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羞恥心がないと陽は昇らなくなるぞ

今年は「Pabo」と「羞恥心」というユニットが活躍し、紅白にも出るそうですな。彼らには恨みもないどころか、ある意味直球勝負でさわやかな人々だと思います。けどなかには物言いをつけたくなるものもあるわけで。
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陽は、また昇る」は、Aladdin the second(アラジン)のデビュー・シングル。発売元はよしもとアール・アンド・シー。フジテレビ系『クイズ!ヘキサゴンII』から生まれた、「Pabo」と「羞恥心」から成るユニットの曲。「恋のヘキサゴン」(Pabo)、「羞恥心」「泣かないで」(羞恥心)に続き、カシアス島田(=島田紳助)作詞・プロデュース、高原兄作曲で制作された曲。
サビで「頑張れ日本」と歌われるように本楽曲は応援歌であり、ダメージをうけて消沈している日本のサラリーマンに元気を与える内容。また、日本人が作り世界に広めたものが歌詞に散りばめられている。なお、サラリーマン応援歌であるため、ミュージック・ビデオではスタジオのシーンを除いて6人ともスーツ姿で登場しており、特に上地雄輔・木下優樹菜はインテリっぽく眼鏡もかけている。
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(2012/10差し替え)

正直言いますとね、自信がないことが自身の誇示の裏返しだと思うんです。いや、もちろん、この曲は五輪の前だからできたとも言えるんですよ。

インスタントラ~メン 缶コーヒー カラオケこの国考えた♪ シャープペンシル 新幹線 胃カメラこの国考えた♪ 青色ダイオ~ド 昔 亀の子タワシも考えた♪ 頑張れニッポン 凄いぞニッポン 頭のいい国 ニッポン!
まあ、開発したのは事実です。ただしそれが発明したと同意と考えると非常に苦しむのです。そこまで考えなくていいと言えばそうですが。けどこの歌詞ですがね、結構皮肉が入ってるところもあるから、日本らしいと思うところもあるんです。かつて「24時間戦えますか」なんて栄養ドリンクのCMに使う楽曲もあるが、それを比較するとなんだか自虐的な側面もあるんですがね。まあ比較してください。

最もこの歌「24時間戦えますか」を、会社の忘年会で歌った若い人を見て、上司が頭抱えてモニターをみて一言「残業を是とされてもこまるんだがなあ」というセリフも見ているから、当時も「マネージメント上いやな歌だな」といぶかしがる向きもありどっちがどっちとも言えない。
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愛国心というような感傷だけのものでは実はないが、わたしたち(国であり、民族でもあり)の結束という形をとることは必然性があること。しかしそれがいびつに進みすぎると、「モンロー主義」に走りすぎたり、「国民政府を相手にせず」とか、「9・11のあとの過度に働きすぎた米国の国粋主義」だったりする。「自虐史観」なんてのもその側面の一つだろう。決してどこの国でもないことではないが、それが、他人の身になるとどういう考え方になるかは、まあ考えたいものであるしそこが国民性が世界に受け入れられるかのバロメータだと思っている。ところが、これが客観的に考えられない事情も事実であろう。外国自体の「遠い存在」よりも自分たちの「近い存在」であるコミニティーを最適化することはどうしてもあることだ。

元気印の見本みたいな韓国女性歌手のチョンスラ(丁秀羅)さんは1983年(ソウル五輪のまえ)に「ああ大韓民国」という、自国の応援歌みたいな歌い上げる歌謡曲をヒットさせ人気者になった。当時韓国ではアルバムの一番おしまいに「健全歌謡」というのを入れておく必要があったが、それを逆手にとって彼女は堂々とオリジナル「ああ大韓民国」を健全歌謡として歌いあげ、アルバムの末尾にして好評を博した。
(2012/10差し替え)

ただねえ・・・とこのときは第三国に対して国威発揚がこういう形になるのかとちょっと驚いたし、あまりみっともいいものではないという感じがあった。そもそも健全歌謡はその主語である「何に対して健全という意味か」という始点が抜けている。けど韓国の彼らには直前に北朝鮮という「政敵」がいて当時は準交戦状態だったのだから、必然の理である。
だから、Paboや羞恥心の各ユニットには不満もなく、むしろ好意的に感じるのも多いのだが、この「陽は、また昇る」だけは番組のテーマとしてはいいかもしれないけれども、国民があまねく知っている世界になりたくないと個人的に嫌悪感を感じてしまうのはその記憶があるからか。

そうして、あえて誤解を恐れずに言うと、確信犯だろうとは思うし、同じことを民間の立場だったらいわれない発言だろうと思う(かつ現場の自衛官には実行力と発言の支持者もおおい)人の論文をみて、逆にこれを否定すると自衛隊の現場では委縮するかもね、けどそれが国是である文官統治の姿だぞ・・・と感じるのだ。モチベーションと統治はほぼ反対のベクトルだからね。
論文のインプレとして個人的には、歴史のいろんなイベントに関する認識や定義が一般性にとぼしいと感じます。
-――――――――――――――――引用
空幕長論文「適切でない」=麻生首相-民主も批判  2008年10月31日(金)21時45分配信 時事通信
 麻生太郎首相は31日夜、首相官邸で記者団に対し、航空自衛隊の田母神俊雄航空幕僚長が「日本が侵略国家だったとはぬれぎぬだ」などと日中戦争を正当化する内容の論文を発表していたことについて「個人的に(論文を)出したとしても、立場が立場だから適切ではない」と述べた。
 一方、民主党の直嶋正行政調会長は記者会見で、「当然、わが国は中国について、侵略をしたというか、迷惑を掛けたことは間違いない。韓国、朝鮮を植民地支配したことも間違いない。(論文は)私が認識している事実とは違う」と厳しく批判した。 

空幕長論文の要旨 2008年11月1日(土)8時0分配信 産経新聞 
 一、わが国は戦前中国大陸や朝鮮半島を侵略したといわれるが、実は日本軍のこれらの国に対する駐留も、条約に基づいたものだ。日本は19世紀の後半以降、朝鮮半島や中国大陸に軍を進めたが、相手国の了承を得ないで一方的に軍を進めたことはない。
 一、わが国は中国で和平を追求したが、その都度、蒋介石に裏切られた。蒋介石はコミンテルンに動かされていた。わが国は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者だ。
 一、1928年の張作霖列車爆破事件も少なくとも日本軍がやったとは断定できなくなった。(文献によれば)コミンテルンの仕業という説が強まっている。
 一、満州帝国の人口は成立当初からなぜ爆発的に増えたのか。それは満州が豊かで治安が良かったからだ。侵略といわれるような行為が行われるところに人が集まるわけはない。
 一、日本が中国大陸などに侵略したため、日米戦争に突入し敗戦を迎えたといわれるが、これも今では日本を戦争に引きずり込むために、米国によって慎重に仕掛けられたわなであったことが判明している。米国もコミンテルンに動かされていた。ヴェノナファイルという米国の公式文書がある。
 一、東京裁判は戦争の責任をすべて日本に押し付けようとしたものだ。そのマインドコントロールはなおも日本人を惑わせている。
 一、自衛隊は領域警備もできない。集団的自衛権も行使できない。武器使用の制約が多い。このマインドコントロールから解放されない限り、わが国は自らの力で守る体制がいつになっても完成しない。
 一、日本軍の軍紀が厳正だったことは多くの外国人の証言にもある。わが国が侵略国家だったというのは正にぬれぎぬだ。
―ーーーーーー―――――――――終了
ただしその中で、団体のモチベーション低下に悩んでいる企業人が考える行動というなら、この発言の真意はすこし理解できなくない側面はあるんです。こういうとあんたは歴史をどう考えてるとか、文民統制をどう考えてるのかという側面ということをいうでしょう。私は、業務モチベーションが落ちることを当然生じることを前提として、先軍政治を取るこことがありえない、市場経済が十分に成熟した地域では、文民統制が国際社会の現在の志向であり、そのために当然担当者の業務モチベーションが反国家という形にならずにネグレクトの形で、低下することをリスクかつ大前提にして国家は投資をしなければならないという前提を、誰も言えないことのほうが問題と思っているのです。
(PS)2009/1/16
<ぷちナショナリズム>
2000年代の日本人若年層にみられる、屈託のない、平然とした日本至上主義ないし国家主義を指す。
日本における旧来の国家主義は、深刻さや威圧感と結びついていた。ところが、若年層の国家主義的発言、愛国行動はこのような深刻さを持っていないように見える。
香山リカはこの背景を、若年層の中で、分裂と解離による「切り離し」が日常化したことを指摘した。歴史的背景や国際関係などをすてさることで、明るく平然と国家主義的言動を行う。ただし多数派を参照することで自己を確認せざるを得ない現代社会では必須の技術であるともいう。なお、ぷちナショナリズムと類似の「趣味化したナショナリズム」は日本、大韓民国、中華人民共和国に共通してみられるものとの意見もある。9・11の直後の米国にも多少はあったという意見もある。
だとしたら、島田紳助おそるべしである。

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コメント

う〜ん…。
書かれてる内容難しくて、よくわからないデス。
けど、羞恥心&Paboの6人大好きです☆
あんなに皆から愛されて、色んな意味でセンスがイイ、あーいう人たちって、なかなかイナイですね。
あの6人が揃って大ブレークした理由、よ〜くわかります☆

私も期間限定ユニットのうえ一般におばかだどうとか言われていますが、嫌悪感はまったく持っていないですよ。この場合は「陽は、また昇る」という曲だけが私にはいやなわけです。
多分彼らを全否定するなら、ここに出すこともないでしょうな。その気はまったくありません。

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