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技術者倫理の勉強をしたい

以前から企業に勤めてる人にとっては、技術者の倫理に関する勉強をしたいんだが機会が無いとか、座学ではなあという方がおおいのは事実ですが、MOTのカリキュラムでも座学中心になりがちだし、学校の授業では雛形だけで実務との整合性がとれないこともあるとお嘆きの方が居られるようです
例えば、日本設計工学会では技術者倫理に関する活動をされている慶應大理工学部の徳岡直静教授等が技術者倫理の事例集を作ろうと活動してます。企業や技術者の倫理が問われるような製品事故が相次ぎた結果、技術者倫理に注目しているからですが、企業の倫理と技術者の倫理は利害相反するんですね。結果中庸をとると結果があいまいで破綻したりすり。最終的判断と回避できないリスクの見極めとが必要です。技術者倫理とは何かという定義、企業倫理とはという所が難しい。そもそも職業倫理、さらには応用倫理全体が一般の倫理とどう違うのか、普遍的な判断基準はそもそもあるのか疑わしい。
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といっても、技術者倫理は新しい概念ではなく、工学系の学会では以前から倫理規定を設けてます。土木学会にいたっては大正時代から議論され、世界でも非常に古い事例です。(これは関東大震災に起因する)最近は大学でも技術者倫理に関する講義や講座が設けられています。ですが,抽象的問題で理解も実践も難しく、結果が分かっている過去の実例で判断することが困難である。製品安全など、社会的な技術者の関与など、ますます技術者個人の倫理と企業倫理が問われ、技術者にもより一層強い倫理観が求められるが、果たして公益と保身の板挟み、生計と人生の相克の立場(後者は日本特有の問題で海外事例が適用できない)、さらには今よくある事情のように企業の社会的責任という事情で企業が退場できない拘束があるとき、悪意の有る行動をするしか手が無い(例:経営的に先細りの問題があった会社が、会社整理がされると問題と言う社員や地域からの突き上げで解散もできず、塀の上を渡るが如き手を染める事例が多く、企業倫理問題になることがこれ幸いと経営者が会社を整理解散することがこのところ非常に多い)などあります。事例が無い問題に立ったとき,客観的に正しいと思われる判断を下し、行動に移せるどうか。言うは易く行うは難しいことなのはいろんな事例が物語る。この側面がありますから企業内セミナーで議論することさえタブーなことが、実は企業内教育の限界に直結します。
そういう方には、下記の内容がお勧めです。会員以外の方は少し割高になりますが街でおこなっているセミナーと比べてもコストも極めて低く、実務に近いスキルが身につくと思います。その分都内といっても少し外れるなど(といっても渋谷に極めて近いんですよ!)ということはありますが、決して損はないと思います。

2008年10月4日(土) 13:00~18:00
10月度修習技術者研修会
場所;大橋会館(東急田園都市線池尻大橋駅至近、東急東横線・東京メトロ日比谷線中目黒駅徒歩10分)
http://www.neclivex.co.jp/ohashi/school/access.html
基本課題「行動原則」
講座名:「組織の社会的責任と技術者倫理: 倫理問題を多面から考える」
(1) 倫理問題事例と解決への方向性に関する解説
(2) グループ討議(参加者が問題解決者として、グループ・ディスカッションで問題解決案を作成)
(3) グループ討議発表と全体討議主旨:
今回の講座では、問題解決案が問題解決者の立場・受け手・時間により変化することを知るために、各グループにインストラクターを配置したグループ討議及び全体討議を実施することにより、一つの問題が考える方向で解決策が変わることを体験していただきます。
講師:
中村昌允氏(化学部門)東京農工大技術経営研究科教授・元ライオン株式会社
小西義昭氏(機械部門)日機装株式会社 日本機械学会フェロー
岡田惠夫氏(建設部門)(株)フジタ 土木学会関東支部委員
他にグループ討議のお手伝いの先生(インストラクター)もおります。
※研修会後懇親会を予定しています、参加お待ちしています。 
会 費:2,000円「日本技術士会正会員(技術士)」
     1,000円「日本技術士会準会員B、学生」
     3,000円「非会員」
問合せ:技術士会事務局 03-3459-1331/1338(TEL/FAX)

この講師陣ですが、著作活動を含め国内一流の講師陣です。
このほかにも、下記の内容でも演習としてあります。こちらは一般にということではありませんが、宿泊セミナーもあります。
第21回 修習技術者研修セミナー
2008/11/15(土)13:00~11/16(日)17:00 場所:大橋会館(上述)
テーマ: 『社会における技術士の使命と責任』
オリエンテーション
特別講演: 「技術者に求められる能力」日本技術者教育認定機構(JABEE)会長 大橋秀雄
講演: 「技術士に必要な能力と修習(仮題)」修習技術者支援実行委員会 委員長 小林進
事例発表
グループ討議、発表、
講評情報交流会等
会 費: 準会員Bまたは学生・院生(修習技術者):15,000円、
     非会員修習技術者:25,000円
宿泊費、資料代、情報交流会費、2日目の朝食・昼食代を含む
問合せ:日本技術士会事務局 03-3459-1331/1338(TEL/FAX)

東京ばかりではありません。
日本設計工学会 平成20年度秋季大会研究発表会 (10/10熊本市 崇城大学)
H20 10/10 セッション2 10:40~12:00
OS1 技術者の倫理
セッションチェアー:
宮川浩臣(大分大),廣尾靖彰(元久留米高専),平野重雄(武蔵工大工)
D1)非JABEE認定校における工学倫理教育(九州大学工学部機械航空工学科の例) :吉田敬介(九大)
D2) 企業の中で起きる倫理観を失わせる出来事 :飛田治久(大分製紙㈱大分工場) 下土橋渡(川内職業能力開発短大)
D3) 設計技術と設計倫理 第10報 三木 清の技術哲学とものづくり(7): 平野重雄(武蔵工大工) 坂本 勇(大阪産大 名誉教授) 荒木 勉(筑波技術大)

このように意外と安価に実践事例を勉強することができるのですが、その機会を得ることが難しい。社会にでてからこのことを勉強したいという、現場の世界を知った人が、事例研究と実践を通じて勉強して見たいと感じたときに勉強できる機会を見つけてみるようにしたいです。

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