であった。
西大阪線の沿線は決して衰退している地域とはいえないのだが、東京の湾岸地域と異なり、工場の地方移転の跡地に新規の工場や住宅が定着しないという弊害がある。どうかんがえても大阪市内とは思えない乗降者数である南海汐見橋支線までは行かないが、下町情緒があり、ある意味工業立国日本という感じではあるものの、重厚長大な工場の多い地域ではあったので、どうしてもぱっとしない側面があった。(イメージとすればJR鶴見線の鶴見-弁天橋というのが近いか)その反面USJは(日立造船の跡地である)成功をそれなりに得ていることから、そのような方向性に回帰する、または流通基地としての存在が高まっている。
 阪神西大阪線は全長6.3キロで7駅しかなかった。往時から10~12分間隔(本線の運転間隔にあわせている)で各駅停車が運行されている。時に「盲腸線」なる言葉は本線から飛び出して終点で行き止まる短い支線を指すのだが、盲腸に通じるからか、「役に立たない路線」という皮肉や愛情を込めて使われる場合もある。しかしこの線の場合は一応は末端部にJRがきていたことで、曲がりなりにも使い勝手があった。今般の阪神なんば線の開通となり、ローカル色が強い沿線の印象は、西九条-近鉄難波の延伸区間と合わせて全体名称が「阪神なんば線」に変わり、古都奈良、大阪ミナミ、神戸を直結する3月20日を境に変わる。新路線は短くとも、西は山陽姫路、東は近鉄名古屋まで、約280キロの線路が同じ標準軌・直流1500Vでつながる使命がある。(車両の直通はまた別の話になるが、阪神線・山陽線の規格なら車内信号の設置で通りうる)
もっとも、西大阪線が出来た当時は、尼崎駅から伝法駅を経て阪神本線の野田駅を結び、阪神本線のバイパスとする計画で、オーバーフローしかかっていた梅田方面の補完と、工場通勤者をターゲットにしていた線路でもあった。難波延長線第1期工事(千鳥橋 - 西九条)完了後、難波延長線第2期工事(西九条 - 九条間)を着工し、一部のビルには階段までもうけたものの、中止の憂き目に会っている。(今回そのうちの一部が40年以上たて日の目を見ている)
難波延長線第2期工事では、九条商店街などが西大阪線の延伸で町が分断されとか、神戸・難波に客が逃げることを懸念して反対し、計画は頓挫した。ところが後年工事に反対していた商店街は衰退傾向を打破するために姿勢を変えて延伸を期待し、他方大阪市西部地域の活性化策もあって、再開にいたった。
1965年9月から1974年11月まで西大阪線・本線直通で運行の「西大阪特急」もあった。大阪市西南部から神戸への短絡ルートを作る目的で設定されたが、西九条駅が都心でない不便な位置で、(難波への延伸のデモンストレーションの意味もあったから設定された)などから利用が低迷した。西宮や尼崎から神戸に出る速達列車として使うことは私も一度ある。とはいえ2・3両編成の電車がいつでも座れる状態で廃止され、筋は立て替えられた。
この発着は阪神三宮駅着発になったときは3番線という短いホームをつかっていた。1980年代前半に登場した快速急行(梅田-三宮間)が当駅始発となった時に再開した。(降車側5両・乗車側6両)阪神なんば線開業に伴うダイヤ改正により、同線経由で近鉄奈良線へ直通する快速急行が3番線から終日運転され発車するという。つまりある意味西大阪特急の復帰といえるのだろう。
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奈良駅から三宮行きが20分ごとに発車するわけで、近鉄奈良駅の1・2番ホームに阪神の電車がいるというのは長年使っていた私には、残念ながらどうもイメージとすればピンとこないところもある。反対に三宮で近鉄電車が止まっていても同じだろう。だが、御託を並べる以前にまずは素直に沿線の発達と利便性の向上を願ってやまない。

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» 3月26日(木) 見慣れぬ電車 [とつぜんブログ]
 小生は阪神電車をよく利用する。先日、六甲アイランドにやぼ用があり、会社からの帰りしな、阪神電車で、三宮から魚崎まで行った。その時、見慣れない電車が阪神三宮駅に停まっていた。行き先表示は「奈良」。なんやこの電車は、と思いつつその電車に乗った。で、思い出した。阪神なんば線ちゅうのが開通したのやった。この見慣れない電車は近鉄電車やろか。写真は魚崎で降りた時のもの。隣の青い電車は阪神の普通電車だ。  小生が主に利用する電車はJR。次に阪神。年に数回阪急。南海は昔、SFの友人が堺に下宿していたので、時々利用... [続きを読む]

受信: 2009年3月26日 (木曜日) 20時55分

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