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食べられることの喜び

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鹿せんべいって人も食べられる? 2005年11月18日 エキサイト
学校の遠足や旅行などで、日本人の多くが一度は訪れたことがあろう奈良公園。東大寺の大仏もさることながら、ここで売られている「鹿せんべい」を鹿にやるのも、奈良観光の定番。そして、誰もが一度は疑問に思うだろうことが、「人間が食べても大丈夫なの?」ということ。今回はこれを調べるために、久しぶりに奈良に行ってきた。
奈良国立博物館の正倉院展にはわき目もふらず、公園内各所でおばちゃんが売っている鹿せんべいを購入。受け取ったとき、炭酸せんべいのような香りがしたので、「食べてみたい」という気持ちはふくらむ。
一応、売っているおばちゃんに、人が食べても大丈夫か聞いてみると、「ぬかでできているので害はないですよ」とのこと。
なるほど。なんともあいまいな「害はない」と言い回し。衛生面が気になるもの、そう言われたからには食べてみないと。だが、周りは鹿だらけ。1枚だけ残して、群がってくる鹿にあとは全部やり、人目が気にならないところまで走って逃げる。そして、辺りを見回しながら、口に入れてみた……。
確かに風味も少し炭酸せんべいに似ていて、ほのかに甘みもあるが……。噛んでいると少し苦みが出てくるし、口に米ぬかが残る。やはり砂糖が入っていないとあまり美味しくないのか。いやいや、そもそも鹿用のものは人間が食べるものじゃないってことだろうな。
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はたして鹿せんべいを口にしたことは正しかったのか。鹿せんべいを販売している「奈良の鹿愛護会」に問い合わせてみた。

鹿せんべいは米ぬかや雑穀でできていて、鹿にとってはあくまでもおやつで、奈良公園内の鹿は野生動物のため、主食は芝や木の実だとか。歴史は古く江戸時代の1670年代には販売されていたそうだ。なお、売り上げの一部は鹿の保護費に当てられているという。
さて、人間が食べても大丈夫なのかという問いには、「人間は食べられません」と、きっぱりと言われてしまった。
え、そうなんですか。おばちゃんが「害はない」って言っていたので、食べたんですが、もしかしてダメだしたか?
食品は食品衛生法に基づき生産されていますが、鹿せんべいは鹿用なので、害はないと思いますが、食べない方が賢明だと思います
そう。やっぱり食ったのは間違いだった。いや、馬鹿だった。「害はない」だけがせめてもの救いだろうか。
ちなみに、鹿愛護会は人間用の鹿せんべいは一切つくっていないそうだ。個人的には、お土産用の鹿せんべいもつくって欲しいんだけどなぁ。
あ、あと最後に。みんなで奈良へ行こう!
(もがみ)
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過日国内でも屈指の貧困地域を歩くことがあった。この地域はいわゆる日雇いの人が集まる地域で、いまでこそ治安が良くなったところである。それでもヤクの売人が摘発されていたりするし、近年でも暴動はあるようだ。路上に宿泊する人は相変わらず。この街は実は結構B級グルメにも魅力的な地域であるのだが、逆に行きつらいところである。(これは今でもあるが)胡散臭い露天商が古びた時計などを売っている(ネットで調べると、この露店は盗品市場という。これも当地では普通のことらしい)
さて、この地域に意外とおおいのが、一膳飯屋である。B級グルメにはモツ煮込みや揚げ物を出す店が有名で、それなりに名店もあるそうだ。(絡まれない限りは)そのような店ならまあいい。持ち帰りの弁当や惣菜屋さんに危ないのがいくらかあるらしい。今回歩いてわかったのは、惣菜屋さんのメニューがきわめて安い場合があるのである。焼うどん100円はまだいいのだが、おからの炊き込みの惣菜ばかりパックに詰めて売っている小さな店舗(常店)もある。これがきわめて安い(一パック50円クラス。)
その昔は料理屋の残飯だけを売るみせも当地にはあり(いまはそんなのは当然ないのだが)こんなの普通身近なスーパーでパックに入っていた(加工前の)おからを買っても100円以上になりそうな量である。目算であるが普通の店なら150円ぐらいしそう。
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そう考えると、ある豆腐・油揚げ工場(量産工場で、上場企業の直系子会社である)の技術者に聞くと、たくさん出るおからは「防火上の都合」により3号工業用ガソリン(「大豆揮発油」と呼ばれ、大豆から油分を抽出するために使用。人の体に入るためのものではなく、大豆インクなどの工業的目的で使用される大豆油抽出用に使用)で脱脂してから再度溶剤を(加熱して)抜かないと保存できないそうである。食品需要が供給を大きく下回り、また品質の劣化が早く日持ちがしない。大豆油は乾性油で可燃性だから、このようなことをしないと酸化による自己発熱・発火をおこす。これらの「溶剤脱脂されたおから」は、二束三文で飼料に払い下げられるが、以前はかなりの分は産業廃棄物になっていた。(最近はバイオ燃料などへの活用が図られている)
当然、このようなものは、人間の食品衛生の観点からは使われないものである。人間用にはそれなりに食用を意図したラインのものがつかわれるし、小規模の豆腐屋さんのものは店頭で売り切るなどをすることから、人間の食用として問題にならないものだろう。ただ、問題はこの貧困地域のおからやさんのおから惣菜はどういう由来のものかは、周辺の状況を考えると多少悩むところである。だけど、おからにはつぶつぶ一つに品質保証書とかトレーサビリティーの証明書、番号をつけられないわな。
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おなじことは、糠にもいえる。もちろん糠漬け用の糠はそれなりに由来の確かなものを使うため、精米前の米の品質を管理するなどをして品質保証をするらしい。(糠漬けは糠のなかの農薬があった場合、濃縮転写をつけたものに対してするという研究もあるから、糠漬け製品もチェックする)また米ぬかは米糠油などにも使うので、「にーず」がたかい。生食する地域や鍋で炒って漬け物に使ったり、調味の上食する地域もあるからなのだろうが、その代り品質的な保障が設備面なども含めて出来ないということはあるだろうし、溶剤脱脂をする場合も人間食用以外にはあろう。(もちろんそのあと溶剤の脱脂技術も確立はされてはいる。ただ食用にないものに徹底されるかは疑問)
上記の「鹿せんべい」は糠・雑穀を練ったものを南部せんべいやタンサンセンベイとよく似た製法で焼けた鉄板で押して作る手法で小麦粉せんべいとしてならば特異な製法ではないが、糠と雑穀という材料なので、食物繊維豊富である。だが、食べてみると(たべたんかい!!)ぼそぼそとして・油分は皆無・人間にはうまいものではない。(上記にはふれていないが、鹿せんべいは鹿にとってはあくまでもおやつなのだから、そこそこはうまくても公園内の草・芝生・木の実(これは豊富)を食べなくなると健康維持では一大事だから、おいしくしていないという見方もある)
たぶん、人間に対して品質保証をしていないということになるし、もし鹿せんべいを人間が食べて体を壊して訴訟となったらPL上問題とか公的機関としての社会的保障という問題になるんだろうなあともおもう。だから、口が裂けても「たべたらだめ」としか言えないのである。
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過度に言うことではないのだが、食品を外国から買ってやれ品質以前の段階である安全性の問題が最近は言われる。食の安全がどうこうということになるが、そもそも外から買うものに、品質的保証をどうこうということには、限界がある。それも日本政府という箍の中では共通の倫理概念という形で「ガラパゴス」的に守られていた。
「ガラパゴス」的挙動を、モンロー主義的活動として揶揄されたり、経済活動の上で許されなくなってきた環境下では、思い切って鎖国的挙動に走ることで、狭い世界のコンセンサスが保てるようにひっそり身を沈めて生きていくのも、手であろうし、部分的には「地産地消」ということであってもいいのだが、それがメジャーになりえない。(最近は「地産東消」という表現もあるらしいが、)この段階で意思が希薄になってるかもしれないがまあこれも内部流通だと解して容認できるのかも知れぬ。
けどそれができる情勢に国内体制がなっていない以上、品質的視点は鹿せんべいの可食判定と同じく、『一応、売っているおばちゃんに、人が食べても大丈夫か聞いてみると、「ぬかでできているので害はないですよ」とのこと。』と『「食品は食品衛生法に基づき生産されていますが、鹿せんべいは鹿用なので、害はないと思いますが、食べない方が賢明だと思います」』との見方の違いになやむことになるはず。
さらに品質的にきわどいことを知っていても食べなければならない人間が、世界では増えているのもまた事実である。
そこで、こういう攻め方もあるのか、アングラだけどきわどいのうと、うなってしまった。
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捨てるのモッタイナイ!賞味期限切れ品、スーパーで格安販売 12月5日14時36分配信 読売新聞
 賞味期限が切れて2年が過ぎた炭酸飲料が10円、1年過ぎたチューブ入り調味料は38円--。東京都江東区の食品スーパーが、「モッタイナイ商品」と称して賞味期限切れの格安商品を専用コーナーに陳列している。
 保健所から指導を受けても、「まだ食べられるものを捨てる方がおかしい。今の日本人は無駄をしすぎ」と撤去を拒否。「期限切れ」と明示しているので、日本農林規格(JAS)法違反には問えないという。
 この店は同区亀戸の「サンケイスーパー」。経営者の水野二三雄さん(76)によると、賞味期限切れの商品専用のコーナーは4、5年前、店舗の2階奥に設置した。
 1畳ほどのスペースには、ケニアの女性環境活動家でノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんの名前と共に「平和賞バンザイ モッタイナイ商品棚」と記された看板が掲げられる。「期限切れ品」「試飲済みです。風味OK」と添え書きもある。
 置かれているのは2006年11月が賞味期限の紅茶パックや炭酸飲料など。半年~1年以上経過したジュース類や缶詰、生産が終了した商品も。大半は100円未満で売られ、06年10月が期限のどくだみ茶は98円だった。
 ◆食品廃棄は「犯罪に等しい」、保健所は弱り顔◆
 水野さんによれば、いずれも正規に仕入れたが、売れ残ってしまった商品。本人が味見もし、品質に問題がないことを確認しているという。水野さんは、「戦時中は落ちているものも食べた。今の日本人はまだ食べられる食品を大量に廃棄しているが、犯罪に等しい行為」と話す。
 だが、各メーカーは取材に対し、「ブランドイメージに傷がつく」と困惑している。
 厚生労働省や農林水産省によると、細菌類の検出や健康被害がなければ食品衛生法には触れず、賞味期限を偽装していなければJAS法上も問題ないという。
 区保健所は度々、文書や口頭で撤去を指導してきたが、店側は従わなかった。同保健所は「品質がすぐ落ちるわけではないが、2年オーバーは想定外。商売人としてのモラルに訴えるしかない」と弱り顔だ。
 激安スーパーで知られる同店は地元では人気で、「数日ならまだしも、2年とは……」と驚く女性客(57)も、「安いから文句は言えない」と苦笑い。常連客という別の女性(56)は「買う側の責任で判断すればいい。食べる物にも困っている人なら背に腹は代えられないと思う」と話していた。
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