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プレゼンテクとリテラシー(2/2)

(承前)
たまたま録画していたTVがこれで、受けてしまった。そのためこういう記事も出ている。功罪あるのだが、ビジネススキルという意味と、科学リテラシーという意味と2方向の見解があると考える。
-----------------引用
http://business.nikkeibp.co.jp/article/nba/20080929/172067/?P=1
【26】「家電芸人」のプレゼンテクを盗む 2008年10月2日 木曜日  梶原 しげる 日経ビジネス オンライン・アソシエ
 今、家電が来ているらしい。私が注目しているのは、今年に入って一気にブレイクしている「家電芸人(かでんげいにん)」たちだ。
 深夜の人気バラエティー番組「アメトーク」に、ペナルティーのヒデ、品川祐、劇団ひとり、土田晃之、チュートリアル徳井、TKO木本、関根勤といういずれ劣らぬおしゃべり名人7人衆がプレゼンターで登場。司会を務める雨上がり決死隊の宮迫、蛍原の2人とゲストに、電気釜やオーブンレンジなどの家電製品について熱く語る企画が番組史上、最高視聴率を挙げて以来、大変なことになってきた(今回は文中敬称略)。(中略)
 品川はさらに「お宅のテレビがハイビジョンかどうかチェックする簡単な方法」を実践して見せる。
画面の中で「見える化」を実践
 「僕が皆さんの見ているテレビの右のほうに移動します(と言って、ヒナ段を降りて右端へ)。はい、ここで僕がまだ見えている人?おめでとうございます。お宅はハイビジョンです。僕がテレビからはみ出して見えない?それ2011年7月24日を過ぎるとテレビが見えなくなります。「(11724)いい何よ?」と覚えておきましょうね」
(「見える化」の実践)
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 この「家電芸人」7人衆が紹介した「家電」の製品名や品番は、放送直後、話題のタレント名や事件名を差し置いて検索順位の上位にずらり居並び、事情を知らぬ人たちが「?」と首をかしげる現象が起きているそうだ。消費不況。とりわけものを買おうとしない若い人たちの「家電消費意欲」を高めているのだとすれば、「家電芸人」たちのプレゼン力は大したものだ。(後略)
-----------------終了

明確にしておきたいのは
(1):問題点の抽出、顕在化を促す
(2):問題点の解決をするデータを提案する
(3):(1) (2)を用いて問題点を購買意欲につなげる
(4):具体的な商品名を提案して購買意欲を高める
(5):この結果が販売実績に反映される
(6):これらの情報は口コミという自発的活動で連鎖的反応も促す場合もある

という考え方、これで問題点を誘導に従って自分で解決した形に感じさせるところにキーがあるといえます。
確かに、この理解度と問題意識の熟成が購買意欲に繋がるというところはあって、その知識は商業主義に基板がある所であるが、別に意識誘導とかいう悪意に満ちたものでは全く無いのにもかかわらず問題がある。というのは「知った気にさせる」ところである。しかも、綺麗にPDCAサイクルに乗っ取っているだけに、問題解決の手法を会得している過程であるのですが、その段階で与えられた情報をよく知った気になる(なった)お客さんにしてみれば
1. Plan (計画):従来の経験や将来の使用状況予測をもとにして自分なりの情報を持つ。
2. Do  (実施・実行):計画に沿って情報収集を行う。(ここに自力では挫折し、販売員がアドバイスを行う)
3. Check(点検・評価):情報収集の内容が計画に沿っているかどうかを確認する。
4. Act (処置・改善):情報収集の結果が計画(所望するニーズ)に沿っていない部分を調べて処置をする。
という解釈が出来るのです。ビジネスシーンにおいては、綿密に計画を立て、そのとおりに(軌道修正しながら)実践・結果を評価・改善・次につなげるサイクルは、過不足なく仕事の流れ示すことになるのですから。ただ基礎知識を自力で取得できないという問題点(・・そもそも購入者にそのような基礎知識の取得という問題点を持たさないこと自体が商品開発の根本目的でもあるんですが・・・)が確かにあるわけで自己矛盾にはなります。
----------------引用
http://ameblo.jp/marika-uchida/entry-10150326972.html#cbox

2008-10-11  文理、男女関係ない  内田麻理香
(中略)
azumyさんのはてなブックマーク で
> なんとなくテレビ見てるだけでは一度にそんなに大量のことは頭に残らないもの。たくさん理由を言われてもごちゃごちゃになって肝心のコツすら頭から抜けます。
と書かれると、少々がっくりきます。azumyさんは元お医者さん(だったはず)。やはりコツのほうが大事なのか……と。 
 このあたりは、いわゆる「文系」「理系」関係ないのだと改めて感じます。先日、池内了 先生とお仕事で対談したとき、そのあたりの「もやもや感」をお伺いしてみました。
「理系大学院卒の女性が『水からの伝言』とか、ただのプラスチックの『洗濯ボール』を信じてしまうのを見ると、高等教育って意味があるのかと思ってしまいます」って。
 そしたら、池内了先生から明快な回答が「そのあたりの科学の基本『疑うか否か』ってのは文理関係ないと思う。三つ子の魂百まで、という諺通り、小さいときに養われるのではないかと考えている」との趣旨。 あーなんだかすっきりしました! ほんと、文理関係ないんですよね。周りの知り合いの女性見ていても思っていたのですが。サイエンスの大前提の条件である「なんで?」とか「ほんと?」とか思うのって。
 でも、負けないよ~。サイエンスの基本的なところって、誰もが欲しがっているはずだと思うし。食わず嫌いも、途中で嫌悪感を感じてしまった人も含めて。世の中全体の科学への興味が、日本の科学技術の層の暑さに繋がると信じている。ノーベル賞カルテット受賞で湧いています。いずれも賞に見合ったすごい業績だと思いますが、あれは数十年も前の話。大事なのはこれからだもん!
----------------終了
疑うこと自体を全ての生活活動全体に対して行うことは、科学の第一歩であろうと思う。但しそこにはちゃんと筋道を立てた論理構成と思考訓練が必要で、想像以上に基礎体力が必要になり、買う側が潰れることもある。さらにそのベースになる情報収集は平たく多方面にわたる必要がある。但しもしこの活動を広くすることをすればするほど、購買に対する労力が広がりだし、反対に購買に対する意欲が低くなる・・・疲れてしまうのであろう。そこがあまりにも深いと、「コツ」までにしておかないと「体力」が持たないということになる。従って
「サイエンスの基本的なところって、誰もが欲しがっているはずだと思うし。食わず嫌いも、途中で嫌悪感を感じてしまった人も含めて。」
という人はも段々脱落することになりうるのかな・・・と思う所はある。そういう中で一生懸命ノウハウを得ようとすると次善の策になる。そこがある程度の知識をパッケージ化した「コツ」を得ようとするのは、まだマシなほうで、実はそれ以前の「ブラックボックス」化した「モノ」を買うので大概の人は汲々としているのが正直なところではなかろうか。
前に述べたが、顧客の知識が充分蓄積あるならいいが、取り扱いという面に終始するのは致し方ない。そこでこの製品知識が技術の優劣の知識だったり基礎的技術の取得が出来たということを前提に製品選択をすることと、顧客が感覚的になることで購買実務が推進される行動になる。知識で宣伝のための特徴(セールストーク)と、科学や技術に裏付けられた製品特徴と言うところをおぼろげならにでも判別できない、知識取得に疲れた層が存在を無視できなく程沢山いるときに、リテラシーの問題の評価が問題になる事例が出てきたと考えている。
いいプレゼンテーションと細かいコンサルタント・製品企画活動が、信頼され、充実する内容になればなるほど、購買層の科学知識・科学知識の評価・値付けの基礎能力が低下していくというのは、考えることや判断を第三者に預けているという見方も出来る。これ自体をもう否定できないほど、今の製品はノウハウや仕組みが一杯詰まっているのだから、せめてこのように機械に使われる以上に私たちは知識をコンパイルできる能力があるんだということを考えないといけないのが、「科学者」や「技術者」の姿勢と考えなければならんとも思うのだが。
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『このあたりは、いわゆる「文系」「理系」関係ないのだと改めて感じます。』なるほど、こういう『疑うか否か』というスキルはブンリできないってか。あー疲れた。

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