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エコカーは静かで危険

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ロータスが騒音発生装置を開発…エコカーは静かで危険 8月17日16時10分配信 レスポンス
英ロータスエンジニアリングは、電気自動車やハイブリッドカー向けに車外騒音発生装置『セーフ&サウンド』を開発した。リアルなエンジンサウンドにより、低騒音車が走行中であることを周囲に認知させる。
電気自動車やハイブリッドカーは環境に優しい車として期待されているが、視覚障害者に対しての問題がクローズアップされてきた。これらの車が低速で電気走行するときは、車外に音をほとんど発生しないため、視覚障害者は車の接近に気づかないリスクがある。
エンジンサウンドの合成あたっては、車速信号やスロットルペダルの動きを車から拾って、システムのオン/オフや音量・音質を自動的に制御する。ドライバーに聞こえる音はほとんど増えないという。
ロータスグループのマイク・キンバリーCEOは、「車の最低騒音を法令で定めるべきだ」と語っている。
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自動車の走行にかかわる音響は、非常に複雑な要因を持っていて車内の騒音対策と言う側面もあります。そもそも自動車ひとつとっても、色々な音があります。ステレオサウンド・エンジン音・ミッション音・ロードノイズ・ドアの開閉音・衝突音からはじまって、それがどこを伝播してくるのかどうかとか、色々な音の評価方法がある。この場合は外部への騒音。もとより音というものはエネルギーとしてみると案外小さいもので、PC用のスピーカーセットで8Wなんかになるともう大きいこと大きいことです。
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騒音は、騒がしくて不快と感じる音のことである。環境基本法で定義されている典型的な七公害のひとつ。音圧が基準値を超えるものは騒音と認識されりのだが、ある人にとって好ましい音であっても、他の人にとっては騒音と感じる事もある。もとより音というものはエネルギーとしてみると案外小さいもので、PC用のスピーカーセットで8Wなんかになるともう大きいこと大きいことです。で8Wてのは、便所の電球の1/2以下ですから、ずいぶん効率のいいことであるとともに、軽便で簡単な凶器になる。一般的に不協和音などは騒音に聞こえるが、具体的に何を騒音と感じるかは、個人の心理状態や感覚、生まれ育った環境によって異なるものです。エンジンの騒音を気持ちいいものと考える人もいますし、いやな人も多い。このあたりの問題はかなり難しいでしょう。だから、騒音の発生が避けられないのならせめて聞きやすくするという工夫をするとか、想定される違和感のない騒音に置き換えるという視点はあります。(有名な事例にはインバータから出る高調波音を音階に置き換えるということで騒音対策にした事例もあります。)

ここですが、危険回避の意味で生じさせる騒音は不快なものという(既存の)コンセンサスがあるからこそ、「危険なもの」という考えが成り立つのであろうと思います。このコンセンサスが未来永劫に渡って成り立つということが前提と考えると、このような騒音発生機構は「キワモノ」という見方を私はしてしまいます。
騒音被害者は精神的ストレスを受け、一方騒音加害者はその意識が薄い為、 騒音に端を発するトラブルは発生しやすく、事件に発展するケースも多いのが、この問題が技術の問題ではなくそれまでの個人や社会の慣習ではあるのでしょう。その意味では視覚障害者への支援という側面は理解できなくも無いのですが、「車の最低騒音を法令で定めるべきだ」にいたっては、私は失笑を禁じえないのです。但しこの手の騒音に関する議論のすり替えは、騒音対策という議論がはじまったころからあることです。ケータイのバイブの音を騒音と感じる人も多い一方、無いわけに行かない人もいる。この点についてはまだ必ずしも科学が全部認識しているものではありません。
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電車の発車メロディーというのは、従来のベルでは違和感があったり、騒音公害と認識する人に対しての中間的手法である。関連有る人には危険を知らせたりする形で、人工的に作りこまれたものである。このように工夫されたものであるから全国的に使われる趨勢になりそうだが、JR東日本でも長野地区には入れない(また、ベルに戻した地域もある)など地域特性があるし、上野駅のように「ベル」であることが評価されるという事例もあるらしい。
まあ騒音と言うものは感情や風習、さらにはその人の体調や耳の感度(今の基準がアメリカの測定実績をベースにしているのだが、これは結構人・民族・風習によって差異があり、一律に基準をつけると逆差別化になるということがわかりだした)という人体的差異をどうするかの側面が高く、騒音イコール回避するべきものというのは今は成り立たない議論と私は考えている。

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コメント

電気自動車はエンジン音がしないので後ろから接近してきたことがわかりにくいということは以前から聞いたことがあります。

逆に予想以上に音が大きいのは、風量発電のタービンが風を切る音です。エコ活動の一環などとして自分の畑の近くに建設された方が後になって予想以上にうるさいというようなもめ事は起きていないのでしょうか。

投稿: KADOTA | 2008年11月13日 (木曜日) 18時41分

>エコ活動の一環などとして自分の畑の近くに建設された方が後になって予想以上にうるさいというようなもめ事は起きていないのでしょうか。
ないわけではないようです。逆にいいますと、そういうところに設置をする場合はアセスメントは念を入れてするのですが、今後どうなるか・・・・。
ただしこの手の風車の場合は低周波騒音という場合が多くなりがちです。この場合は対策が少し異なります(潜在化しやすいとも言えますが)

投稿: デハボ1000 | 2008年11月13日 (木曜日) 23時49分

こんにちは。エコカーには乗ったことがありませんが、エンジン音がしないということは相対的に他の音が際立つわけですから、
>…ミッション音・ロードノイズ・ドアの開閉音
や風切りノイズに車体軋みなど、ノイズ対策のための技術はかなり高度なんでしょうね。とすればやはり本田はまだ豊田にかなわないのかな…。
ときに発電風車の風切り音、僕はちょっと恐怖を感じます。

投稿: niwatadumi | 2008年11月15日 (土曜日) 16時52分

>やはり本田はまだ豊田にかなわないのかな…。
ははは。この辺りの考え方は性能・保守性・生産性を重くとるトヨタと、感性を車(エンジンも車体も)の品質として強くとるホンダとはかなり変わると思います。(この2社には比較できる知見もあるんですが自粛します)
確かに、トヨタを好む人とホンダを好む人が重なるのは車にこだわらない人が多いようで、トヨタ車の後にホンダ車にのると、そのあたりのあくを消さない設計が苦になるという人がときどきいますが、逆にホンダ車の後にトヨタ車にのると優等生的なところに霹靂してという人も珍しくないですね。(ホンダの代わりにスバルという字を入れてもいいかもしれない。苦笑)逆に癖が強い酒を楽しく飲める人と、癖がなく二日酔いをしない酒が好みの方がいるように・・・あ、乙種焼酎と甲種焼酎の差ですか(爆)。
>ときに発電風車の風切り音、僕はちょっと恐怖を感じます。
なれの問題ですが、ガスタービンのコンプレッサー部分の私はそう感じました。たしかに環境アセスのことも考えるとそう思うのもわからなくはない。
低速型(例:http://panasonic.biz/kankyo/furyoku/index.html お台場フジテレビわきにあります)なんかはそういう怖い音域ではないですが、これは発電効率を安全性や保守性・アセスなどの優位性比較上犠牲にしてるかららしいですけどね。

投稿: デハボ1000 | 2008年11月15日 (土曜日) 21時19分

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