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資料があったほうがいいよね

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http://d.hatena.ne.jp/kasoken/20080706
話すのにPowerPointが必要か否か~文系理系の分かれ目?~ (内田麻理香)
 昨日呼んでいただいた「東大ドリームネット」の企画で。講演者が私と、もう一人の卒業生で弁護士のMさんだったわけですが、両者とも割り当てられたのが30分弱のプレゼン。私は10分超えると(いや、5分か?)、プレゼン用のスライドが必須になっちゃうわけです。というわけで、当日の行きの電車の中でも必死に作っていました……。(注:しかも、事故があって座れなかったので、立ってノートパソコンを開きながら! 傍目でもヘンな女でしょう。)
 対するMさんは手ぶらでやってきて、そのようなスライドなしに流暢に面白いプレゼンをされていきました。弁護士、というお仕事柄なのかもしれませんが、お見事でした。
 で、先日、上司の広報室長に聞いた話を思い出しました。
「大学の先生で、文系理系の区別ができるのは、PowerPointらしいよ」(注:ま、他のプレゼンソフトのKeynoteなどでも同じでしょうが。)
と。スライド不要で長時間話ができるのが文系らしい、という意味。もちろん、今やPowerPointは津々浦々流通しているソフトになっているので、文系の皆さんのプレゼンの場面でも必須でしょう。ただ、理系出身者は卒論・修論発表、学会発表などで古くはOHP、今はPowerPointなどのプレゼン用資料を避けて通れない、という過去がある。
 というわけで、理系出身(の大学教員?)は「PowerPointがなかったら」と思うと恐怖心に襲われるわけです。少なくとも私の場合。というわけで、基本的にはうっかりばかりしていて忘れ物の多い私ですが、プレゼンがあると「USBメモリでバックアップ」「講演先でも一応パソコンを用意しておいてもらう」ということはしている、という次第。だって怖いんだもの~。(後略)
-------------終了
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たしかに~・・・・(DAIGOじゃないっちゅーに)。

学生時代の発表はスライド。スライドにブルーバック(ブルースライドとも。スライド映写用フィルムの1種で、青地に白文字を使ったスライド。白黒フィルムを専用のジアゾフィルムに転写し作成。安価でコントラストが高く、文字、図表が見やすい。コンピュータ出力によるカラースライドフィルム作成が一般化する前よく用いた。)を最初は使っていた。技術系学会発表もこのパターンだったのだが、そのうちカラーシート(カラーOHP)をつかうことになってきた。この当時、神経質なぐらいこのOHPのカラーシートの張りなおしを命じられ、5人ぐらいで夜なべをしたことがある。
OHPシートの作製は、まずOHPシートとマーキングペンを購入する所からはじめる。(恒久的に塗るなら油性のマーキングペン)手書きは書道や漫画の達人でない限り避けるべき。原稿をA4サイズの普通の用紙に印刷し,誤りないならコピーをとる。(この用紙作成方法はA4用紙から転写する場合とコピーと言う場合とがある)
OHPではスライドよりプロジェクターの位置がスクリーンに近いことが多く、投影画面が小さい傾向があるので、スライドより文字や図を大きめにする。カラー印刷でないなら、強調したい部分にマーキングペンで色をいれることもできる。できたら,順番を示す数字を隅にマーキングペンで書き込んでおくとか、索引用タグをつけて番号を書いていくという手もある。また発表するときに書き加える場合もある(水性マーキングペンが多い)
プレゼンテーションの効果を高める小技がある。
1) 色付け強調:強調したい部分にカラー接着フィルムを切り貼り。説明のときにのせる。
2) 重ね合わせ:例えば、Aのグラフを見せ、次にBのグラフを重ね合わせる。グラフの軸を合わせ、グラフの色は変えておくと、違いがわかる。 きちんと重なるためにテープでシートの一端を止めてもよい。
3) マスキング:箇条書きにした部分の上から説明するために、説明しない部分を不透明な紙で覆う。 テープ(例えばポストイット)を貼って、説明するときに順次はがすやり方もある。
4)ステージの上にシート以外の現物をのせて拡大表示もできる。
この細工に苦労する(時には上司の発表用作成で10人で徹夜ということもあった)ことは事実であるが、逆に神経質になるとどこまでも作りこめるというのがわかってきた。節度を持って作らないと無限大に時間がかかる。もちろんこれはどういう場合でも同じことだが。
その結果、私の場合はPowerPoint(PowerPoint 2000以降)に移行した。(98時代はその後の互換性などもあり私は使わなかった。学会ではぼちぼち使う人は使っていたが)このころから従来アウトライン画面・スライド画面・ノート画面を別々の画面で操作していたものを、一つの画面で操作できたことで、プレゼンテーション制作の生産性が高くなった。
最近年配の方の発表ではプロジェクターにワープロ打ちしたものを、OHPシートに出さずに(カメラを通じたりして)出す人もいるが、配布資料作成と兼用する事もあるから、本当に都合いいものが出来たものである。
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さて、正確さを旨とし、感覚・聞き落としによる伝達内容の差異を出来る限り排除するには、何らかのビジュアルな掲示物を必要とする。逆に、私もそういう厳密さが必要のない場面でOHPなどを使わずに話をすることがないわけでない。・・・といいながら、その場合は漫談になってしまうのが、まずい。
例えば、工学系でないが「タミフルと異常行動との関連は検出できなかった」と言う資料が厚生労働省のHPにあるのを最近見つけた。積極的に因果関係を認める必要があるということにならないという統計解析の結果らしい。
1:http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/07/dl/s0710-6al.pdf
2:http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/07/dl/s0710-6ak.pdf
このPDF(元はPPTであろう)の中身を見ると、1:はグラフ中心で図表でなければ判らない造形的議論の問題が内包する課題とはいえる。2:は文章中心であるが、あまりにも細かい議論の集積になるもので誤解をしてもらってはならないといえる。従ってこのようにナーバスな問題を用いるのに、口頭でとうとうと・・・という論理展開よりは感情に依存する議論形態を行うのは無理があろう。従って内田さんとMさんが志向している議論形態は元々違うのだからやり方が違うというのはわかる。
まあ、弁護士さんと言うならば、法廷にパワーポイントどころかOHPを中心にした問答をすることが、事実上難しいところもあるから、Mさんがこのような形でとうとうと語るというのも、職務上のスキルという形で解したほうがいいのかもしれない。逆に内田さんにとって見れば驚きであろう。(私の仕事も、法廷に立つ技術査定・検証業務の場合は配布資料+口頭説明を用いる。この場合の担当者のスキルは一般の学術発表・業者指導とは違う所が要求される事もあり、得て不得手が非常にある。)大学の先生で、文系理系の区別ができるのがPowerPointということは、その実、提示する内容が、多くの既存内容を緻密に構成して成り立つのか、多くない既存内容に対し複数の検討方針を出してベクトルを提示するのかの違いと思う。だから、文系でも概念討議でなく、例えば語彙などの統計的解析を行ったり、心理学のように統計的解析をする場合はパワーポイントを必須状態で使うんだろうなあ。
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一方、年長の先生方の中には、パワーポイントよりOHPのほうがいいという人もいるし、時々予備として(だってープロジェクターが玉切れしてOHPで緊急にしのいだことあるもん。)今でも印刷物だけはもっていくようにしている。どうも、年配の技術系の研究者には、このタイプのプレゼンをする人もいますね。
私より10歳以上うえの識者(複数)の場合、講演というと配布資料とそのOHPという形になってしまうようで、その作成過程でPowerPointをWrighting Toolに限定して使っているという形である。(もっとも部下にPowerPointを作らせている場合も多いが)
ある人に「デハボさんの場合、パワーポイントに字をつめそうですね」といわれたことがある。いやその通りなんです。ただ60分話すとしてもパワーポイントは10枚位しか作らないんですがね。動画的細工もしないし(これはPDFで使うこともある事情も関係している)。たいせつな動画はムービーで持ってくる。一枚のパワーポイントでしっかりしゃべるというのが多い。これは明らかにOHPの時代の作り方をたどってるということのようだ。勿論、管理職としてPowerPointを修正したり、全員のをまとめたりするときはスライドショータイプのも作れといえば作るのですが、私自身はその手のプレゼンは印象に残っても内容を緻密に見たという印象も沸かない、単にとうとうと語られただけ・・・と言う感じになっちまうのがあるんですから、自分で積極的に作ろうとは思わないですね。このあたりは古いタイプのプレゼンということになってしまうかなあ。
最近は高橋メソッドというものもあり、ちょっとこれはある会議の資料につかってみました。良し悪しがありそうですが・・・これは近いうちに稿を改めて。
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もっとも、必ずPowerPoint命ということではない。私の場合、時々使用資料の2次使用ということで、eラーニングコンテンツ作成ツールに自分の作った資料を貼るソフト(StreamAuthor:、動画の再生に同期して、PowerPointなどの各種書類を自動的に切り替えるWebコンテンツ作成ツール。プレゼン実施と同時にeラーニングコンテンツを作成できる。)を使うため、今のところPowerPoint以外が使いにくい。但し、KeynoteというMac用のが意外と使いやすいという話がある。(iWork(http://www.apple.com/jp/iwork/):アップルが開発・販売している統合ソフトウェア製品。最新版の「iWork '08」では、ワープロソフト(Pages)、プレゼンテーションソフト(Keynote)、表計算ソフト(Numbers)の3つから構成されている。)一度これをプレゼンに使ってるのを見た。画像のどうこうというプレゼンではなかったが、軽いのか、講演後質疑応答には便利であると見える。試用版をダウンロードしてみたが一度試してみて、書きます。

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コメント

こんにちは。学会でも10年くらい前がOHPからパワーポイントへの移行期だったように思います。当時はパソコンの不具合が多かったので、OHPとパワーポイントの両方を用意していたので、二度手間でした。最近はパワーポイント1本になりましたが、毎回動画がきちんと映るかなどハラハラするのは嫌ですね。

投稿: KADOTA | 2008年7月27日 (日曜日) 07時42分

>当時はパソコンの不具合が多かったので、OHPとパワーポイントの両方を用意していたので、二度手間でした。
このパワーポイント98が後のVERとコンパチでないのでかなり困りました。最近はPCの予備があることが多いためOHPは作らない(刷り物を用意する)環境によりますが、PDFを持っておいて、予備にすることがありますね。
確かにいいツールだけに、凝り過ぎになり過ぎになるのが痛いところです。

投稿: デハボ1000 | 2008年7月27日 (日曜日) 18時12分

パワポのバージョンが違うと改行が狂ったりするのがちょっと困りますね。

投稿: TX650 | 2008年7月29日 (火曜日) 09時53分

>パワポのバージョンが違うと改行が狂ったりするのがちょっと困りますね。
最新版PowerPoint 2007の場合、PowerPoint 2003のデータでは化けますねえ。上で示すようにPDFを必ず持つのはそのためです。
まあ私はPowerPoint 98より後のPPTが下位互換性を持たなかったことは今でもうらんでますが。
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最近のオンデマンド印刷には、PowerPointで元原稿を作ることをする場合があります。工学図書などでは執筆者が表紙以外のレイアウトをこなすので、いいという人もいます。

投稿: デハボ1000 | 2008年7月29日 (火曜日) 17時01分

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