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再デビューした山岳電車

-------------引用---------
http://www.nankai.co.jp/company/news/pdf/080829.pdf
平成20年8月29日 南海電気鉄道株式会社
★★★★★大手私鉄で唯一の展望デッキスペースを設置★★★★★
南海・高野線で「観光列車」を導入! 観光列車の“愛称”を募集します

南海電気鉄道では、「こうや花鉄道」プロジェクトの一環として、平成21年春の完成を目指し、世界遺産・高野山へ向かう「観光列車」(2200系の改造車両)の製作を進めています。森林をイメージした深いグリーンを基調とする車体の側面に大型窓を採用。その大型窓に向けて設置した「ワンビュー座席」や、全国の大手私鉄で唯一の「展望デッキスペース」などから、山岳区間の風景を一望していただけます。
導入に伴って当社では、観光列車の“愛称”を一般公募します。
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1.観光列車について
(1)コンセプト
観光列車は、高野山という目的地に向かう道中である列車の旅を、日常世界から高野山の自然・精神世界への移行の過程として、俗世間から精神世界へと「Change of mode」できる乗り物をコンセプトにしています。国内有数の山岳区間を経ながら旅気分への切り替えができ、感動や思い出への期待感が増幅されていくことを狙っています。
(2)運行区間 高野線・橋本~極楽橋間(19.8km)
(3)観光車両 2両1編成(指定席車両×2)
※現在、南海線の支線などで運用している一般車両2200系を改造して使用します。
※既存車両による自由席車両2両と連結して計4両で運行します。
(4)指定座席数 2両合計76席(高野山・極楽橋側から37席+39席)
※座席指定料金など詳細は未定です。
(5)車両完成予定 平成21年春
※運行開始日は決まり次第発表します。
(6)運行本数 1日1往復または2往復(所要時間:片道約40分)
(7)主な設備 ◎座席は、線路の北側・西側に拡がる紀の川・不動谷川や険しい山間の風景を見渡すことができる「ワンビュー座席」や、4人掛けの「コンパートメント座席」などを設けます。
◎高野山・極楽橋側の車両に「イベントスペース」を設けることで、ミニイベント実施が可能となります。
◎難波・橋本側の車両には森林の空気(外気)を取り入れる「展望デッキスペース」を設置します(全国の大手私鉄で唯一)。
--------------終了-----------
南海電鉄の高野線には50%の連続勾配のある全国でも有数の山岳区間があります。高野山への観光ルートとして親しまれていますが、このように並行道路がすさまじく悪い区間も自動車の影響と観光の多様化は避けられないようです。とはいえ世界遺産の入り口でもあり鉄道の存在感は依然大きいのですが、高野線の大阪近郊がかなり都市化のため混雑していまして、短い・長距離用の登山電車(17m車・2扉)では混雑時の運行がほとんど限界になって来ました。反対に末端部はローカルの客の減少もあります。そこで最近は平坦線(とはいえ峠を越えますが)難波~橋本(和歌山県)と橋本~極楽橋(そして極楽橋~高野山はケーブルカー)に運用が分かれるようにし、車両も分離するようになってきました。
この動向のため特急電車以外はこのような勾配線区対応の特殊な電車(ズームカー)を代々導入してきました。最近は南海22000系電車(1969~72)が平坦部の支線に2200系(軽微な改造)2230系(支線運用用改造)2270系(大改造・・これはそのまま和歌山電鐵に移管)移動し、2000系という新車が大量に製造されました。1990年に運用開始。ところがその後、需要供給状況が変化してしまい、(産業の空洞化に伴いローカル客が減ってきた)南海本線での大阪-和歌山方面のローカル運用にかなり転用・移動しています(・・ただこの運用、4ドア車と2ドア車が混在してしまうので顧客からも評判が悪いですなあ・・・)また編成短縮と保安向上の為2300系という電車もでています。
確かに、高野山に対し観光のてこ入れを図ることは、依然として自動車による観光が羊腸の道のため困難なことを考えると、一つの手法といえましょう。これは評価できることです。但し、よりによって、支線で重宝している2200系を改造するのかなあと驚いたのです。いや2200系自体は抵抗制御の車としても質が高い車両です。但し2000の余剰編成(2連がかなりあり、2+2で使われている)がかなりでており、その扱いに結構苦労していることもあることもあるため、2000系を触らないのかなあ・・・と思いました。
コンセプト自体は高く評価できると思います。「既存車両による自由席車両2両と連結して計4両で運行します。」となっていますから、2200を2000系2連や2300系(2連)と混結するのですが、加速度の問題で2200系を併結した際の相性の悪さは2000系にはかねてから度々指摘されているそうです。もっとも、2200系は鋼製車ですから「大型窓に向けて設置した「ワンビュー座席」や、全国の大手私鉄で唯一の「展望デッキスペース」」に対する改造は容易で、ハイクラスの改造が出来そうですね。
2200系は旧22000系時代から、有る意味構造設計的にも、電機設計としても用途・居住性全てに練られた車だけに、用途外のラッシュ運用などで不利なことになったときの対応が難しいなど、転用が難しい側面があったのですが、支線転用の際には有る程度いい収まりどころを見つけていたと思っていました。変革には驚いているのはあるんですが、趣味人として暖かく見守りたいと思います。
私が言っても何の役にも立ちませんが・・・・・

(PS)よく考えると、2000の2連を一部の本線系の支線に転用して2200捻出ということなのかもしれません。加太線のように車種の混在がある区間の整理もできますし。

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