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業転玉

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石油元売りの卸価格新体系導入で 「格安スタンド」に大打撃!
2008年10月22日(水)0時0分配信 ダイヤモンドオンライン掲載: ダイヤモンドオンライン 2008年10月25日号
 石油元売りの新日本石油、出光興産が10月1日から週ごとにガソリンなど石油製品の卸価格を決定する新体系に移行したのに続き、ジャパンエナジーも11月から同様の方式を採用することを表明した。この新体系が安売りを行なってきたガソリンスタンドに大きな打撃を与える可能性があることは、あまり知られていない。
 従来、石油元売りは石油製品の卸価格を月に1回、または2回改定して、系列のスタンドに供給してきた。主に原油コストと為替変動に連動させて卸価格を決定していた。
 しかし、今年に入ってからの原油急騰局面では、レギュラーガソリン価格が毎月の改定ごとに1リットル当たり10円以上上昇したことで、月末にはユーザーが行列をなしてガソリンを買いだめする現象が頻発した。逆に月初には買い控えが起こり、スタンドの経営も大きな混乱に陥った。そのため、週決めの卸価格体系への移行は必須だったといえる。
 新体系の狙いは、じつはそれだけではない。
日本では一部の石油元売りが設備稼働率を上げるため、自社の系列スタンドでさばき切れなかったガソリンを商社など経由で市場に放出している。「業転玉(ぎょく)」と呼ばれるこのガソリンは、系列スタンドよりも最大で10円程度も安く流通しており、独立系のスタンドが積極的に購入して、価格破壊を仕掛けていた。
 新体系ではこの業転玉を含めた市況情報を参考に卸価格を決めるとしており、「両者の価格差は縮まっていくだろう」(大手石油元売り幹部)との見方が強い。それだけに業転玉を当てにしている独立系安売り店が、窮地に立たされる可能性がある。
 今のところ、新体系を導入したばかりで、両者の価格差は「目に見えては縮まっていない」(ある市況調査会社)というが、早晩、格安店に淘汰の波が訪れるかもしれない。
(『週刊ダイヤモンド』編集部 野口達也)
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業転玉を当てにしている独立系安売り店が結構あります。ノンブランド(ノーブランドとはなぜかいいませんね)といわれるガソリン等は品質に問題があるとは「購入段階では」いえないのが多いですが、安くするのには理由があります。
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(1)複数のメーカーの油を混合して販売する可能性を持つ。
そのときの底値の製品を仕入れることから、混合して供給される場合があります。勿論JISで有る程度の成分は保証されていますし、どこの製油所で作られたかは一応購入時に証明書が交付されます(これが無いと脱税品と解釈されるので、必ず交付される)から、一応判るようにはなっています。
灯油・軽油については今はさほど問題が無いのですが、ハイオクガソリンだけは、添加物がメーカーによって異なる場合がありますのでお勧めしません。(もっとも独立系安売り店では意外とハイオクが無いことがあります)但し、どの場合でも混合される場合、もしトラブルが生じた場合根源が不明ですからメーカーの品質保証が受けられないです。
(2)保守が悪い
概してメーターなどは古くてもそれなりの保守義務が計量法で規定されていますから、量目不良ということはまずありません。問題はタンクなどの保守が悪い為に水がたまっていることがあります。水抜き等が不十分ということは品質の上で問題があると思います。
(3)販売手法
カードやクレジットでの購買層の抱えこみがこれらの店舗では期待されていない。したがって広域的販売手法が撮りにくい。
有る意味ではブランドに依存した品質保証しか現実には運用上難しいということが根底にあると思います。
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販売側から見た価格統制という形になりますと、製造元からのトレーサビリティーが税法上や品質管理上の問題などに関係してますので締め付けが予想されることになります。但し、セルフスタンドが存在感を出している現在において10円/リットル安価だといえ品質面の問題が多少あるということでの差別化ができるかと言うとちょっと存立意義が難しくなっているといえましょう。
元々ガソリンや燃料における品質という概念は、食料品とは多少違うところがあります。味わってどうこうなるものでなし(口に入れたら危ないって・・・)スラッジ等の品質についても、いつも同じスタンドで入れるなら比較対象になりえますが普通の自動車オーナーではわかりえないことになります。また、ガソリンのような液体のものに食べ物のような品質保証(マーク)や成分表示が困難である。そのため自虐的に「石油製品は価格が全ての商品差別化を決定する」という言い方さえします。このような販売特性を持つ商品は結構ありますが、その中で製造過程が税金の問題で末端まで明確になるものということになると確かに「寡占市場」になることを防止するのは難しいかもしれません。(輸入なども出来るのだが自動車輸送が不可能な日本では船舶の手配が限定され実質上困難なため、今は石油メーカーや大型フリート業者での稀有な事例以外ほとんど行っていない。)

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コメント

こんばんは。 ご無沙汰しております。

2週間ほどダウンしまして会社に戻ってきたら仕事がパンク状態です。
上司から「無理するな」と言われているものの
現実は体調ギリギリで仕事してます。
さて、ガソリン…小生は自損事故を起こして主治医から「運転禁止」です。
でも、会社は歩いて20分くらいにあるので不自由はしてませんが…。
地方では車が交通の主役ですからガソリンの値段には敏感です。
ガソリンよりも北国では灯油の値段が気になるところです。
先月は一缶(18ℓ)で2000円というとんでもない値段でしたが
最近は多少値段が下がっているので助かってます。
世界の石油市場が下がってきているのでこれが少しでも早く反映して欲しいものです。
趣旨の違う書き込みで失礼しました。

投稿: nakappi | 2008年11月20日 (木曜日) 22時12分

>先月は一缶(18ℓ)で2000円というとんでもない値段でしたが最近は多少値段が下がっているので助かってます。
ちょっとましになりましたね。考えれば仮想のニーズによる価格の乱高下でしたね。私も最近は自動車の運転を自粛しています。自動車関係の仕事をしてるとよろしくないとも言えますが、南関東での仕事の限りは自動車を使わない旨を徹底すれば通る側面があります。(これが北関東では通らないですな)しかももし困っても「酒が好きでして・・・」というとある意味通ります。(笑)

投稿: デハボ1000 | 2008年11月20日 (木曜日) 22時52分

他メーカー品の混合・・・
元売配送の実態は、ジャパンオイルターミナルという共同ターミナルからの製品出しがほとんど。
製油所直のエリア以外は。

だから、一部メーカー以外は、同じ油槽所に色んなメーカーの看板をつけたタンクローリーが並んでいるのが実態ですよ。

投稿: | 2008年12月16日 (火曜日) 18時08分

>他メーカー品の混合・・・元売配送の実態は、ジャパンオイルターミナルという共同ターミナルからの製品出しがほとんど
この場合、日本オイルターミナルなどの油槽所らの出荷ですと、出○が日○の形で出していたり、その逆だったりということがあります(相互融通)ただし、課税の都合で販売店には製造工場がどこかわかる伝票がきていると聞いてます。
>一部メーカー以外
東燃系は確か融通が別ルートだったと思います。あと、ハイオクはメーカ毎の差異がでかいので融通しないと聞いていましたが、最近は違うのかもしれません。
メーカーごとの成分分析をする場合は、製油所直のエリアで買わなければ意味がないので、私もそうしていました。ただし、今まで出○製をいれていた油槽所のタンクに日○製を混和するということは、販売エリアの変更が頻繁ということではないからあまりしないと聞きます。
けど最近のように元売の合従連携が相次ぐと変わっているのかもしれないですね・・・

投稿: デハボ1000 | 2008年12月16日 (火曜日) 23時20分

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