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毎度おなじみ機械要素技術展

えー、このところあまり肥満が原因で(とほほ)調子がよくないのですが、毎度おなじみ下記の展示会に行ってきました。

●第20回 設計・製造ソリューション展 http://www.dms-tokyo.jp/
●第13回 機械要素技術展http://www.mtech-tokyo.jp/
●第17回 産業用バーチャル リアリティ展http://www.ivr.jp/
   2008年 6月25日(水)~6月27日(金) 東京ビッグサイト

まず一言
えーい、なんでこんなに込んでいる!
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いや元々、込んでいるのは仕方がないと思っているんです。最終日ですし、全体で1800の出展者があったんだもんね。機械設計の現場に関わる人には、基本的パーツ・情報が必要ですからね。人気があるのも当然です。(昨年に比べて200ほど増えてるらしい)

バーチャルリアリティというところは興味こそあれ、仕事上は直接必要ではないんですが、映像化というところをみてみると図面化技術にこの部門、案外関係があるんですよね。

●入力(計測)システム/製品・静止物を読み取る :3次元デジタイザ・スキャナ
●出力(表示)システム/視覚 :3Dディスプレイ
●入力(計測)システム/人間の動きを読み取る: 触覚・力覚センサ
●応用関連製品技術 :3次元モデリングツール

いわゆる、リバースエンジニアリングと言うヤツです。別に他人の模写をするというのではなくて、製造物を寸法計測して、それを制作図面のCADデータと比較して絶対評価をするとか、あるものを作って、精度を上げて組み付けたあと、結果相対寸法を確保するという手法で加工寸法を再現するように加工プログラムを修正するのです。
この概念がつらいのは、他社の製造物を分析したりと言うことから、とかく「ものまね」というイメージが付きまとうものです。その分使う側にもそれなりの倫理概念が求められます。この技術は自動車のクレーモデル(粘土によるモデル)から鋼体の図面を起こすとか、国宝の仏像を博物館に収めるときに、ダミーをお寺のほうにおいておくとか、またデータベースを採っておくとか(美術品の点群データを文化庁で作成するとかいう活動があるとも聞きます)ということで有効なのですが、平気で贋物を作ることも出来るわけで、使う側にも節度がいる物ではあります。
設計ソリューション・製造ソリューションというのはこの分野です。
●CAD / CAM :CAD データ変換ツール デジタルモックアップツール  CAM 3次元デジタイザ/測定器
●PLM / PDM (部品表・購買管理統合システム):PLM 図面・文書管理システム  PDM 開発購買・資材調達管理システム
●CAE (電子式解析システム):構造解析 熱・流体解析 機構解析 樹脂流動解析
●ラピッドプロトタイピング・3Dプリンタ :光造形装置 樹脂溶融造形装置 粉末焼結造形装置
●SCM・ERP・生産管理システム :スケジューラ 組立/生産/ロボットシュミレーター
●技術伝承 :ナレッジマネジメント

これで判ると思いますが、設計のデータを構築し、運用することは経験則だったりノウハウだったりしたものが、プログラムという構築ツールで段々共用できるようにほどけていくのが判ってきています。このエリアには<設計・製造アウトソーシング ・解析/評価受託・設計製造作業者派遣・ 試作/金型製作受託>ということですから、設計手法などの汎用化という概念はあるんですよね。
最近、中規模の会社に行くとこのあたりの概念は必ず問題になりますねえ。
で、機械要素・技術はこちらですね。
●モーション技術 :軸・軸受・ベアリング 変減速機・クラッチ シール  リニアシステム ベルト・チェーン 継手・カップリング
●ねじ・締結技術:ボルト/ワッシャー/ナット 各種締結技術および関連製品・技術
●ばね :フォーミング加工技術 ●機構部品 ●油圧・空気圧機器 ●モータ
●試験・計測機器/センサ :試験機器 センサ  計測機器
●機械材料・加工技術:加工関連製品・技術 金属加工関連製品・技術
●バリ取り・表面仕上げ ●表面処理・改質

じつはこちらの出展が赤丸急膨張しています。地域産品の受注活動ということで大田区、長野県各地、宮城県、山梨県、茨城県、京都府、福井県 福岡県 岡山県(順不同)などの地域の団体の組んだブース出展がありました。長野はお国柄なのか、市町村単位であちこちにあるんです。(ある所では知人の経営している会社があるのでのけぞった)。海外の出展は今年はそう多いともいえないです。それ以上に、今年は国内小規模製造・加工業者全体の独自の出展が目立つ。おおきな会社の出展は横ばいで(どうも 出展者がおおいのであおりをくらったのかも・・・)そこまで広いブースにしていないのですが、小さな会社が精力的に市場を求めている。どうも従来の協力工場の姿勢に飽き足らない会社が、かなりがんばっているのを、とても驚いてみてました。
えーい、なんでこんなに込んでいる!というのは、ブースが立て込みすぎ通路を削る、柱の影や建物の端、果ては会議室まで使ってブースをつくて押し込んだ(とはいえビックサイト東全部ですからとんでもなく広いんですよ)から、狭い通路に、そうでなくも沢山の人があふれたこともあるんでしょうね。ちなみにあまりにも迷路状態になっているのでこちらにも展示があります⇒という誘導があちこちにあり、これは驚きました。
ただ、微妙に異なる視点が気になるのは、特殊技術をもつ優良企業ですが、職工頭がきて、技術の売りを教えてくれるのは私はいいと思います。ただ中には朴訥な余り、完成品を使うための最適な条件を提示するというところにとどまってる企業も結構あるわけで、この技術が製品のどのようなところに使えば、どのような品質なり製品の付加価値向上に結びつくのか(意匠でも、機能でも、コストでも)というところまでの説明があまり見られなかったのが気がかりです。
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あとねえ、せっかく入場券をあちこちの会社から沢山送ってもらったのに、「入場券」を全部事務所に忘れて、やむなく入場料を払ったのはorz・・・・・・>私です。とほほ。

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» 機械要素技術展で。 [機械技術教育の実践と研究]
機械要素技術展に行ってきました。平日にもかかわらず大混雑でした。ねじ締結技術を中心に見てきました。お世話になっているサンコーさんもブースを出していました。椿本さんでちょうどほしかった歯付きベルトのカタログも入手。日刊工業新聞のブースでは、もちろん「機械要....... [続きを読む]

受信: 2008年6月28日 (土曜日) 07時07分

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